Steven Slate Drums 5は、生ドラムの音源をまだ1本も持っていない人なら、候補に入れていいドラム音源です。
一方で、Addictive Drums 2(AD2)をすでに使っている私は、足すならSuperior Drummer 3を待つと決めました。
実は、Steven Slate Drumsという名前は、今回はじめて知りました。
公式の動画を聴いて、どこに惹かれて、どこで「私には今じゃない」と感じたのかを書いていきます。
Steven Slate Drums 5(SSD5)は、生ドラムの音を打ち込みで鳴らすためのドラム音源です。
キックやスネアを1つずつ録った音が入っていて、ピアノロールにノートを置くと、その楽器が実際に叩かれたように鳴ります。
Steven Slate Drums 5 を Plugin Boutique で見る →
Steven Slate Drums 5はどんなドラム音源か
Plugin Boutiqueの説明によると、SSD5には148個のキットのプリセットと、2,400以上のMIDIのグルーヴ(ドラムの演奏パターン)が入っています。
楽器の数は、スネアが135、キックが112、タムが58と、ひとつひとつの選択肢がかなり多めです。
今の版はSSD 5.5で、新しいキットやサンプルが足されています。

画面の下にキットの写真が並び、上でキックやスネアの音量・音程・マイクごとの鳴り方を調整する作りです。
ロックやメタルの印象が強いメーカーですが、ジャズ・ファンク・インディー・レゲエ向けのキットも入っています。
ほかにも、次のような特徴があります。
- アナログ機材を通したサンプルと、通していない素のサンプルの両方が入っている
- 2インチのテープに録ったサンプルもある
- 他社のサンプルや、MIDIのグルーヴを読み込んで使える
- Macでは AU・VST2・AAX で動き、認証は Machine ID か iLok
公式サイトでは、Apple Siliconへの対応と、グルーヴを作るGroove AIが入っていることも案内されています。
買い切りのほかに、月$9.99の「Rent to Own」というプランも用意されています。
中身の音は、公式の紹介動画がいちばん分かりやすいです。
公式の動画を聴いた印象:迫力はあるけれど、少しヴィンテージ寄り
動画を聴いて、まず迫力のある音だと感じました。
ただ、全体にヴィンテージ感があって、私にはあまりモダンな音には聞こえませんでした。
少し古そうな音、という印象です。
ちなみにPlugin Boutiqueの説明には、先ほどのとおり、アナログ機材を通したサンプルや、テープに録ったサンプルが入っているとあります。
SSD5が出たときの公式の動画も、あわせて貼っておきます。
ボカロ曲でも、ロック系の曲は私もたくさん作ります。
なので、こういう迫力のあるドラムを使う場面そのものは、かなり多いです。
Addictive Drums 2を持っている私が、SSD5を足さない理由
私がいま生ドラムに使っているのは、XLN AudioのAddictive Drums 2です。

AD2だけで作っていると、別の生ドラムの音が欲しくなるときがあります。
ドラムはボーカルと同じくらい目立つので、キットの種類が増えると、それだけで作るのが楽しくなるからです。
それでもSSD5を足さないのは、動画を聴いた限り、AD2とそこまで変わらない印象を受けたからです。
同じくらいのことができる音源をもう1本買うなら、そのお金は、ひとつ上の音源に回したいと考えました。
これはあくまで、動画を聴いた私の印象です。
実際に並べて比べたわけではないので、気になる人は公式の動画で聴き比べてみてください。
AD2をどう使っているかは、Addictive Drums 2のレビューにまとめています。
足すなら、Superior Drummer 3を選ぶ
次に生ドラムの音源を足すなら、本命はToontrackのSuperior Drummer 3です。
性能では、こちらの方が上だと思っています。

価格は高いのですが、これがあれば生ドラムは全部そろうと思える音源です。
もうひとつ、AD2ではキックの音が作りにくいと感じていて、そこもSuperior Drummer 3に期待しているところです。

AD2でもキックのEDIT画面で音程や鳴り方は変えられますが、それでも思った音が作りにくいと感じています。
Superior Drummer 3の音は、公式の紹介動画で聴けます。
Superior Drummer 3を待ちながら、AD2の拡張でどうつないでいるかは、こちらに書いています。
Superior Drummer 3が欲しいボカロPの話|本命はこれだけ、それまではAddictive Drums 2の拡張でつなぐ
同じSteven SlateのTRIGGER 2は、打ち込みだけなら後回しでいい
Steven Slate Drumsからは、TRIGGER 2というプラグインも出ています。
名前が並んで出てくるので、ドラム音源の仲間に見えるかもしれません。

TRIGGER 2は、録音したドラムのキック・スネア・タムを、別のサンプルに置き換えたり、重ねたりするためのプラグインです。
生のドラムを録った音が手元にあって、はじめて役に立つ道具です。
ボカロ曲のドラムをすべて打ち込みで作るなら、置き換える元の録音がありません。
その場合は、まずSSD5やAD2のようなドラム音源を選ぶ方が先になります。
Steven Slate Drums 5が向いている人
SSD5が合うのは、生ドラムの音源をまだ持っていなくて、公式の動画を聴いて音が気に入った人だと思います。

私も、AD2を持っていなければ、SSD5は選択肢に入っていたと思います。
最初のドラム音源を選んでいたころは、この名前を知らなかったので、比べる候補に上がらなかっただけです。
ほかの生ドラム音源と並べて選びたい人は、ドラム音源のおすすめも参考にしてください。
セールでどこまで下がるかを見て決めたいなら、ドラム音源のセールの記事にXLNとToontrackの値動きをまとめています。
まとめ:1本目なら候補、2本目ならもう一段上を
Steven Slate Drums 5は、148のキットと2,400以上のグルーヴが入った、迫力のある生ドラム音源です。
公式の動画を聴いた私の印象では、音は少しヴィンテージ寄りでした。
すでにAD2のようなドラム音源を持っているなら、同じくらいの音源を増やすより、Superior Drummer 3のような一段上を待つのが私の選び方です。
まだ1本も持っていなくて、SSD5の音が好みなら、最初の1本として十分に考えていいと思います。
生ドラムの音源をまだ持っていなくて、SSD5の迫力のある音が気に入った人に。
Steven Slate Drums 5 を Plugin Boutique で見る →
すでにドラム音源があって、次は生ドラムを全部そろえる1本が欲しい人に。
Superior Drummer 3(Toontrack公式サイト) →







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