サビに入ったのに、思ったほど曲が開けない。
Aメロ・Bメロからの流れのまま、なんとなくサビが始まってしまう。
そういうときに効くのが、サビの直前に入れる「盛り上げ」です。
私はサビ前の盛り上げを、ブレイクで作るか、ライザーで作るかのどちらかにすることが多いです。
この記事では、ボカロPの私がライザーをどう作っているかを書きます。
Splice の素材を貼るやり方と、ShaperBox 3 にもともと入っているライザーを使うやり方の2つです。
あわせて、音量で気をつけていることと、何度もやってしまった失敗もまとめました。
サビ前の盛り上げは「ブレイク」か「ライザー」で作る
サビ前の盛り上げ方には、大きく分けて2つの方向があります。
1つはブレイクで、サビの手前でいったん音を減らし、そこからサビで一気に戻す作り方です。
もう1つがライザーです。
ジャンルによってはビルドとも呼ばれる、だんだん音が上がっていく・広がっていく効果音で、サビに向かって期待をふくらませていきます。
私の場合、サビ前はこのどちらかで作ることがほとんどです。
ここから先は、ライザーのほうの作り方を書いていきます。
ライザーは、Splice の素材をそのまま貼ることが多い
ライザーを作るといっても、毎回ゼロから音を作っているわけではありません。
基本はプラグインと、Splice の素材をペタペタ貼ることで作っています。
Splice は、月額で使えるサンプル(音の素材)のサービスです。
ライザーのような効果音の素材もあるので、それをサビの手前に貼るだけで盛り上げの形ができます。
上は Splice 公式の、Splice の素材でアレンジを組み立てる動画です。
Splice の素材は、Logic の Quick Sampler で鳴らすときにも使っています。
そのやり方は Logic の Quick Sampler でボイスチョップを作る記事に書きました。
ShaperBox 3 にもともと入っているライザーで作る
もう1つよく使うのが、Cableguys の ShaperBox 3 です。
ShaperBox 3 には最初からライザーのプリセットが入っていて、私はこれでライザーを作ることが多いです。

プリセットの画面を開くと、MOTION の中に Builds と Risers という分類があります。
サビ前の盛り上げに使える形が、最初からまとまっているということです。
下の画面は、ライザーのプリセットの1つ「Vanilla Whoosh」を挿したところです。
4小節かけて、フィルターがだんだん開いていくカーブになっています。

上のタブを見ると、Noise・Filter・Comp の3つのシェイパーが組み合わさっているのが分かります。
ShaperBox 3 は、こうしたシェイパーを重ねて音に動きをつけるプラグインです。
上は Cableguys 公式の、ShaperBox 3 の使い方を25通り見せる動画です。
ライザーのほかに、ベースのダッキングのような使い方もできます。

ダッキングでの使い方は Logic のサイドチェインのやり方の記事でも触れています。
ShaperBox 3 を買ったときの話と、使っている機能は、レビューにまとめました。
ShaperBox 3 レビュー|セールで買ったEDM用の多機能モジュレーター、結局ベースのダッキングだけ使っているボカロPの話
ShaperBox 3 はセールでかなり下がることがある製品です。
セールの来かたと買い時は、ShaperBox 3 はブラックフライデーまで待つべきかの記事に書いています。

ShaperBox 3 Bundle を Plugin Boutique で見る → 🎁 この商品を Plugin Boutique で買うと、無料ギフトを1つ選べます:StereoSavage 2 Elements/Gorilla Drive/ChordAXE Lite/Melodyne 5 Essential ※9/29確認。ギフトは入れ替わります
ライザー用に1つ足すなら:W. A. Production の DJFX
ShaperBox 3 のようなプラグインを持っていない人向けに、ライザーのボタンがついたプラグインも1つ挙げておきます。
W. A. Production の DJFX です。

DJFX は DJ 向けのエフェクトをまとめたプラグインで、画面には SWEEP・BITGRIND・PUSH-CUT・RISER・REFLECT・ECHO の6つのボタンと、大きな FX つまみが並んでいます。
ボタンを選んでつまみを回すだけなので、ShaperBox 3 よりもずっと単純な作りです。
ただ、私は ShaperBox 3 で足りているので、DJFX は持っていません。
使った感想は書けないので、気になる人は公式の動画で音を確かめてみてください。
W. A. Production のほかの製品も含めたセールの時期は、W. A. Production のセールの記事にまとめています。
🔥 セール中 ¥1715(通常 ¥6950)〜10/31まで:W. A. Production DJFX を見る →
気をつけているのは音量と、ライザーのミュートの戻し忘れ
ライザーを入れるときに私が気をつけているのは、音量です。
小さくなりすぎないこと、大きくなりすぎないことの両方を見ています。
盛り上げのための音なので、ちょうどいい大きさに収めることを意識しています。
そしてもう1つは、何度もやってしまった失敗です。
バスを分けて複雑なルーティングにしていたとき、ライザーのトラックをミュートしたまま忘れて、メインに音が出ていなかったことが何度もありました。
一度だけではなく何度もやっているので、今はここにいちばん気をつけています。
まとめ:サビ前のライザーは、素材とプリセットで十分作れる
サビ前の盛り上げについて、私のやり方をまとめます。
- サビ前の盛り上げは、ブレイクかライザー(ビルド)のどちらかで作ることが多い
- ライザーは、Splice の素材を貼るのが基本
- ShaperBox 3 にもともと入っているライザーのプリセットもよく使う
- 音量は、小さすぎても大きすぎてもいけない
- 複雑なルーティングのときは、ライザーのミュートの戻し忘れに注意
ライザーは、毎回ゼロから作らなくても、素材とプリセットで十分に形になります。
まずは手元の素材をサビの手前に1つ貼って、曲の開け方がどう変わるか聞いてみてください。
ShaperBox 3 Bundle を Plugin Boutique で見る →
🔥 セール中 ¥1715(通常 ¥6950)〜10/31まで:W. A. Production DJFX を見る →







コメントを残す