曲の音圧をもう少し上げたい、でもマキシマイザーを強くかけると音がつぶれてしまう。
そんなときに名前を見かけやすいのが、SonnoxのOxford Inflatorです。
Plugin Boutiqueでは、Oxford InflatorとOxford Limiterを組み合わせたProducer Power Bundleが、何度も大きく値下がりしています。
私もInflatorのことは知っていて、値段が下がっているのをよく見かけていました。
ただ、持ってはいません。
今は音圧上げをiZotope Ozoneに任せているボカロPとして、このセットをどう見ているかを書きます。
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今は買い時か:値下がりは大きいけれど、私は今回見送る
結論から言うと、私は今回は買いません。
いちばんの理由は値段で、1万円前後でも、今の私にはまだ高く感じます。
音を大きくする作業そのものは、今使っているOzoneで足りています。
最後の音割れを防ぐのも、リミッターが1つあれば十分だと考えています。

Sonnoxの製品は、以前に1回ほど使ったことがあります。
そのときは、正直あまり違いを実感できませんでした。
それでもInflatorが気になっているのは、Ozoneとは別の「アナログっぽさ」を足せそうだからです。
Producer Power Bundleはどんなセットか
Producer Power Bundleは、SonnoxのOxford InflatorとOxford Limiterの2つをまとめた、Plugin Boutique限定のバンドルです。

Oxford Inflatorは、ダイナミクスをつぶさずに、音の大きさの感じと厚みを足すためのプラグインです。
Sonnox公式の説明では、Effectでかかる量を、Curveで倍音の性格を決めます。
1つのトラックにも、バスにも、2mix全体にも使えるとされています。
Oxford Limiterは、ピークを抑えながら音圧を上げるためのリミッターです。
Plugin Boutiqueの製品説明によると、次のような機能があります。
- 音の大きさの感じを上げるEnhance
- 実際の波形のピークを表示するReconメーター
- トゥルーピーク(ITU-R BS.1770-4)に合わせて、音量を保ったまま行き過ぎを直すAuto Comp
- 24bitと16bitの書き出し用のディザと、4種類のノイズシェーピング
MacはmacOS 10.12以降で、Apple Siliconにも対応しています。
形式はAAX・AU・VST3で、Logic ProではAUで使えます。
認証はiLokで、USBのiLokか、ネットにつないで使うiLok Cloudのどちらかが必要です。
公式動画を見た印象:簡単に、アナログっぽい形にできそう
Inflatorの公式の紹介動画を見て、まず思ったのは「これは簡単にできそうだ」ということでした。
つまみの数が少なく、大きく動かすのはEffectとCurveくらいです。
それだけで、音をアナログっぽい形に寄せられそうだと感じました。
私が欲しいのは「アナログ感」:手持ちのISA Oneの代わりとして
実は私は、FocusriteのマイクプリアンプISA Oneを持っています。
アナログ感は、本当はこういう機材をインサートでつないで出したいと思っています。
ただ、今の環境では、オーディオインターンフェースの限界性能で、使えていません。

そのアナログ機材の代わりになるものとして、以前からInflatorのことは知っていました。
アナログのような色を音に足したいときには、Inflatorはありだと思います。
ISA Oneとオーディオインターフェースの話は、Scarlett 2i2のレビューに書いています。
一方で、音を大きくする役目だけなら、私はOzoneで足りています。
Inflatorを買うとしたら「音圧」のためではなく、「色」のためになりそうです。

音圧をどう上げているか、マキシマイザーまわりの考えはこちらにまとめています。
どんな人に向くか:アナログ系のサチュレーションを持っていない人
いちばん向いているのは、アナログ系のサチュレーションをまだ持っていない人だと思います。
アナログ風の色を出せる専用のものは、私もまだ持っていません。
そういう人がアナログ感を足したいなら、このセットはおすすめできます。
すでにサチュレーションを持っている人でも、Inflatorでアナログ風の色を出すことはできるはずです。
音を大きくするのが目的なら、まずはLogic純正のLimiterで十分です。

サチュレーション全体の使い分けはサチュレーションのおすすめに、Ozoneを使ってきた話はiZotope Ozone レビューに書いています。
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2026年は1月・4月・9月と、数か月おきに85%以上の値下げが来ています。
1月と4月は88%オフの$49で、9月からの85%オフより少し安くなっていました。
まとめ:アナログの色が欲しい人には候補、音圧だけならOzoneや純正で足りる
Producer Power Bundleは、音に厚みとアナログっぽさを足すInflatorと、仕上げのLimiterを組み合わせたセットです。
値下がりの幅は大きく、数か月おきに85〜88%オフになっています。
私自身は、音圧はOzoneで足りていて、1万円前後でもまだ高く感じるので、今回は見送ります。
それでも、アナログ系のサチュレーションを持っていなくて、アナログ感を足したい人には向いていると思います。
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