Heavyocity Oblivionはどんな音源?トレーラー向きの攻撃的な音は、ホラーより宇宙・SF寄り|ボカロPが調べてみた

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Oblivion は、Heavyocity が「Aggression Designer(攻撃性を作る道具)」と名づけた、Kontakt で鳴らすシネマティックな音源です。

うなるようなベースや鋭いリード、テンポに合わせて刻むリズム、盛り上げのライザーまでが1つに入っています。

 

公式動画を見て私が受けた印象は、映画のトレーラーをとても作りやすい音でした。

ただ、私が力を入れているホラー系のボカロ曲には合わないと思ったので、セールの値段でも自分はいらないと判断しています。

 

Oblivion は持っていないので、ここに書くのは使った感想ではありません。

Heavyocity 公式と Plugin Boutique の説明、公式動画から、中身と向く人をまとめます。

 

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Oblivion はどんな音源か

ひとことで言うと、アナログの機材で録った音を強く加工して、荒々しいベース・リード・リズム・効果音にまとめた音源です。

Plugin Boutique の説明では、音のもとは330以上、サンプルは1,980以上、容量は8GB以上あります。

 

Oblivionの画面。上に3つのチャンネル(OddWorld・Say Goodbye・Ageless Decay)、中央に大きなつまみ、下にENV・TONE・DRIVE・MOTION・SPACE(Heavyocity公式の画像)

 

Heavyocity は、ゲーム「DOOM Eternal」などの音楽を手がけた作曲家の David Levy と組んで作ったと説明しています。

暗く不穏な音に、シンセの音と生の楽器の音を混ぜるのが持ち味の作曲家だと紹介されています。

 

動かすには、Kontakt 7 か、無料の Kontakt 7 Player が要ります。

Heavyocity 公式では、Kontakt 7.10.5(Player)以上と書かれています。

 

なお、同じ Heavyocity には Oblivion Drums という別の製品もあります。

名前が似ていますが、このページで扱うのはドラム音源ではない方の Oblivion です。

 

まずは公式のトレーラーで、どんな音かを聞けます。

 

 

入っている音:刻むリズム、ベースとリード、効果音

Heavyocity 公式によると、中身は大きく分けて次の4種類です。

 

  • テンポに合わせて刻むリズム(Rhythmic Pedals)が72
  • ベースが24、リードが24
  • 音程のあるパッド・音程のないパッド・ドローンのテクスチャーが72
  • 一撃で鳴らすスティングが72、モジュラーのノイズが36、ライザーや落ちていく音のトランジションが36

 

プリセットは350入っていて、鍵盤を押せばすぐにこうした音が鳴る作りです。

 

OblivionのブラウザーでStraightとTripletを選び、Mortal Coil・OddWorld・Say Goodbyeなどの音のもとを3つのチャンネルに入れる画面(Heavyocity公式の画像)

 

リズムは、普通の刻み(Straight)と3連符(Triplet)から選べます。

公式は、控えめなものから複雑で激しいものまでそろえ、組み合わせて曲の土台にできると説明しています。

 

スティングやトランジションは、場面の切り替えや、緊張を一気に高めたいところに置く音です。

 

Oblivionの波形の画面。オレンジの波形と鳴らし始めの旗、START RANDのつまみ(Heavyocity公式の画像)

 

音のもとには、名の知れたモジュラー機材の音も使われていると公式は書いています。

扱いが難しい機材の音を、鍵盤で手軽に鳴らせるのが売りです。

 

Oblivionの音作りに使われたモジュラー機材の真空管とつまみ(Heavyocity公式の画像)

 

2つの画面:音を重ねる Designer と、鍵盤に並べる Menu

Oblivion Designer は、3つのチャンネルに音のもとを入れて重ね、1つの音を作る画面です。

真ん中の大きな MACRO のつまみで、いくつもの設定をまとめて動かせます。

 

画面の下には、音の立ち上がりや音色、歪み、動き、響きを、チャンネルごとに変える5つのつまみが並びます。

もう1つの Oblivion Menu は、36の鍵盤に別々の音を並べて、押しながら選んでいく画面です。

 

2つの画面の操作は、公式のこの動画で一通り見られます。

 

 

公式動画を見て感じたこと:トレーラーを作りやすい音

公式動画を見た限り、シネマティックなトレーラーで使える音だと強く感じました。

シンセ系のライザーやベース、リズムといった音で、トレーラーをとても作りやすい作りになっています。

 

欲しさで言うと、Heavyocity の中では Symphonic Destruction と同じくらいです。

私がやりたい方向と近いのですが、少しだけずれている、という感覚でした。

 

ホラー系のボカロ曲には、私は使わないと思った

私はボカロ曲で、ホラー寄りの曲に力を入れています。

ただ、Oblivion はシネマティックな音の中でも、宇宙が舞台の映画や SF のような音に聞こえました。

 

そのため、自分のホラー系の曲で使う場面は思い浮かびませんでした。

逆に、宇宙や近未来を描く曲や映像を作る人なら、イメージに合う音が見つかるかもしれません。

 

値段を見ても、私はいらない

Plugin Boutique のセールの値段を見ても、自分にはいらないというのが正直なところです。

Heavyocity で私が先に欲しいのは、Psychosis と Damage 2 です。

 

Psychosis は、ホラー寄りの曲を狙う私にとって、やりたいことそのものに近い音源です。

Damage 2 は Heavyocity の打楽器の音源で、1つ買うならこれだと考えています。

 

中身は、Psychosis のページとDamage 2 のページにまとめています。

Heavyocity の音源を並べて、向く人を比べた記事はこちらです。

 

Heavyocityはどれを選ぶ?Damage 2・Psychosisなど5つを比べた|シネマティックをやりたいボカロPの欲しい順

 

Oblivion が向く人・向かない人

向くのは、映画やゲームのトレーラーのような、攻撃的でシネマティックな音を作りたい人です。

宇宙や SF の雰囲気の曲・映像を作る予定があるなら、候補に入ると思います。

 

ホラーの怖さを出す音を探している人には、私の見立てでは合わないと思います。

私と同じくホラー寄りの曲が中心なら、Psychosis の方が近い音源です。

 

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過去のセール

Heavyocity のセールがいつ来やすいかは、Heavyocity のセールのページにまとめています。

 

  • 2026年11月(12月18日まで):Plugin Boutique で ¥17,263(通常 ¥25,970・33%オフ)

 

まとめ:トレーラーの音を作るなら候補、ホラーなら別の音源

Oblivion は、攻撃的なベースやリズム、ライザーで、トレーラーのような音をすぐに作れる音源です。

公式動画を見た私の印象は、ホラーより宇宙や SF に寄った音でした。

 

そのため、ホラー系の曲を作る私は、セールの値段でも買わないと決めています。

何の音を作りたいかで、合う人と合わない人がはっきり分かれる音源だと思います。

 

宇宙や SF の雰囲気で、トレーラーのような攻撃的な音を作りたい人に。

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ホラー寄りの曲で、怖さを出す音を探している人に。

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Heavyocity で、まず打楽器の音源を1つ選びたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。