EastWest の音源を1本ずつ買うか、月額で全部使えるサブスクにするか。
オーケストラ音源を探していると、一度はここで悩んで、手が止まると思います。
私は以前のブラックフライデーに、EastWest のオーケストラと民族楽器の音源を、8割引きくらいのバンドルで買い切りました。
いまもボカロ曲の背景のストリングスは、そのとき買った音源で鳴らしています。
それでも振り返ってみると、サブスクでもよかったかなと思っています。
この記事では、買い切りを選んだ側から見た「サブスクが合う人・買い切りが合う人」の分かれ目と、決める前に知っておきたい料金ややめたあとの扱いをまとめます。
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先に結論:試したいならサブスク、持っていないならセールで買い切り
私の考えを1枚にすると、下の図のようになります。

サブスクが合うのは、まず1か月や1年だけ触ってみたい人です。
もう1つは、いずれ Spitfire や VSL のような上のグレードの音源へ移るつもりの人です。
反対に、オーケストラ音源を1つも持っていない人や、使いたい音源がはっきり決まっている人は、セールで買い切るほうが合っています。
EastWest は年に何度もセールをするので、50%以上下がったときが買い時の目安です。
すでに Spitfire や VSL を持っている人は、どちらの形でも EastWest をあえて足す必要はそれほどないと思っています。
ここからは、そう考える理由を順番に書いていきます。
ComposerCloud+ はどんなサブスクか
ComposerCloud+ は、EastWest の音源をまとめて使える公式のサブスクです。
オーケストラ・民族楽器・シンセ・ドラムまで、EastWest が出している音源が新製品も含めて使えます。

料金と、公式に書かれている主な条件は次のとおりです。
| 項目 | ComposerCloud+(公式の通常料金) |
|---|---|
| 月プラン | 月 $19.99 |
| 年プラン | 年 $239.88(セールで大きく下がることが多い) |
| 学生プラン | 月 $9.99/年 $119.88 |
| 無料体験 | 14日間 |
| 使えるパソコン | 1契約で2台まで |
| iLok | パソコンに入れるライセンスで使える(キーを買わなくてよい) |
| 曲の扱い | ロイヤリティフリー(作った曲は自分の作品として使える) |
公式の紹介動画を見ると、どんな音源がまとめて使えるのかがつかみやすいです。
1か月だけ試すなら、月プランで足ります。
月プランにも14日の無料体験があるので、まずは自分の曲に混ぜてみてから決められます。

やめたら何が残るか:書き出した音は残り、音源は鳴らなくなる
サブスクで一番気になるのは、やめたあとのことだと思います。
公式の説明では、解約すると EastWest の音源は OPUS(音源を鳴らすソフト)に読み込めなくなります。
ただ、オーディオに書き出した(バウンスした)トラックは、そのまま再生できます。
あとで契約し直せば、保存しておいたプロジェクトの音源もまた読み込めるようになります。
つまり、完成した曲が消えるわけではありません。
困るのは、やめたあとに古いプロジェクトを開いて、ストリングスのフレーズを直したくなったときです。
なので、サブスクで作るなら、曲ができたらオーケストラのトラックをオーディオに書き出しておく習慣をつけておくと安心です。
年プランは年に1回、ネットにつないでライセンスを確かめる必要がある点も覚えておいてください。
私が買い切りを選んだ理由と、いま思うこと
私が買い切りを選んだのは、8割引きくらいのセールで、オーケストラと民族楽器をその場でまとめてそろえられたからです。
ちょうど民族楽器の音源とオーケストラの音源が両方欲しかったので、このチャンスに買いました。
いちばん使っているのは Hollywood Strings 2 です。
ポップスや、少しオーケストラっぽい曲で、背景にストリングスを敷くときに使うことが多いです。

