初心者ボカロP向け 打ち込みドラム音源の選び方|おすすめ比較

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

打ち込みのドラム、結局どの音源を買えばいいのか迷う方も多いでしょう。

特に初心者ボカロPの方は。

 

ボカロ曲のドラムは、ほとんどが打ち込みです。

私もLogicでボカロ曲を作っていて、ドラムは純正のDrummer → XO → (生ドラムをやるときだけ)Addictive Drums 2、という感じで使ってきました。

 

ドラム音源は種類が多くて迷いますが、作る曲がどっち寄りかで選択肢はかなり絞れます。

この記事は、その考え方と比較表を先に置いて、初心者ボカロP向けに「で、どれを買えばいいか」に絞ったものです。

 

※価格・割引は2026年時点の目安です。最新は各公式サイトで確認してください。

 

先に結論:比較表

Logic純正 DrummerXO(XLN Audio)Addictive Drums 2(XLN Audio)Toontrack SD3 / EZD3 ※
価格の目安無料(Logic Pro付属)セール常連(要公式)セール常連(要公式)この中では高め。SD3が最上位、EZD3は控えめ
音の作り方ドラマーを選ぶとパターンを生成サンプルを「地図」から選んで1音ずつ組む生ドラムの録音をプリセットで鳴らす生ドラムの本格録音。マイク・ルームまで作り込める
得意な曲まず1曲を完成させる打ち込み・エレクトロ寄り(ボカロ曲の多く)生ドラムのバンド系(ロック・ポップス)生ドラムを本気で/リアルさ最優先
プリセットジャンル別ドラマーキット多数+自分のwavも読める実戦的なプリセットが多い大量。曲調から探せる
動作の重さ・容量軽い重い・容量大(特にSD3)
とっつきやすさかんたんふつうかんたんSD3はむずい/EZD3はかんたん
Plugin Boutique取扱いあり取扱いあり取扱いあり
こんな人にお金をかけたくない打ち込み中心のボカロP手早く「純正っぽさ」を抜きたい生ドラムに全振りしたい

※ Toontrack Superior Drummer 3 と EZdrummer 3 は、私は使っていません。買いたかったのですが見送りました(理由は後述)。

調べた評判とスペックの話として読んでください。

 

ざっくり言うと、Logicがあるなら純正のDrummerで打ち込みドラムは組めます

お金をかけたくないなら、まずはこれで十分です。

 

買い足しを考えるのは「曲に合う音を探すのに時間がかかる」、「1音ずつ詰めたいのにやりにくい」に変わってきたときかと思います。

もしくは無料音源しか持っていないか。

 

まず純正 Drummer で打ち込みドラムは組める

Logic純正のDrummer / Drum Machine Designer は、ジャンル別のドラマーを選ぶとパターンを作ってくれます。キットも最初から一通り入っていて、打ち込みドラムはこれでひととおり鳴らせます。

 

つまずいたのは、曲に合う音を探すところでした。

パターンは良いのに、キットを1個ずつ聴いて選ぶのがしんどい。

1音ずつのトーンの詰めもやりにくい。

 

Logic純正 Drum Machine Designer。パッドにキットが並び、マクロつまみで音を調整する

このあたりでどう停滞して、どう買い足したかはLogicの音源は純正で足りる?に詳しく書きました。

この記事は「で、結局どれを買えばいいか」に絞ります。

 

本命:XO(打ち込みのボカロ曲と相性がいい)

XO(XLN Audio)は、持っているドラムサンプルを全部読み込んで、似た音どうしを近くに並べた「地図」にしてくれる音源です。

キック・スネア・ハット系のスロットに、地図から点を選んで置くだけでキットができます。

 

打ち込み中心のボカロ曲だと、キックとスネアを1音ずつ吟味できるのが効きます。

抜けのいい低音を作りやすく、ミックスとも相性がいいと感じています。

フォルダに入れた自分のwavも取り込めます。

 

XLN Audio XO の SPACE 画面。サンプルの地図と、キック・スネア・ハットのキットスロット

XLN Audio はセールがしょっちゅうあります。

定価では買わず、セール時期に買うのがいいでしょう。

買い時の全体像はDTM ブラックフライデーの記事にまとめました。

 

ちなみにパターンもいくつか入っているので、それをそのまま使うのもよし。

midiではなく、XOで打ち込み、それをmidiとして移せるので最初は楽でした。後述のADのように、複雑ではないのがいいです。ただ、スロットが8しかないので、スネアのリムショットのクローズドとオープンをやると2つ埋まってしまうのが弱点。基本アナログ系で音かずが少ない時かなと思います。

逆にテンプレートはキック2ですが、私はキック1でほぼ十分。キック2レイヤーはあまり好きじゃないので、キックが2もいらないだろうと思っております。

 

参考(公式):XLN Audio「Generate infinite beats with XO」

 

手早く生ドラムに寄せる:Addictive Drums 2

Addictive Drums 2(XLN Audio)は、生ドラムの録音を鳴らす音源です。

プリセットが実戦的で、読み込んで叩かせるだけでそれなりに聞ける音になります。

いちばん手早く「純正っぽさ」から抜けたいならこれですね。

 

