NI FM8は要る?|無料のDexedで曲を作っているボカロPが「物足りなくなってから」でいいと考える理由

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無料の Dexed で足りているうちは、FM8 を買わなくていいと私は考えています。

FM8 のことは、今回調べるまで知りませんでした。

 

私はアナログな曲を作るとき、FM の音を Dexed で鳴らしています。

公式の動画を見ると、音作りの操作は Dexed より楽そうでした。

 

それでも ¥17,250 は、Dexed がある私には高いと感じています。

この記事では、FM8 がどんなシンセかと、私が Dexed で困っていること、どんな人なら FM8 を選ぶ価値があるかを書きます。

 

FM8 を Plugin Boutique で見る →

 

FM8 はどんなシンセか

FM8 は、Native Instruments(NI)が出している FM シンセです。

FM シンセは、ある音で別の音の高さを細かく揺らして、新しい響きを作る仕組みのシンセです。

 

キラッとしたエレピ、ベル、金属っぽい音、硬めのベースが得意で、80年代のヤマハ DX7 で広まりました。

FM8 はその仕組みをパソコンの中で使いやすく作り直したもので、最初の版は2007年に出ています。

 

Plugin BoutiqueのFM8の製品ページ(2026年10月24日時点で¥17,250)

 

公式によると、プリセット(すぐ使える音色)は 1,000 前後入っています。

NI の見出しでは960、説明文では1200以上と書かれていて、数え方で差があるようです。

 

DX7 など、昔のヤマハの FM 音源の音色データを読み込めるのも特徴です。

Mac は macOS 13〜15 で、Apple Silicon にもそのまま対応しています。

 

単品のほかに、KOMPLETE 26 Standard にも入っています。

KOMPLETE を買うかどうか迷っている人は、KOMPLETE 26 のセールの記事で中身の違いを見てからでも遅くありません。

 

私は Dexed をアナログな曲で使っている

Dexed は、DX7 をもとにした無料の FM シンセです。

私はアナログな曲を作るとき、曲の全体にわたって Dexed を使っています。

 

LogicでDexedを開いた画面。6つのオペレーターのつまみが1画面に並んでいる

 

使っていて困っているのは、プリセット音源を探すのがとても大変なことです。

 

欲しい音に近いものを、いちいち探していくのがとにかく面倒です。

もう少し早く検索できれば、と毎回思っています。

 

公式の動画で見た FM8 は、音作りが楽そう

NI 公式の、はじめての人向けの使い方の動画です。

 

 

見た印象では、パラメーターの扱いは Dexed より楽になっている気がしました。

FM8 では、音同士のつながりと揺らす量を、1枚の表(FM マトリクス)でまとめて見られます。

 

FM8のFMマトリクス。オペレーター同士のつながりと変調の量を1枚の表で見られる

 

さらに、4つの音色を四隅に置いて、その間をハンドルで動かしながら混ぜる画面もあります。

FM の細かい数字を触らなくても、音を変えていけるのは Dexed に無いところです。

 

FM8のモーフ画面。四隅の4つの音色の間をハンドルで行き来して音を混ぜる

 

大事なのは、プリセットを早く探せるか

ただ、動画でちらっと見えたカートリッジ(DX7 の音色データ)の読み込みは、探しやすいようには見えませんでした。

Dexed でいちばん困っているのがプリセット探しなので、私にとって検索が大変かどうかは重要です。

 

公式の説明を見ると、FM8 のブラウザーは種類(Type)・細かい種類(SubType)・弾き方(Mode)の列でプリセットを絞り込めます。

公式の説明にも「探せばすぐ見つかる」と書かれていて、最初から入っている音色は種類から探していけるようです。

 

FM8のブラウザー画面。種類(Type)・細かい種類(SubType)・弾き方(Mode)の列でプリセットを絞り込む

 

一方で、外から読み込んだカートリッジの音色まで同じように絞り込めるかは、公式の説明からは分かりませんでした。

FM8 はインストール後、有効にするまでデモモードで動くので、気になる人は買う前にブラウザーを触って確かめるのが確実です。

 

¥17,250 は、Dexed がある私には高い

正直に言うと、1万7000円は高いと感じています。

Dexed があれば、私には FM8 は要りません。

 

一方で、Dexed で物足りなさを感じている人や、より新しい音源として FM の音を使いたい人には、買う価値があると思います。

基本は無料の Dexed から始めて、物足りない所が出てきたら FM8 を考える、という順番で十分です。

 

ほかのシンセも含めて選びたい人は、こちらにまとめています。

初心者ボカロPのシンセおすすめ|Logic純正Alchemyが分からなかった私がPigmentsに落ち着き、次はAvenger 2を狙う話

 

過去のセール

FM8 は、Plugin Boutique で大きく下がったことが何度かあります。

  • 2022年8月2日:Plugin Boutique で $10(91%オフ)(Synth Anatomy)
  • 2024年1月14日:Plugin Boutique で £10(1月15日まで)(MusicTech)

 

NI 全体のセールの時期は、Native Instruments のブラックフライデーの記事にまとめています。

 

まとめ:まずは Dexed、物足りなくなったら FM8

FM8 は、Dexed と同じ FM の音を、より楽な操作とプリセットの絞り込みで扱えるシンセです。

ただ、Dexed で足りている私には、¥17,250 を払うほどの理由はまだありません。

 

これから FM の音を試すなら、まずは無料の Dexed で十分です。

使い込んで物足りない所が出てきたときに、FM8 を候補に入れてみてください。

 

Dexed で物足りなくなった人や、新しい FM の音源が欲しい人に。

FM8 を Plugin Boutique で見る →

 

FM の音をまず無料で試したい人に。

Dexed(公式サイト・無料) →

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