民族楽器のほうも、たくさんではありませんが使っています。
民族っぽい曲をやりたい人には、EastWest の民族系はすすめられます。

それでも「サブスクでもよかった」と思うのは、EastWest の音が、私の中では Spitfire や VSL より一段下だと感じているからです。
これはあくまで私の耳での感じ方です。
もっと上の音を目指すなら、まずサブスクで1年ほどつないで、次の年に上のグレードの音源へ移る。
そういう進め方のほうが、私には合っていたのかもしれません。
Hollywood Strings 2 を使い込んだ感想はHollywood Strings 2 のレビューに、民族楽器はAncient Kingdom のレビューに書いています。
買い切りにするなら:持っていない人はバンドル、容量にも注意
オーケストラ音源をまだ1つも持っていないなら、1本ずつより、セールのバンドルでまとめて買ったほうがいいと思っています。
ほかのオーケストラ音源をすでに持っていて、一部だけグレードを上げたい人なら、1つずつ選ぶほうが合っています。
ただ、無料のオーケストラ音源も多少はあります。
まず無料の音源を使ってみて、足りないと感じてから買っても遅くありません。
もう1つ、買い切りでもサブスクでも同じなのが、データの大きさです。

Hollywood のシリーズは1本で数百GBになるものもあり、私もバンドルの中身を全部はパソコンに入れられていません。
サブスクで「全部使える」といっても、実際に入れられるのはディスクの空きの分だけなので、使う音源を絞って入れることになります。
どの音源から選ぶかはEastWest Hollywood のオーケストラ音源はどれを買う?に用途別でまとめています。
値段で比べる:サブスクは年 $99 になる時期を待つ
1ドル150円で計算すると、年プランの通常料金 $239.88 はおよそ3万6千円です。
セールで $99 になったときなら、およそ1万5千円になります。
一方で、Hollywood Strings 2 は Plugin Boutique のセールでも3万円前後でした(Hollywood Strings 2・Orchestra Opus のセールの記事)。
1本だけを長く使うなら買い切り、いろいろな音源を1〜2年試すならサブスクのほうが安く済む、という目安になります。
サブスクの値下げにも流れがあります。
下の「過去のセール」を見ると、年 $99 まで下がったのは、11月の Cyber Month から年末年始のセールと、3月の周年セールでした。
急がないなら、サブスクもこの時期まで待ってから始めるのがおすすめです。
買い切りの音源のセールの流れは、EastWest の会社ページにまとめています。
過去のセール
ComposerCloud+ の値下げで、確認できたものを新しいものが下になるように並べています。
- 2023年8月(〜8月10日):新規の年プランが初年 $149(Rekkerd)
- 2023年11月(〜11月30日・ブラックフライデー):年プランが $149(当時の通常 $199)(Rekkerd)
- 2024年7月:初めての人は2か月で $0.99(通常 月 $19.99)(Rekkerd)
- 2025年11月(Cyber Month・11月3日〜):年プランが初年 $99(Rekkerd)
- 2025年12月〜2026年1月17日(Holiday Sale):年プランが初年 $99(通常 $239.88)(Rekkerd)
- 2026年3月16日〜3月29日(38周年セール):年プランが $99(Rekkerd)
- 2026年10月4日:EastWest 公式で年プランが $149(通常 $239.88)(EastWest 公式)
まとめ:迷ったら、まず14日の無料体験から
EastWest は、買い切りでもサブスクでも同じ音源が使えます。
違うのは、「ずっと手元に置くか」「必要な期間だけ借りるか」です。
私はセールで買い切りましたが、上のグレードを目指す人や、まずお試しで触りたい人なら、サブスクのほうが合っていると思います。
オーケストラ音源を1つも持っていなくて、なるべく安く長く使いたいなら、50%以上のセールで買い切るのがいいと思います。
どちらにするか決めきれないなら、まず14日の無料体験で、自分のボカロ曲に混ぜてみてください。
使う音源が1〜2本に絞れたら買い切り、いろいろ鳴らしたくなったらサブスク、と決めやすくなります。
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