ボカロの声に最初に挿すコンプは、いつも光学式(オプト)のかかり方にしています。
使っているのは FabFilter のコンプ、Pro-C のオプトのモードです。
そんな私が、UVI の OPAL という光学式のコンプを、公式の情報と動画で調べました。
先に結論を書くと、ゆっくりかかる光学式は歌声に合うと思いますが、Pro-C のオプトで足りているので、私は OPAL を足しません。
UVI OPAL を Plugin Boutique で見る →
OPAL はどんなコンプか
コンプ(コンプレッサー)は、大きすぎる音を抑えて、音量の差を縮める道具です。
その中でも光学式は、音の大きさを光に変えて読み取る部品でかけるタイプで、ゆっくり、なめらかにかかるのが持ち味です。
OPAL は、その光学式のコンプをプラグインで再現したものです。
UVI 公式によると、光学式の名機に使われている T4 という部品の動きを、物理モデリング(回路の動きを計算で再現するやり方)で作り込んでいます。

基本の操作は、左の PEAK REDUCTION で潰す量を、右の MAKE-UP GAIN で下がった音量を戻す、というシンプルな形です。
右上の MIX で、元の音と混ぜる量も決められます。
公式の紹介動画で、画面と音の変わり方をまとめて見られます。
7台の光学式コンプと、今どきの機能
OPAL の目玉は、世界のスタジオから集めた7台の光学式コンプを測って、1本に入れたことです(UVI 公式)。
画面の上の MODEL から、LAX・SFO・PAR・DTW・NYC(2種類)・LON の7つを選べます。

一覧には、モデルごとの圧縮のかかり方と、かかり始め(アタック)・戻り(リリース)の形がグラフで出ます。
モデル名には、Swift(すばやい)や Vintage(古い感じ)といった添え書きも付いています。

今どきの機能として、光学セルの反応の速さを変える RESPONSIVENESS、真空管の歪みを足す TUBE SIMULATION と DRIVE があります。
ほかに、外から別の音を入れてかかり方を決めるサイドチェーンや、COMPRESSOR/LIMITER の切り替えもあります(UVI 公式)。
MID PRESENCE と TREBLE は、公式が「周波数特性の補正」と呼んでいる部分で、かけたあとの音の明るさを整えるためのものです。
体験版は3日間で、UVI Portal と UVI のアカウントが要ります。
公式動画を見た感想:緩やかなのに、前に出る音
動画を見て感じたのは、比較的緩やかにかかる中で、前に出るような音だということでした。
そのうえで、結構しっかりかかっている印象も受けました。
いろいろな音に挿した例は、こちらの公式動画で聴けます。
ボカロの声に挿すなら:一つ目のコンプに光学式
ゆっくりかかる光学式のコンプは、歌声に合うと思います。
私も、ボカロの声には、一つ目のコンプとしてオプトのかかり方を使っています。

これが、私が声の最初に挿している Pro-C で、スタイルを Opto にしています。
最初のオプトでは、8dB くらい潰すのが基本です。
OPAL も、この一つ目のコンプの役に合うタイプだと思います。
一方で、強めにかけたいドラムやベースには、1176 系のコンプを使い、ボーカルにはかけていません。
1176 系の使い方は、Logic の Vintage FET の記事にまとめています。
Pro-C がある今、光学式を足すか
私は、光学式のコンプを足したいとは思いません。
ボーカルには、もう Pro-C のオプトをかけているので、そんなにいらないかな、というのが正直なところです。
7台のモデルを選べるのは、OPAL ならではです。
ただ、私の使い方だと、Pro-C のオプトから乗り換えるほどのメリットは感じませんでした。
Pro-C を使っている理由は、Pro-C のレビューに書いています。
光学式の名機 LA-2A の型を、同じく Pro-C のオプトと比べて考えたのが、こちらの記事です。
UAD LA-2A Leveler Collectionのセールはいつ?LA-3Aとの違いと買い時|FabFilterのオプトで足りているボカロPの見方
今の値段で買うか
今の値段なら、私はいりません。
理由は、ここまで書いたとおり、声の最初の一段はもう Pro-C のオプトで足りているからです。
私が使っている Pro-C のセールの来かたは、Pro-C 3 のセールの記事にまとめています。
過去のセール
- 2025年11月(11月23日まで):UVI の Extraordinary November のセールで対象(Rekkerd)
- 2026年10月末(11月1日まで):Plugin Boutique で¥5,353(通常¥17,450・69%オフ)

UVI のほかの製品のセールは、UVI のセールの記事にまとめています。
まとめ
OPAL は、7台の光学式コンプを1本で選べる、UVI のコンプです。
公式動画では、緩やかにかかりながらも前に出る、しっかりした音に感じました。
ゆっくりかかる光学式は、ボカロの声の一つ目のコンプに合うと思います。
ただ、私は Pro-C のオプトで足りているので、OPAL は足しません。
声の最初の一段に、光学式のコンプを1本足したい人に。
UVI OPAL を Plugin Boutique で見る →
オプトを含めて、かかり方を1本で切り替えたい人に。
FabFilter Pro-C 3 を Plugin Boutique で見る →






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