耳につく音を抑えるとき、最近の私はSpecCraftしか開いていません。
Pro-Q 4を買う前には、oeksoundのsootheも候補に入れて迷っていました。
それでも、いま出ているsoothe3は私には要らない、というのが今の結論です。
SpecCraftと役割がほぼ重なるうえに、Pro-Q 4のダイナミックEQもあるからです。
soothe3は、音の中で耳につく帯域(共鳴)をプラグインが自動で見つけて、その音が出ている瞬間だけ抑えてくれるプラグインです。
EQのように「どこを何dB削るか」を自分で決めるのではなく、削る場所探しを任せられるのが特徴です。
この記事では、sootheを持っていない私が、Pro-Q 4とSpecCraftで耳につく音をどう探して抑えているかと、それでもsoothe3が気になる理由を書きます。
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soothe3はどんなプラグインか:soothe2から何が変わったか
soothe3は、2016年から続くoeksoundのsootheの最新版です。
前のsoothe2の公式ページを開くと、今はsoothe3のページに切り替わります。
soothe3は2026年5月19日に出た新しい版で、発売時の価格は$259、soothe2を持っている人は$55でアップグレードできると紹介されていました(Mix Online・WeRAveYou)。

公式の説明では、soothe3は耳につく共鳴をその場で見つけて、必要なときに必要な帯域だけを抑えます。
近くの帯域には触らないので、元の音色を残したまま、刺さりやこもりを減らせるとされています。
soothe2からの一番大きな変更点として公式が挙げているのが、効き方の細かさを1つのつまみで決められる「detail」です。
また、控えめにかかる「Soft」と、soothe2に近い効き方の「Hard」の2つのモードが選べるようになりました。
ほかに、低音の効き方を別に決められるtiltのつまみや、2回のクリックで切り替えられるリニアフェーズもあります。
MacはApple Siliconに対応していて、20日間すべての機能を使える体験版があり、認証はiLokで1つのライセンスにつき3台まで使えます。
Pro-Q 4にしたとき、sootheも候補だった
EQを選んでいたころ、Pro-Q 4のほかに気になっていたものが2つありました。
1つはThree-Body TechnologyのKirchhoff-EQで、値段が安かったので迷いました。
もう1つがsootheです。
耳につく帯域を勝手に見つけて抑えてくれるタイプで、評判をよく聞いていたので気になっていました。
それでも最後にPro-Q 4を選んだのは、プロのほとんどがPro-Qを使っていたからです。
曲のことを人に相談したり、解説記事を読んだりするとき、みんなと同じ道具だと話が早い、というのが決め手でした。
Pro-Q 4を選んだ理由と、買ってからの使い方は、レビューの記事にまとめています。
今の私は、耳につく音をSpecCraftで抑えている
Pro-Q 4のあとに買ったのが、Three-Body TechnologyのSpecCraftです。
SpecCraftを買う前は、刺さるサ行などをPro-Q 4のディエッサーのプリセットで抑えていました。
今は、耳につく音を抑えるときはほぼSpecCraftだけです。
やり方は、SpecCraftでその音源をキャプチャーして、しきい値(スレッショルド)を下げて調整する、という流れです。

キャプチャーすると、音に合わせた波形になるので、どこを抑えるかを最初から探さなくて済みます。
あとはしきい値をどこまで下げるかを、耳で聞きながら決めていきます。
SpecCraftの画面の見方や、使ってみての正直な感想はSpecCraftのレビューに書きました。
サ行の刺さりの抑え方全体は、ボカロのディエッサーの記事にまとめています。
Pro-Q 4で探すときは、ベル型のバンドを持ち上げて聞く
Pro-Q 4で耳につく帯域を見つけるときは、ベル型のバンドを1つ置いて、少し持ち上げて(ブーストして)からヘッドホンのボタンで聞くのが基本です。
ヘッドホンのボタンを押している間は、そのバンドが触っている帯域だけが聞こえるので、どこがうるさいのかが分かりやすくなります。

耳につく音域がなかなか見つからないときは、高い方の帯域を少しブーストして、バンドを動かしながら探すことが多いです。

場所が決まったら、そのバンドをマイナス方向に変え、ダイナミックにして抑えます。
私がダイナミックのバンドを使うのは、主にダッキングと、ピアノの高い音が痛いときの4kHzあたりです。
下記画像は、ボーカルトリガーでコード楽器をダッキングする例ではあります。

ダイナミックのバンドで最初に決めるのは、どのくらい下げるかです。
-30dBのように下げすぎると、音の迫力がなくなってしまうので、抑えたい音と迫力のバランスを聞きながら決めます。
下げる量が決まったら、次に帯域の幅を決めます。
Pro-Q 4の基本の手順は、Pro-Q 4の使い方の記事にまとめました。
それでもsoothe3が気になる理由と、要らないと決めた理由
今からsoothe3を買うかと聞かれたら、お金に余裕があれば買ってもいいとは思います。
ただ、私の使い方ではSpecCraftと役割がほぼ重なってしまいますし、Pro-Q 4のダイナミックEQもあります。

値段も、soothe3の方がSpecCraftより高くなっています。
だから、Pro-Q 4とSpecCraftがある私には、soothe3は要らないというのが、個人的な結論です。
それでも気になるのは、sootheの評判がとても良いからです。
もしかすると、SpecCraftよりも使い勝手がいいのかもしれません。
なので、ボカロ仲間のような人に聞いてみて、使い心地の評判が良かったら、そのときは買うかもしれません。
今のところは、手元の2本で足りています。
EQ選びの全体は、EQプラグインのおすすめにまとめています。
まとめ:耳につく音は、手元の道具でも探して抑えられる
soothe3は、耳につく帯域を自動で見つけて抑えてくれる、評判の良いプラグインです。
soothe2からはdetailのつまみやSoft・Hardのモードが加わり、20日間の体験版で試せます。
私の場合は、SpecCraftでキャプチャーしてしきい値を下げるか、Pro-Q 4でベル型のバンドを持ち上げて探し、ダイナミックで下げる量と幅を決めるかで、耳につく音を抑えられています。
同じ役割の道具をすでに持っているなら、soothe3を急いで足さなくても大丈夫だと思います。
耳につく帯域を、自分の耳で探して決めたい人に。
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耳につく音を、音源からキャプチャーして手早く抑えたい人に。
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