Softube Producer Collectionは買い?過去の値動きと買い時|「全部入りは選ばない」ボカロPが、この11本なら買いだと思った理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

バンドルの中身を見るとき、私が数えているのは本数ではありません。

「自分がまだ持っていない種類が、何個入っているか」です。

 

Softube の Producer Collection は、11本入りのバンドルです。

Plugin Boutique だけで売られていて、ほかのお店には同じ形で並びません。

 

全部入りのバンドルについて、私はずっと「たくさんあっても使うものは限られるから、欲しいものだけ個別に買う方がいい」と書いてきました。

それなのにこのバンドルは、中身を一通り見たあとで 持っていない種類がきれいに揃っている と感じて、見方が変わりました。

 

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11本の中身は、種類がばらけている

入っているのは、Amp Room: Vintage Suite・British Class A・FET Compressor Mk II・Harmonics・Model 84 Polyphonic Synthesizer・Vocoder・Passive-Active Pack・Tape・Transient Shaper・Tube Delay・Widener の11本です。

 

Softube Producer Collection(Plugin Boutique 限定のバンドル)の収録プラグイン。Vocoder・Tube Delay・Model 84・Harmonics・FET Compressor・Tape・Amp Room など(Plugin Boutique の製品画像)

 

並べ直すと、ギターアンプ・チャンネルストリップ・FETコンプ・サチュレーション・シンセ・ボコーダー・EQ・テープ・トランジェントシェイパー・ディレイ・ステレオの広がり、と役割がひとつずつ違います。

同じ種類のものが2本3本と重なっていない ので、11本という数字より中身が広く感じられます。

 

Plugin Boutique での評価は4.8(31件)です。

 

Plugin BoutiqueのSoftube Producer Collection (Exclusive)のページ。11本のプラグインの画像と、4.8の評価(31件)(2026年10月14日時点で¥24,180)

 

Softube という会社そのものと、ほかの製品の値動きは、会社ページの方にまとめています。

 

Softubeのセールはいつ?過去の値動きと買い時|コンプもサチュも足りているボカロPが、初心者にはProducer Collectionをすすめる理由

 

私が反応した6本

11本のうち、中身を見ていて手が止まったのはこの6本でした。

どれも自分がまだ持っていない種類で、そこが評価の分かれ目になっています。

 

Amp Room: Vintage Suite:ギターアンプ一式がそのまま入る

いちばん気になったのがこれです。

アンプが4台、キャビネットが5台、ストンプボックスが11個、エフェクトとユーティリティが13個入っていて、Amp Room というプラットフォームごと使える形になっています。

 

Softube Amp Room Vintage Suite のアンプとキャビネット、エフェクターのペダル(Plugin Boutique の製品画像)

 

アンプは1966年のコンボ、マスターボリューム付きの同系統、70年代後半のイギリス製100W、60年代初めの30Wトップブースト、という並びです。

キャビネットはマイクの位置を動かせて、好きなインパルス応答を読み込むこともできます。

 

Softube はもともと ギターまわりが強いメーカー という印象を持っていました。

その印象の中心にあるのがこのシリーズです。

 

音と操作感は、公式の紹介動画が分かりやすいです。

 

Harmonics:このバンドルで私がいちばん欲しかった1本

5種類の歪みを切り替えて使うサチュレーションです。

SOLID・TRANSF・MASTER・TUBE・MODERN の5つから選び、DRIVE で量を、CHARACTER で色を決めます。

 

Softube Harmonics の画面。SOLID・TRANSF・MASTER・TUBE・MODERN の5つの歪みの種類、DRIVE・CHARACTER、HIGH CUT・LOW CUT(Plugin Boutique の製品画像)

 

歪ませると音の立ち上がりが潰れてしまうのが普通ですが、この製品は Dynamic Transient Control という仕組みでそこを保つ作りになっています。

歪みの前後に High Cut と Low Cut を置けるので、かける帯域も選べます。

 

コンプは手持ちで足りていますが、サチュレーション系だけは今も足りない と感じています。

このバンドルを「買いだ」と思った一番の理由が、ここに Harmonics が入っていることでした。

 

Harmonics だけを単体で狙う場合の値動きは、Harmonicsのセールの記事にまとめています。

 

歪みの種類を5つ持ち歩きたい人に。

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音の変化そのものは、公式動画で聞けます。

 

Model 84:80年代のポリシンセを部品から作り直したもの

1984年の6声ポリシンセを、回路のレベルからモデリングしたシンセです。

実機と同じ6声で、ポリモードの声の割り当てまで再現したと説明されています。

 

Softube Model 84 Polyphonic Synthesizerの画面。LFO・DCO・LPF・ENV・VCA・EQ・CHORUSのスライダーと、下に鍵盤(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

実機にはなかったベロシティとアフタータッチへの対応、広げたユニゾンモードが足されています。

本体のほかに、Amp Room 用のコーラスと、Modular 用の7つのモジュールも付きます。

 

