Moog のエフェクトを、8種類の中から好きな2つだけ選んで買えるとしたら、どれを選ぶか。
Moogerfooger Pick 2 Software Bundle は、そういう買い方ができるバンドルです。
先に結論を書くと、私は今の値段なら買わないと決めました。
Moog の音が特別好きというわけではないからです。
ただ、公式の動画を見ると、シンセでよく聞くあの揺れた音は作れそうだと感じました。
もし2つ選ぶなら、私はフィルターとフェイザーにします。

Moog Moogerfooger Pick 2 Software Bundle を Plugin Boutique で見る →
Moogerfooger Pick 2 は、Moog のペダル8種類から2つを選ぶバンドル
Moogerfooger は、Moog が1990年代の終わりから2000年代にかけて出していたエフェクトペダルのシリーズです。
ギターや歌、シンセの音を通して、フィルターやディレイで音の形を変えるための箱でした。
そのペダルを、DAW で使えるプラグインにしたのが Moogerfooger Effects Plug-ins です。
Pick 2 は、その中から好きな2つを選び、買ったあとに Moog のサイトで組み合わせを決める形になっています。

選べるのは、次の8つです(Plugin Boutique の製品ページの一覧より)。
- MF-101S Lowpass Filter:Moog のシンセと同じ系統のラダーフィルターに、音の大きさでフィルターを動かす仕組みが付いたもの
- MF-102S Ring Modulator:発振器と LFO で、やわらかいトレモロから金属的な響きまで作るもの
- MF-103S 12-Stage Phaser:LFO 付きのフェイザーで、音をうねらせるもの
- MF-104S Analog Delay:太く温かい音のアナログディレイ
- MF-105S MuRF:いくつものフィルターをパターンで動かし、音にリズムのある動きを付けるもの
- MF-107S Freqbox:発振器の音を混ぜて、荒く濁った音にするもの
- MF-108S Cluster Flux:コーラス・フランジャー・ビブラートを行き来できるもの
- MF-109S Saturator:歪みからサチュレーション、なめらかなコンプまでかけられるもの
もとのペダルを再現した7つに、新しく作られた MF-109S が加わって8つになっています。
動作は Mac(macOS 11.7 以降・Intel/Apple Silicon)と Windows で、AU・VST3・AAX に対応しているので、Logic でも使えます。
ペダル同士をつないで動かし合えるのが、ほかのエフェクトとの違い
もとのペダルは、ケーブルでつなぐと、1台の動きでもう1台のつまみを動かせました。
プラグイン版もこれを再現していて、DAW の別のトラックに挿した Moogerfooger 同士で、つまみを動かし合えます(Plugin Boutique の製品説明より)。

画面の上に並んでいるジャックが、そのつなぎ口です。
公式の動画では、ジャックにケーブルを挿して、別のペダルの音を揺らす様子が見られます。
公式の動画で、Moog らしさを感じたのは揺れの部分
Moog という名前は知っていましたが、Moogerfooger というシリーズのことは、ほとんど知りませんでした。
動画を見て、Moog らしさをかなり感じたのは、LFO・フィルター・フェイザーの音です。
似たタイプのシンセを持っているので、聞いていて「そう、こういう音だよな」と思いました。
Moog の特徴はシンセの音の揺れにある、と私は思っていて、その揺れた感じはちゃんと出ています。
ただ、これは公式の動画を見た印象です。
私は Moogerfooger を使ったことはありません。
2つ選ぶなら、MF-101S と MF-103S
もし選ぶなら、私はローパスフィルターの MF-101S と、フェイザーの MF-103S にします。
動画で一番 Moog っぽいと感じたのが、この2つだったからです。

MF-101S は、音の明るさを削ったり、癖のある響きを足したりするフィルターです。
右側のつまみで削り方を決め、左側の ENVELOPE で、入ってくる音の大きさに合わせてフィルターが開くようにできます。
MF-103S は、音をうねらせるフェイザーで、6段と12段を切り替えられます。
うねりの速さは左側の LFO で決めます。

単体を2つ買うより安い、それでも私は買わない
Moogerfooger は、1つずつでも買えます。
ただ、2つ欲しいなら、単体を2つ買うより Pick 2 のほうが安く済む値段です。
4つ選べる Pick 4 と、8つ全部が入ったバンドルもあります。
数が増えるほど、1つあたりは安くなります。
それでも私は、この値段で2つなら要らないと判断しました。
Moog の音が特別好きというわけではないので、2つのためにそこまで払う気にはなれません。
一方で、シンセでよく聞く揺れた音は作れそうです。
Moog の音が好きな人なら、まず2つだけ選んで試せるのは、ちょうどいい買い方だと思います。
なお MF-109S は、Plugin Boutique の購入特典に選ばれていた月もありました(10月の購入特典を調べた記事)。
ボカロ曲なら、シンセのトラックに挿して試したい
使うとしたら、私はシンセのトラックに挿します。
歌声に通しても面白いかもしれませんが、どんな音になるかは想像がつかず、できたらいいな、くらいの気持ちです。
ボカロ曲には、実験音楽のような部分もあります。
変わった音を探しているなら、2つ選んで試してみるのはありだと思います。
Moog のシンセそのものの音を DAW で鳴らしたいなら、こちらで調べています。
Minimoog(UADx)のセールはいつ?過去の値動きと買い時|Pigmentsで昔のシンセの音を出しているボカロPが見送る理由
まとめ:Moog の揺れが好きなら、2つから試せる
Moogerfooger Pick 2 は、Moog のエフェクトペダルを再現したプラグイン8種類から、好きな2つを選べるバンドルです。 Moog が特別好きではない私は、今の値段なら買いません。
選ぶなら、Moog らしい揺れを感じたフィルターの MF-101S と、フェイザーの MF-103S です。
シンセの音をうねらせたい人や、ボカロ曲で変わった音を試したい人には、2つから始められるのが良いところだと思います。
Moog のフィルターやフェイザーの揺れを、2つだけ試してみたい人に。
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