ベースやキックの低音を太くしたいとき、EQ で持ち上げる以外に何ができるのでしょうか。
私は、低音を足すための道具を EQ しか持っていません。
そんな私が今回、BOOM Library の UBERBASS と TRANSFORCE を調べて、2つとも欲しいと思いました。
ただ、今の値段では手が出ず、買うのはセールで安くなってからにするつもりです。
この記事では、2つがどんな道具か、私がどこに惹かれたか、それでも今すぐ買わない理由を書きます。
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BOOM Library と、2つのプラグインの中身
BOOM Library は、映画やゲームの効果音の素材で知られる会社です。
私は今回調べるまで、この会社を知りませんでした。
UBERBASS は、低音を太く、聞こえやすくするプラグインです。
決めた周波数のまわりに倍音(元の音に重なる、少し高い成分)を足して、低音を前に出します。
TRANSFORCE は、トランジェントシェイパーです。
音の鳴り始め(アタック)と、そのあとの余韻(サステイン)を、別々に強めたり弱めたりできます。
どちらも、もとは効果音づくりのために作られていますが、公式では曲づくりにも使えると紹介されています。
UBERBASS:音量ではなく「倍音」で低音を足す
UBERBASS は、2026年10月に出たばかりの新しいプラグインです。

画面の真ん中にある大きなつまみが BOOST です。
ここで、作った低音を元の音にどれだけ重ねるかを決めます。

まわりのつまみは、BOOST の効き方を整えるためのものです。
FREQ で狙う周波数を決め(Hz のほか、E0〜B2 の音名でも合わせられます)、INTENSITY で効きの強さ、Q-FACTOR で狙う幅を決めます。
DRIVE は、足した低音を歪ませて、小さなスピーカーでも聞こえやすくするつまみです。
GATE は静かな所では効かないようにするもので、LOW CUT はいらないゴロゴロした超低域を切ります。
私が動画を見ていちばん良いと思ったのは、ノブがシンプルで分かりやすいところです。
低音が強くなるのもいいですし、EQ しか持っていない私には、倍音を足して低音を出すやり方そのものが面白く見えました。
ただ、実際にどのくらい変わるかは、自分の曲で試してみないと分からないとも思っています。
いま私がキックやベースの低音をどう整えているかは、こちらにまとめています。
ミックスの低音が足りない・出過ぎるときの直し方|低域を30dB上げて失敗したボカロPが、今はキック→ベース→ダッキングの順で整える理由
低音を「足す」プラグインが欲しいと思ったきっかけは、Voice of God の記事にも書きました。
TRANSFORCE:アタックと余韻に、それぞれ EQ とサチュレーション
TRANSFORCE は、アタックとサステインを2つの音に分けて、別々に加工できるのが特徴です。

左がアタック、右がサステインの区画で、どちらにも EQ とサチュレーションが付いています。
たとえば、アタックの低いところだけ持ち上げて、余韻のゴロゴロだけ削る、といったことが1つのプラグインの中でできます。

真ん中は、どこをアタックとして拾うかを決める区画です。
下の段には、音に色を付ける STYLIZE、音の頭を削る CLIPPER、最後に音量を抑える LIMITER が並んでいます。
動画を見た印象では、私が持っている Ozone の Impact より、効きが大きく、少し大げさに感じました。
そのぶん使いやすそうでもあり、アタックとサステインを分けて触る、いかにもトランジェントシェイパーらしい道具です。
下の段のリミッターには、Threshold(閾値)のつまみもあります。
閾値で管理できるところは、アタック専用の道具として良いと思いました。
ただ、公式の動画は銃声などの効果音が中心で、曲の中でどう効くかは少し分かりにくかったです。
スネアを使った例もありました。
私のアタックの整え方は、今は Impact で足りている
私はドラムのアタックを強くしたい・弱くしたいと思う場面が、あまりありません。
変えたいときも、Ozone の Impact で足りています。

Impact は、帯域ごとのスライダーで音の立ち上がりと余韻を整える、シンプルな作りです。
TRANSFORCE は、そこに EQ やサチュレーションまで付いているぶん、もっと細かく作り込めます。
トランジェントシェイパーそのものが要るかどうかは、こちらで詳しく書いています。
トランジェントシェイパーはボカロPに要る?LogicのEnveloperでアタックを足していた私が、今はほとんど使わない理由
2つとも欲しい、でも今の値段では買わない
UBERBASS は低音を強くするのに良さそうで、TRANSFORCE は閾値を決めて使えるなら、今の私よりできることが広がると思います。
買う価値はあると感じていて、2つとも欲しいのが本音です。
それでも今すぐ買わないのは、値段が高いからです。
UBERBASS が¥20,075、TRANSFORCE が¥24,281で、2つそろえると4万円を超えます。
セールで安くなったら、私の買う候補に入れるつもりです。
倍音を足す道具としては、サチュレーションも身近です。
私が使っているサチュレーションは、サチュレーションの記事にまとめています。
どんな人に向くか
私と同じような状況の人なら、選ぶ意味があると思います。
- 低音を足す道具を、EQ しか持っていない人(UBERBASS)
- つまみの少ない、分かりやすい低音の道具が欲しい人(UBERBASS)
- アタックと余韻を、EQ やサチュレーションまで使って細かく作りたい人(TRANSFORCE)
逆に、アタックを変える場面があまりなく、Impact のような道具で足りている人は、TRANSFORCE を急いで足さなくていいと思います。
過去のセール
どちらも新しい製品なので、セールの記録はまだ発売のときのものだけです。
- 2026年6月:TRANSFORCE が発売記念で20%オフ(通常 $139・7月2日まで)(rekkerd.org)
- 2026年10月:UBERBASS が BOOM Library 公式で発売記念の20%オフ($115→$92・10月27日まで)(BOOM Library 公式)
ブラックフライデーのセールは、ブラックフライデーのまとめに会社ごとに載せています。
まとめ:低音の道具がEQだけなら、セールのときに候補へ
UBERBASS は倍音で低音を足す、つまみの少ないプラグインです。
TRANSFORCE は、アタックと余韻を別々に、EQ とサチュレーションまで使って整えられます。
どちらも私には買う価値があると感じた一方で、今の値段では高く、セール待ちにしています。
低音やアタックの道具をまだあまり持っていない人は、安くなったときに思い出してみてください。
低音を足す道具を EQ しか持っていない人に。
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アタックと余韻を、EQ やサチュレーションまで使って細かく作りたい人に。
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