Addictive Drums 2は、最初にADpak(ドラムキット)を選んで買う音源です。
私はロック・ポップ・メタルの3つを選びましたが、使ってみると、出番には大きな差がつきました。
いちばん使うのはロックのFairfax Vol. 1で、次がポップのUnited Pop。
メタルのBlack Velvetは、正直あまり使っていません。
この記事では、3つそれぞれをどう使っているかと、これから選ぶ人に考えておいてほしいことを、持っている立場から順に書きます。
ADpakを選ぶ仕組み:最初のセットで3つ、あとから1つずつ足せる
Addictive Drums 2は、本体とADpakを組み合わせたCollectionという形で売られています。
XLN Audio公式によると、Custom CollectionではADpakを3つ、Custom XLでは6つ、Custom XXLでは10個選べます。
ADpakと一緒に、MIDIのパターン集(MIDIpak)と追加のピース(Kitpiece Pak)も同じ数だけ選べます。
最初のセットに入れなかったADpakも、あとから単体で買い足せます。
私が選んだのは、Custom Collectionの3つ分です。
選び方は単純で、おすすめに出ていたものの中から、いちばん使えそうなポップ・メタル・ロックを選びました。
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いちばん使うのはFairfax Vol. 1:キックとスネアが自分の好みに合っていた
3つの中で、いちばん使えるのがFairfax Vol. 1です。
理由は、バランスがよく、キックとスネアが最初から自分の好きな音になっているからです。

ボカロ曲では、ドラムはボーカルと同じくらい前に出てきます。
とくにキックとスネアは目立つので、そこが好きな音になっているFairfax Vol. 1に落ち着いています。
公式の説明では、ロックの名盤が数多く録られたスタジオ(Fairfax Recordings、旧Sound City)で収録されたキットです。
70年代のGretschのキットに、”The Terminator”と呼ばれるTamaのブラス製スネアなどが入っています。
音の雰囲気は、XLN Audio公式の紹介動画がわかりやすいです。
2番手はUnited Pop:すっきりした音のポップス向けのキット
Fairfax Vol. 1の次に出番が多いのが、ポップ向けのUnited Popです。

公式の説明では、ハリウッドのUnited Recordingで録った、Leedy & Ludwigのビンテージキットです。
「今のポップスに合う、すっきりした音」をうたっていて、スネアも2種類から選べます。
XLN Audio公式には、日本語タイトルの紹介動画もあります。
ほとんど使わないBlack Velvet:重たすぎて、曲に合わないことが多い
3つ目のBlack Velvetは、メタル向けのつもりで選んだキットです。
ただ、音が重くなりすぎてしまうので、使わないことが多いのが正直なところです。

公式の説明でも、DWの高級キットで「大きくて壮大な音」を狙ったキットとされています。
私が作るボカロ曲では、ここまでの迫力が必要な場面があまりありませんでした。
キットの良し悪しではなく、自分の作る曲との相性の問題だと思っています。
選ぶ前に考えておきたいこと:何の曲を作るか、今のドラムで何が足りているか
3つ使ってみて思うのは、あらかじめ調べて、どれを使うか目星をつけておいたほうがいいということです。
名前の響きやおすすめの順で選ぶと、私のBlack Velvetのように出番の少ないキットが出てきます。
まず考えたいのは、自分がどんな曲を作るのかです。
そのうえで、今持っているドラム音源で何が足りていて、何が足りないのかを整理しておくと、選ぶ3つがはっきりします。
私の場合は、先にXOを持っていて、そのあとにAddictive Drums 2を買いました。
XOはアナログ系のドラムに使い、生ドラムはAD2に任せるつもりで、使う前提で選んでいます。
もう1つ知っておきたいのが、ピースの入れ替えです。
AD2ではキックやスネアなどのピースを差し替えられますが、選べるのは自分が持っているキットの範囲だけです。

つまり、最初に選んだADpakが、そのまま使える部品の数になります。
3つの方向性がばらけているほど、あとで組み替えるときの幅も広がります。
今になって思うのは、ジャズやプログレのキットも最初に入れておけばよかった、ということです。
作りたい曲が決まっているなら、最初の3つにそのキットを入れておいてもいいと思います。
Addictive Drums 2全体の使い心地は、レビュー記事にまとめています。
Addictive Drums 2 レビュー|XOのリアル感に物足りなくなって買った、生ドラム系のメイン音源にしているボカロPの話
次に足したいのはModern Jazz BrushesとStudio Prog
今の3つでは、別の雰囲気の生ドラムが欲しいときに物足りなさを感じます。
ドラムの種類が増えると、それだけで作曲のやる気も上がるので、次のADpakは決めています。
1つ目はModern Jazz Brushesです。
エレクトロスイングのような曲で使いたいのですが、ジャズのブラシの音は手持ちの音源ではなかなか再現できません。
Modern Jazz Brushes ADpak を Plugin Boutique で見る →
2つ目はStudio Progです。
ファイナルファンタジーの植松伸夫さんのようなプログレ寄りの曲に挑戦するためのドラムとして、目を付けています。
Studio Prog ADpak を Plugin Boutique で見る →
どちらもまだ持っていないので、買い時の考えはそれぞれのページに分けました。
Modern Jazz Brushes ADpakのセールと買い時と、Studio Prog ADpakのセールと買い時です。
Addictive Drumsのシリーズは1年に何度もセールになるので、ブラックフライデーまで待たなくても、セールが来たときに買えばいいと考えています。
XLN Audioのセールの傾向は、XLN Audioのブラックフライデーの記事で振り返っています。
ADpakで種類を増やすのとは別に、本格的にドラムの質を上げたいならSuperior Drummer 3という選択肢もあります。
私がいちばんいいドラム音源だと思っている本命で、その話はSuperior Drummer 3が欲しい理由の記事に書きました。
まとめ:3つは「作る曲」と「手持ちに足りない音」から選ぶ
3つ持っている私の結論は、ADpakは名前やおすすめ順ではなく、自分が作る曲から逆算して選ぶのがいい、ということです。
私の場合、Fairfax Vol. 1とUnited Popは毎回のように使い、Black Velvetはほとんど出番がありませんでした。
持っていないジャンルの曲を作りたい、曲の幅を広げたいというときに、ADpakで種類を増やすのは役に立ちます。
いろいろな曲を作ることが、結局はレベルを上げる近道だと思うからです。
ドラム音源そのものをまだ持っていない人は、打ち込みドラム音源の選び方から読むと、AD2が自分に合うかどうか判断しやすいと思います。
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