soothe3は要る?|Pro-Q 4とSpecCraftを持つボカロPが「自分には要らない」と決めた理由と、耳につく音の抑え方

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耳につく音を抑えるとき、最近の私はSpecCraftしか開いていません。

Pro-Q 4を買う前には、oeksoundのsootheも候補に入れて迷っていました。

 

それでも、いま出ているsoothe3は私には要らない、というのが今の結論です。

SpecCraftと役割がほぼ重なるうえに、Pro-Q 4のダイナミックEQもあるからです。

 

soothe3は、音の中で耳につく帯域(共鳴)をプラグインが自動で見つけて、その音が出ている瞬間だけ抑えてくれるプラグインです。

EQのように「どこを何dB削るか」を自分で決めるのではなく、削る場所探しを任せられるのが特徴です。

 

この記事では、sootheを持っていない私が、Pro-Q 4とSpecCraftで耳につく音をどう探して抑えているかと、それでもsoothe3が気になる理由を書きます。

 

FabFilter Pro-Q 4 を Plugin Boutique で見る →

 

soothe3はどんなプラグインか:soothe2から何が変わったか

soothe3は、2016年から続くoeksoundのsootheの最新版です。

前のsoothe2の公式ページを開くと、今はsoothe3のページに切り替わります。

 

soothe3は2026年5月19日に出た新しい版で、発売時の価格は$259、soothe2を持っている人は$55でアップグレードできると紹介されていました(Mix Online・WeRAveYou)。

 

oeksound公式サイトのsoothe3の画面。depth・detailのつまみと、耳につく帯域を抑えるカーブ(2026年10月22日時点で¥40,500と表示)

 

公式の説明では、soothe3は耳につく共鳴をその場で見つけて、必要なときに必要な帯域だけを抑えます。

近くの帯域には触らないので、元の音色を残したまま、刺さりやこもりを減らせるとされています。

 

soothe2からの一番大きな変更点として公式が挙げているのが、効き方の細かさを1つのつまみで決められる「detail」です。

また、控えめにかかる「Soft」と、soothe2に近い効き方の「Hard」の2つのモードが選べるようになりました。

 

ほかに、低音の効き方を別に決められるtiltのつまみや、2回のクリックで切り替えられるリニアフェーズもあります。

MacはApple Siliconに対応していて、20日間すべての機能を使える体験版があり、認証はiLokで1つのライセンスにつき3台まで使えます。

 

 

Pro-Q 4にしたとき、sootheも候補だった

EQを選んでいたころ、Pro-Q 4のほかに気になっていたものが2つありました。

1つはThree-Body TechnologyのKirchhoff-EQで、値段が安かったので迷いました。

 

 

もう1つがsootheです。

耳につく帯域を勝手に見つけて抑えてくれるタイプで、評判をよく聞いていたので気になっていました。

 

それでも最後にPro-Q 4を選んだのは、プロのほとんどがPro-Qを使っていたからです。

曲のことを人に相談したり、解説記事を読んだりするとき、みんなと同じ道具だと話が早い、というのが決め手でした。

 

Pro-Q 4を選んだ理由と、買ってからの使い方は、レビューの記事にまとめています。

FabFilter Pro-Q 4 レビュー|Mid/Sideの使い方で曲のレベルが変わったボカロPの話

 

今の私は、耳につく音をSpecCraftで抑えている

Pro-Q 4のあとに買ったのが、Three-Body TechnologyのSpecCraftです。

SpecCraftを買う前は、刺さるサ行などをPro-Q 4のディエッサーのプリセットで抑えていました。

 

今は、耳につく音を抑えるときはほぼSpecCraftだけです。

やり方は、SpecCraftでその音源をキャプチャーして、しきい値(スレッショルド)を下げて調整する、という流れです。

 

SpecCraftのメイン画面。スペクトラム表示とレゾナンス検出のマーカー

 

