Venomodeのセールは買い?|マキシマイザーをまだ持っていないボカロPなら、選ぶのはMaximal 3

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

Venomode という名前は、聞いたことがありました。

でも、何を作っている会社なのかは、今回調べるまで知りませんでした。

 

調べてみると、曲の音圧を上げる道具や、コンプのようなダイナミクスの道具が中心の、イギリスの小さなプラグインの会社でした。

Plugin Boutique では、9つの製品を扱っています。

 

その中から1つ選ぶなら、私はマキシマイザーの Maximal 3 です。

ただし、勧めるのはマキシマイザーをまだ持っていない人に。

 

私は iZotope の Ozone を持っているので、自分では買いません。

 

この記事では、Venomode の主な4製品の中身と、それぞれどんな人に向くかをまとめます。

 

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Venomodeは、音圧とダイナミクスの道具が中心の会社

Plugin Boutique の Venomode のページには、次の製品が並んでいます。

 

Plugin BoutiqueのVenomodeのメーカーページ(2026年10月23日時点)

 

  • Maximal 3:曲全体の音量を、音割れさせずに上げるマキシマイザー
  • Mesa:音の先端を削って音圧を上げるクリッパー(機能を絞った無料の Mesa Lite もあります)
  • Complexer 2:コンプやリミッターなど、3つの処理を組み合わせて使うダイナミクスの道具
  • Phrasebox 2:MIDI のコードから、フレーズを作るアルペジエーター
  • ほかに、ダイナミック EQ の DeeQ、明るさ・暗さを傾けて変える EQ の Pivot、低音の整理に使う Lowtility 2、音を大きく広げる Plenum

 

どれも Mac・Windows で使え、AU にも対応しているので Logic Pro で読み込めます。

この記事では、上の4つを順に見ていきます。

 

Maximal 3は、音圧をどこまで上げたかが見やすいマキシマイザー

Maximal 3 は、曲を仕上げる最後に挿して、全体の音量を上げるためのプラグインです。

音が 0dB を超えて割れないように頭を抑えながら、そのぶん全体を持ち上げます。

 

Maximal 3の画面。左からInput・Clipper・Maximiser・Meters。右のMetersにLUFSとトゥルーピークが出る(Venomode公式サイトより)

 

画面は左から、入力の音量、音の先端を丸めるクリッパー、音量を上げるマキシマイザー、メーターの順に並んでいます。

公式の説明では、デジタルの書き出しで起きる細かい音割れ(トゥルーピーク)まで抑えるリミッターで、最大16倍のオーバーサンプリングにも対応しています。

 

公式動画を見て、まず思ったのはすごく見やすい画面だということです。

つまみが絞られていて、どのくらい音圧を上げるかに集中できる作りになっています。

 

 

右側には、曲の音の大きさを表すLUFS の数字がメーターで出るので、いまどのくらいの大きさかが分かりやすいです。

青っぽい色の画面も、Scaler の画面を思い出すような雰囲気で、私は好きでした。

 

それでも、私は Ozone を持っているので、Maximal 3 は要りません。

マスタリングは、Ozone の Maximizer で済ませています。

 

その使い方は、Ozoneのレビューに書いています。

 

一方で、マキシマイザーをまだ持っていない人なら、買う価値はあると思います。

 

Plugin BoutiqueのMaximal 3の商品ページ(2026年10月23日時点で¥5,244・通常¥10,630・11月1日まで)

 

マキシマイザーで音圧を上げるときに、私がどこを見ているかはこちらにまとめています。

 

Logicで音圧が上がらない原因はマキシマイザーの手前だった|純正LimiterとOzoneを使って分かったこと

 

マキシマイザーの定番の FabFilter Pro-L 2 と比べたい人は、Pro-L 2のセールの記事も参考になると思います。

 

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Mesaはクリッパー。私ならマキシマイザーを先に選ぶ

Mesa は、音の先端を削って、そのぶん音圧を上げるクリッパーです。

マキシマイザーが音量の頭を「抑える」のに対して、クリッパーは頭を「切り落とす」イメージです。

 

Mesaの画面。左からInput・Clipper・Post・Output。右のOutputに、かける前と後のLUFSの差が出る(Venomode公式サイトより)

 

公式の説明では、削り方は5種類あり、音を3つの帯域に分けて別々に削ったり、真ん中と左右を分けて削ったりもできます。

画面の右には、かける前と後で音の大きさがどれだけ変わったかが、LUFS の差で出ます。

 

