琵琶の音源が、テンポの速い曲にこんなに合うとは思っていませんでした。
Ample Sound の琵琶の音源、Ample China Pipa の公式デモを聴いて、いちばん驚いたところです。
音はかなり綺麗で、ボカロ曲でも入れどころはいろいろありそうです。
それでも、中国の楽器を1本買うなら私は二胡の音源を選びますし、今は琵琶に回す余裕もありません。
私は Ample China Pipa を持っていません。
ここに書く感想は、Ample Sound 公式のデモ動画を聴いた範囲のものです。
Ample China Pipa を Plugin Boutique で見る →
Ample China Pipa はどんな音源か
琵琶は、しずく形の胴に4本の弦を張った、中国の伝統的な撥弦楽器(弦をはじいて鳴らす楽器)です。
明るく歯切れのいい音で、細かく連続で弾くトレモロや、和音をかき鳴らす奏法が持ち味だと Ample Sound は説明しています。
Ample China Pipa は、その琵琶を Modern と Traditional の2種類のサンプルで収めた音源で、容量は8.6GBです。
奏法は11種類で、連続で弾く3つの奏法(Tremolo・Roll Tremolo・Shake Tremolo)はすべてサンプリングされています。

演奏は、中国広播民族楽団の首席琵琶奏者の Yin Chen 氏と、琵琶奏者の Lisha Shang 氏です。
楽器は、明の時代の「鳳尾琵琶」を職人が手作りで再現したものだそうです。
どんな音かは、公式のプレビュー動画で一通り聴けます。
公式デモで驚いたのは、連続で弾く音の綺麗さ
デモを聴くまで、琵琶は1音ずつはじいて鳴らす楽器だと思っていました。
ところが、パラパラと連続で弾く弾き方ができて、それがかなり綺麗に聞こえます。
この連続で弾く音が、公式の説明にあるトレモロの奏法です。
そして意外だったのが、そのおかげでテンポの速い曲にも合うことでした。
ロックとまでは言いませんが、速いテンポの曲でも十分使えそうだと感じました。
ボカロ曲なら、曲全体に通すかサビの合いの手に
私がボカロ曲に琵琶を入れるとしたら、まず考えるのは2つです。
曲全体に通して鳴らすか、サビで歌の隙間を埋める合いの手のフレーズ(オブリガード)として入れるかです。
連続で弾く部分は面白いので、そこを聴かせどころにする手もあります。
間奏や、サビ以外の場所に入れてもよく、使い方はいろいろあると思います。
打ち込みは Riffer と Strummer で組み立てる
Ample のギターやベースと同じく、Pipa にもフレーズを組み立てる Riffer と、和音をかき鳴らす Strummer が入っています。
Riffer は、ピアノロールの中に弦が表示され、同じ弦で2つの音が重ならないよう運指を割り当ててくれる作りです。

フレーズができたら、表情(Expression)やビブラートのカーブを1クリックで付けられます。
ピアノロールと、弦とフレットで書くタブ譜の表示を切り替えられるのも、はじく楽器向けの作りです。
Strummer は、コードを選んで、かき鳴らすリズムをマス目に置いていく画面です。
リズムのパターンも多く入っていて、MIDI としてドラッグで DAW に持ち出せます。

エフェクトは、8バンドの EQ、コンプ、ディレイ、IR のリバーブが入っています。
音源の中で、帯域を整えてから曲に混ぜられます。

中国の楽器を先に1つ選ぶなら、私は二胡
Ample の中国の楽器から先に1つ選ぶなら、私は二胡の Ample China Erhu です。
理由は単純で、二胡の方が好きだからです。
もう1つ、二胡の方が曲に入れたときのイメージがしやすいこともあります。
二胡は前から、お金が貯まったら必ず買うと決めている音源です。

二胡は、2本の弦を弓でこすって鳴らす中国の楽器です。
はじいて刻む琵琶に対して、二胡は旋律を長く歌わせる楽器という違いがあります。
二胡の音も、Ample Sound 公式のデモで聴けます。
二胡を今は待っている理由は、こちらに書いています。
Ample China Erhuの買い時|Silkの二胡を使ってきたボカロPが「いつか必ず買う」と決めた理由と過去のセール
この値段なら:今は中国の楽器に回す余裕がない
琵琶の音には惹かれましたが、今の値段だと私はちょっと買えません。
優先して足したいベースやギターの音源がある中で、中国の楽器にお金を回す余裕は、今はありません。
ベースで狙っているのは、Ample Bass J です。
琵琶も二胡も、その後の順番になります。
中国の楽器をいくつもそろえたくなったときは、Pipa と Erhu を含む10種類が入った 10in1 China Bundle もあります。
中身はAmple Sound の中国の楽器のバンドルの記事にまとめています。
Ample Sound 10in1 China Bundle を Plugin Boutique で見る →
過去のセール
Ample Sound のセールと、Plugin Boutique での Ample China Pipa の値下がりです。
- 2024年のブラックフライデー〜2025年1月1日:Ample Sound の冬のセールで、単体は20%オフ、バンドルは最大67%オフ(Rekkerd)
- 2025年6月30日〜7月30日:夏のセールで、最大66%オフ(Rekkerd)
- 2025年11月〜2026年1月1日:冬のセールで、単体は20%オフ、Full Bundleは67%オフ(KVR Audio)
- 2026年6月17日〜7月18日:夏のセールで、単体は20%オフ、Full Bundleは67%オフ(KVR Audio)
- 2026年10月中旬〜下旬:Plugin Boutique で¥22,003(通常¥29,450・25%オフ)

並べてみると、Ample Sound のセールは夏と冬の年2回が基本で、単体は20%オフ前後です。
大きく下がるのはバンドルの方なので、単体だけを待っても値段はそれほど動きません。
Ample Sound 全体のセールの出方は、こちらにまとめています。
まとめ:琵琶は意外と速い曲に入れられる
Ample China Pipa は、明るく歯切れのいい琵琶の音を、連続で弾くトレモロまで含めて鳴らせる音源です。
公式のデモを聴いた限り、速いテンポの曲にも合うのが意外でした。
ボカロ曲でも、曲全体に通す・サビの合いの手・間奏など、入れどころはいろいろありそうです。
ただ私は、1本買うなら二胡が先で、今はベースやギターの音源を優先します。
テンポのいい中華風の曲に、琵琶の連続で弾く音を入れたい人に。
Ample China Pipa を Plugin Boutique で見る →
中国の楽器を1本だけ選ぶなら、旋律を歌わせる二胡から始めたい人に。
Ample China Erhu を Plugin Boutique で見る →
琵琶も二胡も、中国の楽器をまとめてそろえたい人に。
Ample Sound 10in1 China Bundle を Plugin Boutique で見る →






コメントを残す