キャプチャーすると、音に合わせた波形になるので、どこを抑えるかを最初から探さなくて済みます。

あとはしきい値をどこまで下げるかを、耳で聞きながら決めていきます。

 

SpecCraftの画面の見方や、使ってみての正直な感想はSpecCraftのレビューに書きました。

サ行の刺さりの抑え方全体は、ボカロのディエッサーの記事にまとめています。

 

 

Pro-Q 4で探すときは、ベル型のバンドを持ち上げて聞く

Pro-Q 4で耳につく帯域を見つけるときは、ベル型のバンドを1つ置いて、少し持ち上げて(ブーストして)からヘッドホンのボタンで聞くのが基本です。

ヘッドホンのボタンを押している間は、そのバンドが触っている帯域だけが聞こえるので、どこがうるさいのかが分かりやすくなります。

 

Pro-Q 4のバンドのソロ。点の上の小さな窓にあるヘッドホンのボタンを押している間、その点が触っている帯域だけが聞こえる(FabFilter公式ヘルプより)

 

耳につく音域がなかなか見つからないときは、高い方の帯域を少しブーストして、バンドを動かしながら探すことが多いです。

 

Logic ProのピアノのトラックのPro-Q 4。ローカットに加えて点を3つ置き、85.684 Hzの点を動かしながら聞いている途中

 

場所が決まったら、そのバンドをマイナス方向に変え、ダイナミックにして抑えます。

私がダイナミックのバンドを使うのは、主にダッキングと、ピアノの高い音が痛いときの4kHzあたりです。

 

下記画像は、ボーカルトリガーでコード楽器をダッキングする例ではあります。

ピアノの耳につく帯域に Pro-Q 4 のダイナミックバンドを1つ入れた状態

 

ダイナミックのバンドで最初に決めるのは、どのくらい下げるかです。

-30dBのように下げすぎると、音の迫力がなくなってしまうので、抑えたい音と迫力のバランスを聞きながら決めます。

 

下げる量が決まったら、次に帯域の幅を決めます。

Pro-Q 4の基本の手順は、Pro-Q 4の使い方の記事にまとめました。

 

 

それでもsoothe3が気になる理由と、要らないと決めた理由

今からsoothe3を買うかと聞かれたら、お金に余裕があれば買ってもいいとは思います。

ただ、私の使い方ではSpecCraftと役割がほぼ重なってしまいますし、Pro-Q 4のダイナミックEQもあります。

 

Plugin BoutiqueのSpecCraftの製品ページ(2026年10月22日時点で¥25,970)

 

値段も、soothe3の方がSpecCraftより高くなっています。

だから、Pro-Q 4とSpecCraftがある私には、soothe3は要らないというのが、個人的な結論です。

 

それでも気になるのは、sootheの評判がとても良いからです。

もしかすると、SpecCraftよりも使い勝手がいいのかもしれません。

 

なので、ボカロ仲間のような人に聞いてみて、使い心地の評判が良かったら、そのときは買うかもしれません。

今のところは、手元の2本で足りています。

 

EQ選びの全体は、EQプラグインのおすすめにまとめています。

 

まとめ:耳につく音は、手元の道具でも探して抑えられる

soothe3は、耳につく帯域を自動で見つけて抑えてくれる、評判の良いプラグインです。

soothe2からはdetailのつまみやSoft・Hardのモードが加わり、20日間の体験版で試せます。

 

私の場合は、SpecCraftでキャプチャーしてしきい値を下げるか、Pro-Q 4でベル型のバンドを持ち上げて探し、ダイナミックで下げる量と幅を決めるかで、耳につく音を抑えられています。

同じ役割の道具をすでに持っているなら、soothe3を急いで足さなくても大丈夫だと思います。

 

耳につく帯域を、自分の耳で探して決めたい人に。

FabFilter Pro-Q 4 を Plugin Boutique で見る →

 

耳につく音を、音源からキャプチャーして手早く抑えたい人に。

SpecCraft を Plugin Boutique で見る →

 

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