Addictive Drums 2 の EXPLORE 画面。キットの写真と Room・Overhead・Hihat・Snare・Kick のレベルつまみ

 

私はボカロ曲だと XO のほうが出番が多いですが、ロックやポップスっぽい生ドラムを入れたいときは Addictive Drums 2 を使っています。

 

この2つの使い分けは初心者が最初に変えるべき音源はドラムとベースにも書きました。

 

XO と同じく XLN なので、こちらもセール常連です。

それを知らずに定価で買ったので、ちょっとキレています。マジで損なので注意ですね。

 

参考(公式):XLN Audio「This is Addictive Drums 2」

 

憧れだけど見送った:Toontrack Superior Drummer 3 と EZdrummer 3

生ドラムの音源というと、行き着く先が Toontrack です。

私はどちらも買いたかったのですが、見送りました

すでにドラム音源が複数あって、これ以上増やしても使いこなせないと思ったからです。

 

Superior Drummer 3:音は一番リアル。ただし重い・むずい・高い

 

SD3 は、この記事で挙げた中で音のリアルさは頭ひとつ抜けているという評判です。

マイクの本数やルームの鳴りまで作り込めて、ミックスもプラグイン内で完結できます。

多くのボカロPもここに行き着きます。

 

引っかかったのは3点です。容量が大きくて動作が重い、機能が多くて最初はどこを触ればいいか分からない、そしてこの中では一番高い(ライブラリ込みだと数万円)。

1曲を仕上げるのに、初心者がここから始める必要はないと感じました。

私はいつもAddictive Drums 2に不満があるので、SD3狙っています。ただ高い。ソニコンで勝てたらこれが欲しかったのですがね。

 

参考(公式):Toontrack「Superior Drummer 3: Introduction video」

 

EZdrummer 3:SD3 の軽い・簡単な版

EZdrummer 3 は SD3 の軽くて分かりやすい版です。

曲調を選ぶとパターンとキットを提案してくれて、生ドラムを手早く形にできます。

汎用性が高く、私も好きな音です。

 

ただ、私の場合はすでに Addictive Drums 2 があって、そこから大きくは変わらないと感じたので買っていません。

生ドラム音源を1本も持っていない人が最初に買うなら、Addictive Drums 2 か EZdrummer 3 の好きなほう、という位置づけです。

あまりAddictive Drums 2のドラムパターンが好きじゃなく、EZdrummer 3の方が評判がいいので、パターンをそのまま使うのならEZdrummer 3でいいのではないかと思いますね。

 

Toontrack もセールが回るので、本気で生ドラムをやると決めたら、ブラックフライデーなどのタイミングでいいかと。

 

参考(公式):Toontrack「EZdrummer 3」

 

特殊な音を詰めたいなら:Battery 4

Battery 4(Native Instruments)は、パッドに好きな音を貼って自分のキットを組むサンプラーです。

変わったドラムや独自の質感を狙うとき向きで、KOMPLETE にも含まれています。

打ち込みドラムの「普通の1本目」としては、上の3つのほうが早いです。

 

私は結構早めに買いましたが、XOと逆でスロットがめちゃくちゃ多いです。C1からB4までスロットになります。

 

また808の八百屋系はベース風にキックが伸びるのですが、Battery4は音程をスロットに追随できます。

つまり、C1の音をキックで出したいときはC1、B1を鳴らしたい時はB1とできるため、808系は重宝しますね。まあ、それで再生数が伸びるわけではないので、自己満といえば自己満ですが。

ただ、ベースの音とキックの音を揃えることができるので、こだわる時はこだわれます。

 

参考(公式):Native Instruments「KOMPLETE TruTorials: Easy Riser with BATTERY 4」

 

無料で始めるなら

Logicを持っていない人や、まず無料で試したい人向けに。

  • Logic純正 Drummer(Logic Pro付属)… Logicがあるなら、まずこれで十分です。
  • Steven Slate Drums 5 Free(SSD5 Free)(無料)… 生ドラムの無料版。1キットだけですが音は実用的。
  • MT Power Drum Kit 2(無料)… ロック・ポップス向けの無料ドラム。パターンも入っています。

 

ただ、Logicを持っているなら純正 Drummer のほうがキットもパターンも多いので、無料を探すより純正でいいと思います。

 

いま初心者ボカロPに聞かれたら

  • Logicを持っているなら、まず純正のDrummerで打ち込みドラムは組めます。お金をかけたくないならこれで十分です。
  • 打ち込み中心のボカロ曲 → XO(1音ずつ吟味できる・ミックスと相性がいい・XLNはセール多め)。
  • 生ドラムのバンド系を手早く → Addictive Drums 2
  • 生ドラムに全振りしたい/音のリアルさ最優先 → Superior Drummer 3(重い・むずい・高いのは覚悟)。その軽い版が EZdrummer 3
  • 変わった音・音作りそのものを詰めたい → Battery 4
  • 純正でどう停滞して、どう買い足したかの詳しい話はLogicの音源は純正で足りる?、予算の配分は最初に変えるべき音源はドラムとベース、総合音源(KOMPLETE)の考え方は音源は最初からKOMPLETEでよかったに書いています。

 

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