 

ただ、1つ選ぶなら、私はクリッパーよりマキシマイザーのほうがいいと思っています。

まずは無料の Mesa Lite で、クリッパーがどんなものか試してみるのもいいと思います。

 

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Complexer 2は、コンプをまだ持っていない人に

Complexer 2 は、3つのダイナミクスの処理を組み合わせて使うプラグインです。

ダイナミクスの処理とは、コンプのように、音の大きいところと小さいところの差を整える処理のことです。

 

Complexer 2の画面。上で処理の並べ方を決める(この画面では2つのコンプを並べてリミッターへ送っている)(Venomode公式サイトより)

 

3つの処理は、それぞれコンプ・エキスパンダー・リミッター・ゲートなどに切り替えられます。

公式の説明では、3つを順につなぐほか、2つを並べてから3つ目に送る形や、帯域ごと・真ん中と左右ごとに分ける形も選べます。

 

コンプやリミッターを重ねて使えるので、コンプをまだ持っていない人には向いていると思います。

1つのプラグインで、いくつかの処理をまとめて試せるからです。

 

ほかの会社のコンプのセールは、コンプのセールの記事にまとめています。

 

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Phrasebox 2は、LogicならArpeggiatorで足りると感じた

Phrasebox 2 は、鍵盤で押さえたコードから、フレーズをその場で作るアルペジエーターです。

コードを変えると、作ったフレーズもそのコードに合わせて変わります。

 

Phrasebox 2の画面。行ごとに、入ってきたコードの音をどう鳴らすかをピアノロールのように描く。下ではモジュレーションなどの動きを線で描ける(Venomode公式サイトより)

 

画面では、行ごとに「入ってきたコードのどの音を、いつ鳴らすか」を、ピアノロールのように描いていきます。

公式の説明では、出す音を複数の楽器に振り分けたり、モジュレーションなどの動きを線で描いたりもできます。

 

 

公式動画を見て、モジュレーションのところを細かく触れるのは良いと思いました。

ただ、自動でフレーズを作る道具で楽をするのは、なかなか難しいと感じました。

 

やっていることの土台は、コードからフレーズを作るアルペジエーターです。

Logic Pro には最初から Arpeggiator が付いているので、私はLogic の Arpeggiator で十分だと思っています。

 

一方で、アルペジエーターが付いていない DAW を使っている人なら、候補になると思います。

なお公式によると、Phrasebox 2 は GarageBand・Reason・Maschine では使えません。

 

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過去のセール

Venomode の過去のセールで、出典で確かめられたものです(ポンド・ドル表記はメーカーやニュースの値段)。

  • 2025年11月17日〜12月8日:Mesa の発売記念で £29(通常 £49)(rekkerd.org)
  • 2026年2月13日〜3月1日:Plugin Boutique の14周年のセールで、Phrasebox 2 がセール(rekkerd.org)
  • 2026年5月7日〜5月28日:Plugin Boutique のマスタリング特集で、Maximal 3 が $30(rekkerd.org)、Mesa が £24.95(通常 £49)(rekkerd.org)
  • 2026年10月23日:Plugin Boutique のハロウィンのセール(最大55%オフ・11月1日まで)で、Maximal 3 が ¥5,244(通常 ¥10,630・50%オフ)、Mesa が ¥5,244(通常 ¥11,150・52%オフ)、Complexer 2 が ¥3,985(通常 ¥8,190・51%オフ)、Phrasebox 2 が ¥7,341(通常 ¥16,380・55%オフ)(rekkerd.org・Plugin Boutique)

 

ほかの会社のブラックフライデーのセールは、ブラックフライデーのまとめに会社ごとにまとめています。

 

まとめ

  • Venomode は、音圧とダイナミクスの道具が中心の、イギリスの小さな会社
  • 1つ選ぶなら Maximal 3。画面が見やすく、LUFS がメーターで分かりやすい
  • ただし向くのはマキシマイザーをまだ持っていない人。Ozone を持つ私には要らない
  • クリッパーの Mesa より、私はマキシマイザーを先に選ぶ
  • Complexer 2 はコンプをまだ持っていない人に、Phrasebox 2 はアルペジエーターが付いていない DAW の人に

 

マキシマイザーをまだ持っていなくて、音圧の上げ具合を見ながら仕上げたい人に。

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コンプをまだ持っていなくて、いくつかの処理をまとめて試したい人に。

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アルペジエーターが付いていない DAW で、コードからフレーズを作りたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。