画面はつまみではなく、スライダーが横一列に並ぶ作りです。

LFO・DCO・LPF・ENV・VCA・EQ・CHORUS が左から順に置かれていて、実機の並びがそのまま残っています。

 

Vocoder:声を素材にして鳴らす方の道具

20バンドまで使えるボコーダーで、6声のキャリアシンセを内蔵しています。

波形はノコギリ・矩形・ノイズ・パルスの4つから選べます。

 

Softube Vocoderの画面。CARRIER SYNTHのATTACK・DECAY、RESYNTHESIS CONTROLのバンド表示、BANDSの4・8・12・16・20の切り替え(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

バンド数は4・8・12・16・20から選べて、少なくするほど荒い昔の質感に寄っていきます。

鍵盤で和音を作って MIDI で動かす Transpose Chord Mode や、特定の帯域を止めたまま鳴らす Freeze も入っています。

 

破裂音や子音の出方を調整する Unvoiced、左右の広がりを決める Stereo Width まで付いています。

ボコーダーは私が持っていない種類 なので、ここも気になった1本です。

 

Tape:3種類のテープマシンを切り替えて使う

テープの質感を足すプラグインで、A・B・C の3種類のマシンが入っています。

AMOUNT のつまみひとつで深さが決まる作りで、負荷も軽めだと説明されています。

 

Softube Tape の画面。左右の VU メーター、AMOUNT のつまみ、A・B・C の TYPE 切り替え、TAPE SPEED(Plugin Boutique の製品画像)

 

私がサチュレーションで求めているのは、使いやすいテープシミュレーター です。

その条件にそのまま当てはまるのがこの1本でした。

 

Tape だけを単体で狙う場合の値動きは、Softube Tapeのセールの記事にまとめています。

 

Tube Delay:真空管で汚せるディレイ

3段の真空管をモデリングしたディレイで、歪ませるほど荒れていきます。

ディレイタイムは1〜1000ミリ秒、テンポ同期にも対応します。

 

Softube Tube Delayの画面。DRIVE・Delay Time・Feedback・Mix・Treble・Bassのつまみと、縦長のコンパクト表示(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

パッシブ方式のビンテージEQとフィードバックが付いていて、短いスラップバックから長い残響まで作れます。

画面は横長と縦長の2種類あり、狭いところでは縦長の方を出せます。

 

「全部入りは選ばない」から変わったところ

少し前に UAD の Ultimate 14 を調べたときは、違う結論を出しました。

200本を超える全部入りは、どうしても全部は使えない。だから欲しいものを個別に買う方がいい、という見方です。

 

その考え方は今も変わっていません。

変わったのは、本数ではなく「自分が使いたいものが何本入っているか」で見る ようになったところです。

 

Ultimate 14 の話は、UAD Ultimate 14のセールの記事に書いています。

 

この11本は、私にとって当たりが6本ありました。

役割が重なっていないので、残りの5本も「余り物」という感じにはなりません。

 

逆に、すでにコンプもEQもサチュレーションも揃っている人なら、話は別です。

その場合は ピンポイントで欲しい1本だけを買う方が早い と、今でも思っています。

 

過去のセール

このバンドルは通常価格が高く設定されていて、値引きの率も大きく動きます。

海外のニュースサイトが取り上げた分を並べると、こうなります。

  • 2025年8月8日:$180(通常$1,647・90%オフ・8月31日まで。出典:Bedroom Producers Blog)
  • 2026年1月26日:£129(88%オフ・2月1日まで。出典:MusicTech)
  • 2026年3月23日:$149(Plugin Boutique の Mixing Month・3月31日まで。出典:rekkerd)

 

2026年に入ってからは、$149前後が繰り返し出てくる のが分かります。

数か月に一度は同じところまで戻ってくる製品なので、焦って買う種類のものではありません。

 

逆に言えば、そこまで下がっていない時期にわざわざ買う理由もありません。

年末にかけての動きは、ブラックフライデーのまとめの方で追っています。

 

どんな人に向くか

一番はっきりしているのは、まだ機材が揃っていない人です。

DAW に付いてくるものだけで作っていて、プラグインをこれから増やしていく段階のボカロPなら、11本の役割がそのまま足りないところを埋めます。

 

もうひとつは、ギターを弾く人・ギターを使った曲を作る人です。

Softube はギターまわりを強く推しているメーカーで、Amp Room Vintage Suite が入っているぶん、同じ値段でも受け取れるものが変わってきます。

 

逆に向かないのは、コンプもEQもサチュレーションも一通り持っている人です。

その段階では、足りない1本を単体で買う方が結局安く済みます。

 

私自身はというと、お金に余裕があれば買いたい、というところで止まっています。

ただ、中身を見る前と見たあとで評価が動いた製品は久しぶりでした。

 

この記事で挙げたもの

プラグインをこれから揃える人と、ギターを使う人に。

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歪みの種類を5つ持ち歩きたい人に。

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使いやすいテープの質感を1本だけ足したい人に。

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