サビ前の盛り上げは、Splice の素材を貼るか、ShaperBox 3 に最初から入っているライザーで作っています。
ライザーの数は、今のところ足りています。
むしろ困っているのは、曲の途中が単調に聞こえてしまうことです。
音を動かす道具が少なく、思ったような動きが作れないことがあります。
そんなときに見つけたのが、Baby Audio の Transit 2 です。
盛り上げを作るプラグインとして紹介されることが多い製品ですが、私は普段から挿しておくエフェクトとして使えるかという目で見ています。
この記事では、Transit 2 の中身、過去のセールの値段、そしてまだ持っていない私が「この値段なら買ってもいい」と考えている理由をまとめます。
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Transit 2 は、つまみ1つで複数のエフェクトをまとめて動かすプラグイン
Transit 2 は、Baby Audio が音楽プロデューサーの Andrew Huang と一緒に作ったエフェクトです。
フィルター、リバーブ、ディレイ、コンプなど、28種類のエフェクトを並べて、それをまとめて動かせます。

左上の大きな Macro つまみを回すと、並べたエフェクトが一緒に動きます。
このつまみ1つをオートメーションで動かすだけで、サビ前の盛り上げのような大きな変化が作れる、という作りです。
Plugin Boutique の説明では、ふつうは何本ものトラックとプラグイン、たくさんのオートメーションで作る場面の切り替えを、1本のプラグインとつまみ1つにまとめた、と紹介されています。
プリセットも400以上入っているので、最初は選ぶだけでも試せます。
私は、Transit という名前を今回のセールで初めて知りました。
ただ、画面がとても分かりやすく、少し可愛らしい作りなのが、私はかなり好きです。
28種類のエフェクトと、6つの動かし方
エフェクトは、2になって10種類増え、全部で28種類になりました。
フィルター、リバーブ、ディレイ、ビットクラッシャー、フェイザー、フランジャー、ピッチシフトなどの定番に加えて、上がっていく音を作るためのオシレーターやノイズも入っています。
私が特に気になったのは、OTT が入っていることと、フィルターの種類が多いことです。
OTT は、低い音・中くらいの音・高い音に分けてかけるマルチバンドのコンプで、音を派手に前へ出したいときによく使われます。

エフェクトをどう動かすかは、6つのモードから選びます。
- Macro:つまみ1つで全部を動かす
- LFO:一定の周期で揺らす(曲のテンポに合わせることもできる)
- Follower:トラックの音の大きさに合わせて動く
- Sidechain:キックなど、別の音に合わせて動く
- Gate:ライブ中にその場で動かす
- Sequencer:曲のテンポに合わせた変化を、クリックで始める
最初の Transit は Macro だけでしたが、2で LFO・Follower・Sidechain・Gate の4つが増えました。
これで、盛り上げの一瞬だけでなく、曲の間ずっと音を動かし続ける使い方もできるようになっています。

Sequencer モードでは、1/16 から8小節までの長さを選んで、テンポに合わせた変化をボタン1つで始められます。
Plugin Boutique の説明では、Sequencer Loop を使うと、曲全体で常に動き続ける道具としても使えるとされています。
いまの盛り上げは、Splice の素材と ShaperBox 3 で足りている
今、サビ前の盛り上げは、Splice の素材を貼ることと、ShaperBox 3 に最初から入っているライザーで作ることがほとんどです。
下の画面は、ShaperBox 3 のライザーのプリセットで、4小節かけてフィルターが開いていく形です。

ライザーの素材とプリセットは、もう十分に手元にあります。
足りないのは盛り上げではなく、曲の途中に新しい動きを入れる道具のほうです。
音を動かすプラグインは、ShaperBox 3 と Output の Portal くらいしか持っていません。
そのせいか、ミックスがどうしても単調になりがちだと感じています。
ShaperBox 3 の使い方は ShaperBox 3 のレビューに、Portal については Portal のレビューに書いています。
サビ前の盛り上げの作り方は、こちらにまとめています。
サビ前の盛り上げ(ライザー)の作り方|Spliceの素材とShaperBox 3で作るボカロPのやり方と、何度もやったミュートの失敗
盛り上げ専用ではなく、普段から挿しておくエフェクトとして見る
1本で盛り上げが作れるプラグインは、やはり欲しいと思います。
ただ、盛り上げのためだけに使うと、どの曲も同じような使い方になって、かえって単調になりそうだとも感じています。
そこで私が考えているのは、Transit 2 を普段のエフェクトとして挿しておき、サビ前だけオートメーションで大きく動かす使い方です。
ライザーはもう足りているので、決め手になるのは「普通の音作りの中で、ずっと使えるかどうか」です。
例えば、Cメロや Dメロ、間奏で少し面白い動きを足せるなら、欲しいと思っています。
エフェクトの種類も動かし方も多いので、つまらなく聞こえるトラックを打開する道具としてもよさそうです。
とはいえ、まだ使ってはいないので、そこはもう少し調べてから決めるつもりです。
セールの傾向:$69 まで下がることが続いている
Transit 2 の通常価格は、Plugin Boutique で¥22,480($129)です。
確認できた範囲では、2025年のサイバーウィークと、2026年10月のセールで、どちらも$69まで下がっていました。

ブラックフライデーの時期とそれ以外の時期で、同じ値段まで下がっていたことになります。
ブラックフライデーまで待っても、今回より大きく下がるとは限らない、ということです。
Baby Audio のほかの製品のセールは、こちらにまとめています。
¥12,000 台なら、買ってもいいと思える内容
私は、¥12,000 ほどなら買ってもいいと思える内容だと感じています。
エフェクトの数も動かし方も多く、1本でできることがかなり多そうだからです。
私と同じように、ライザーの素材はあるのに、曲の途中が単調に聞こえてしまう人には合いそうです。
反対に、サビ前の盛り上げだけが目的なら、手持ちの素材やプリセットで足りるかもしれません。
過去のセール
- 2025年12月(サイバーウィーク):Plugin Boutique で Transit 2 が $69(MusicTech)
- 2026年10月14日〜10月20日:Plugin Boutique で ¥12,432(通常 ¥22,480・44%オフ)。ドル表示では $69(通常 $129)(rekkerd.org)
まとめ:ライザーのためではなく、曲を動かす道具として選ぶ
Transit 2 は、28種類のエフェクトを6つの方法で動かせる、場面の切り替えのためのプラグインです。
盛り上げのための製品として知られていますが、2になって、曲の間ずっと音を動かす使い方もできるようになりました。
ライザーがもう足りている私は、普段のエフェクトとして挿しておき、サビ前や Dメロで大きく動かす道具として見ています。
¥12,000 台なら、手を出してもいいと思える1本です。
曲の途中の単調さを、エフェクトの動きで打開したい人に。
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ライザーのプリセットも入った、音量やフィルターを動かす道具が欲しい人に。
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