Waves の Scheps 73 は、約7千円まで下がっているなら買ってもいいと思っている EQ です。
ただし、それは「ボーカル用の EQ や、声を変えるツールをまだ持っていない人なら」という条件つきです。
私はまだ Scheps 73 を持っていません。
声の色づけは、今は VO-TT と RC-20 Retro Color でしています。
このページでは、Scheps 73 がどんな EQ かを Waves 公式の情報で整理し、どんな人に向くか、確認できた過去のセールをまとめます。
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買い時の考え方:約7千円なら、持っていない人には「あり」
Plugin Boutique での Scheps 73 の通常価格は ¥22,480 です。
このままの価格で急いで買うものではない、と思っています。
一方で、セールで約7千円まで下がるなら、買ってもいいと考えています。
ボーカル用の EQ をまだ持っていないなら、なおさらありだと思います。
Waves は、セールの回数がとても多い会社です。
今がセール中かどうかは、上の価格ボタンで確かめてください。
Scheps 73はどんなEQか:名機1073のEQとプリアンプを、Andrew Schepsと再現
Scheps 73 は、Neve のコンソール「1073」の EQ とマイクプリアンプをもとにした、Waves の EQ プラグインです。
グラミー賞を受賞しているミックスエンジニアの Andrew Scheps(アンドリュー・シェップス)と一緒に作られています。

Waves 公式の、Scheps 73 の画面を一通り紹介している動画です。
私もこの動画を見て、「定番の EQ だな」という印象を持ちました。
私のEQのイメージですね。
ボカロPのサツキさんのボーカル処理にも、CLA Vocals と並んで「倍音を足す」役目で入っています(サツキさんのボーカル処理を Logic で再現した記事)。
EQの帯域とプリアンプ:ノブを回すだけの、昔ながらの作り
画面の左側が EQ です。
上から、プリアンプ(赤いノブ)、HIGH・MID・LOW の3つの帯域、ハイパスフィルター(青いノブ)が並んでいます。

Waves 公式と発売時のニュース(rekkerd)によると、主な作りは次のとおりです。
- HIGH:12kHz の高域を上げ下げする
- MID:中域の周波数を選んで上げ下げする。元の 1073 の回路図にはあったのに、珍しい 1078 にしか載らなかった 10kHz も選べる
- LOW:低域の周波数を選んで上げ下げする
- HP:18dB/oct のハイパスフィルター
- プリアンプ:1073 の音の要と言われる Marinair のトランスを再現していて、上げると倍音(サチュレーション)が乗る
Pro-Q のようにカーブを自由に描く EQ ではなく、決まった周波数をノブで選んで足し引きするタイプです。
発売時の紹介でも「カラフルな3バンド EQ」とされていて、細かく削るより色を足す方向の EQ です。
元の1073にはない機能:左右別やMid/SideでのEQ
画面の右側には、VU メーターと入出力のフェーダー、モードの切り替えがあります。

MODE を切り替えると、左右を別々に、または Mid(中央)と Side(左右の広がり)を別々に EQ できます。
これは元の 1073 にはなく、今のミックス向けに Waves が足した機能です。
ボーカルのように1本のトラックに挿すなら、まずは普通のステレオかモノラルで使うことになると思います。
私は今、声の色をVO-TTとRC-20で足している
ボカロの声に、EQ で色や倍音を足したいと思うことはあります。
今それをしているのは、VO-TT と RC-20 Retro Colorがメインです。
VO-TT は、ボーカルのチェーンの最後に挿しています。

RC-20 は、テープやレコードのような質感を足すプラグインで、声にも使っています。
使い方は RC-20 のレビューにまとめています。

すでにこの2つで声を変えられているので、私にとって Scheps 73 は「どうしても今すぐ」ではありません。
それでも、約7千円なら持っておいてもいいと思える EQ です。
どんな人に向くか:ボーカル用のEQや、声を変えるツールがまだ無い人
Scheps 73 が向くのは、ボーカル用の EQ をまだ持っていない人です。
それから、声のキャラクターを変えるようなツールを、まだ何も持っていない人にも合うと思います。
逆に、すでに声の色づけに使っているプラグインがある人は、必ずしも要らないかもしれません。
私も今は VO-TT と RC-20 がメインなので、買うとしてもセールで安くなったときです。
EQ そのものの選び方は、EQ プラグインのおすすめの記事にまとめています。
Wavesのセールの傾向:通常価格で買う必要はほぼない
Waves の製品は、Plugin Boutique でもかなりの頻度でセールになります。
2026年9月から10月にかけても、Vocal Rider や CLA Vocals などのボーカル系が、何度も通常価格の7〜8割引きまで下がっていました。
なので、Scheps 73 もセールを待ってから買うのが基本だと思います。
Waves 全体のセールの時期は Waves のセールの記事に、同じボーカル系の CLA Vocals は CLA Vocals の記事にまとめています。
過去のセール
確認できたものだけを並べています(販売店によって通常価格が違います)。
- 2014年1月:発売時の導入価格が $99(通常 $149)(rekkerd)
- 2019年12月(〜12月24日・24時間のみ):Waves 公式のフラッシュセール。Scheps Omni Channel を買うと Scheps 73 と Scheps Parallel Particles も付いて $49.99(rekkerd)
- 2026年10月(〜10月14日):Plugin Boutique で ¥6,953(通常 ¥22,480 から69%オフ)

まとめ
Scheps 73 は、1073 の EQ とプリアンプを Andrew Scheps と再現した、ノブで足し引きする定番タイプの EQ です。
プリアンプで倍音を乗せられるのが、ほかの EQ との違いです。
ボーカル用の EQ や、声を変えるツールをまだ持っていない人なら、約7千円まで下がったときは買ってもいいと思います。
すでに VO-TT や RC-20 のような色づけのプラグインがある人は、セールのときに考えれば十分です。
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