リミッターは何を選ぶ?|Logic純正・Ozone・Pro-L 2・Limit Pro・Oxford Limiterを「波形が見えるか」で比べたボカロPの結論

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リミッターの紹介動画をいくつか見比べて、私が真っ先に確かめていたのは「波形が見えるかどうか」でした。

いま Logic Pro 純正の Limiter を使うと、どのくらい音を抑えているのかが見にくくて、使いにくいと感じているからです。

 

リミッターは、音のいちばん大きいところ(ピーク)が天井を超えないように抑えながら、曲全体の音量を上げる道具です。

曲の最後に音圧を上げるマキシマイザーも、ほぼ同じ役割のものです。

 

この記事では、Logic 純正の Limiter、私が使っている Ozone の Maximizer、欲しいと思っている FabFilter Pro-L 2、そして今回はじめて知った Softube Limit Pro と Sonnox Oxford Limiter の5つを並べました。

FabFilter を持っていない初心者ボカロPなら、Ozone か Limit Pro、というのが私の結論です。

 

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結論:マキシマイザーだけ欲しいなら Limit Pro、まとめて仕上げたいなら Ozone

FabFilter のプラグインを持っていない人には、私は Ozone か Limit Pro を勧めます。

マキシマイザーだけが欲しいのであれば、Limit Pro だけでも十分だと思っています。

 

ただ、私自身は Ozone を使っていて、かなり良かったと感じています。

特に、Ozone の Imager で帯域ごとに広がりを分けて調整できるのが、すごくありがたかったです。

 

一方で、FabFilter のプラグインをすでに持っている人なら、Pro-L 2 を選ぶのもいいと思います。

Oxford Limiter は、使いやすそうではあるものの、私には必要ないと判断しました。

 

マキシマイザーがそもそも要るのか、私が Logic 純正から Ozone に移った流れは、こちらの記事に書いています。

 

Logicで音圧が上がらない原因はマキシマイザーの手前だった|純正LimiterとOzoneを使って分かったこと

 

5つのリミッターを1つの表で比べる

波形が見えるか、どんな特徴があるか、値段、私の立場を並べました。

Pro-L 2・Limit Pro・Oxford Limiter は持っていないので、公式の説明と動画を見たうえでの立場です。

 

2026年10月23日時点の、Plugin Boutique の通常価格です。

製品波形の見え方特徴通常価格私の立場
Logic Pro 純正 LimiterメーターだけLogic に最初から入っている、Gain と天井(Output Level)が中心のシンプルな作りLogic Pro に付属使っているが見にくくて使いにくい
iZotope Ozone の Maximizer波形と抑えた量が見えるOzone の中のマキシマイザー、AI の提案に任せて仕上げられる¥86,970(Ozone 12 Advanced)曲の最後に使っている・いちばん勧める
FabFilter Pro-L 2波形の上に抑えた量が見える見やすい画面のリミッター、ラウドネスのメーターつき¥34,680欲しい(未所持)
Softube Limit Pro波形と抑え具合が見える大きなつまみ1つが中心、ピークの抑え方を3種類から選べる、簡単版の Limit Go つき¥23,980初心者に勧める(未所持)
Sonnox Oxford Limiter縦のメーターだけ昔からある定番、音を大きく聞かせる Enhance のつまみ¥46,010私には不要(未所持)

 

並べてみると、波形が見えるのは Ozone・Pro-L 2・Limit Pro の3つでした。

私が「使いやすそう」と感じたものは、どれもこの3つに入っています。

 

Logic 純正の Limiter:まずはこれでいいが、私には見にくかった

マスタリングのプラグインを何も持っていない初心者なら、まずは Logic 純正のままでいいと思っています。

純正で足りないところが出てきてから、リミッターのようなマキシマイザーを足し、それでも足りなければ Ozone、という順番です。

 

Logic Pro純正のLimiter。Gainつまみと天井にあたるOutput Level -1.0dB、Mode Precision、True Peak Detection ON

 

私はいまも、ボーカル・ドラム・ベースなどの突発的なピークを抑えるのに、Logic の Limiter を使っています。

特に、クラッシュシンバルの大きな音を下げる役目です。

 

ただ、どのくらい抑えているのかがメーターでしか分からず、すごく見にくくて使いにくいと感じています。

ここが、ほかのリミッターが気になっている理由です。

 

Ozone の Maximizer:AI に任せて、私が決めるのは天井だけ

曲の最後の音量は、Ozone の Maximizer で上げています。

基本的には AI の提案に任せていて、私が自分で決めているのは、天井(シーリング)を -1 にすることくらいです。

 

Ozone AdvancedのMaximizerモジュール。IRC 2、Character Fast and LoudでGain+15.0dBまで持ち上げている状態

 

Logic の Limiter と違って、波形の上で、どこをどれだけ抑えているのかが見えます。

Ozone Advanced なら、Maximizer などのモジュールを単体のプラグインとして、個別のトラックに挿すこともできます。

 

それでも私が Ozone をいちばん勧めるのは、Maximizer よりも、ほかのモジュールに助けられたからです。

特に Imager は、帯域ごとに広がりを分けてかけられるので、すごくありがたかったです。

 

Ozone AdvancedのImagerモジュール。帯域ごとにステレオ幅を操作するスライダーと、Recover Sidesノブ、下に広がりを可視化するポーラーディスプレイ

 

Ozone の中身は、Ozone のレビューにモジュールごとにまとめています。

 

FabFilter Pro-L 2:見やすくて、ずっと欲しいリミッター

Pro-L 2 は持っていませんが、紹介の動画を見てから、めちゃくちゃ欲しいと思っているリミッターです。

いちばんの理由は、抑えた量が画面でとても見やすいことです。

 

FabFilter Pro-L 2 の画面。波形の上にゲインリダクションの量が -0.5 dB などの数字で出て、右にラウドネスメーター(Short Term -13.2 LUFS)が並ぶ(FabFilter 公式の製品画像)

 

Ozone にもリミッターはありますが、Pro-L 2 のほうが見た目がよく、EQ やリバーブと同じ FabFilter でそろえたい気持ちもあります。

Ozone より安く、リミッターだけで買えるので、ボーカルやギター、ドラムなどの個別のトラックにも気軽に挿せるのが魅力です。

 

FabFilter のプラグインをすでに持っている人なら、Limit Pro ではなく Pro-L 2 でもいいと思います。

画面の動きは、FabFilter 公式の動画が分かりやすいです。

 

 

Pro-L 2 の値下がりの幅と買い時は、Pro-L 2 のセールの記事にまとめています。

 

Softube Limit Pro:つまみ1つで分かりやすく、値段も手ごろ

Limit Pro は、Softube の新しいリミッターです。

大きな「limiter gain」のつまみで音量を上げ、ピークの抑え方を STANDARD・ADAPTIVE・FAST の3つから選びます。

 

Softube Limit Pro の画面。上に波形とピークの抑え具合、右に LUFS・true peak の数字。中央の大きな limiter gain のつまみと、下に STANDARD・ADAPTIVE・FAST の3つの抑え方のボタン(Plugin Boutique の製品画像)

 

Plugin Boutique の説明では、808 のような低音が入ってきたときのひずみを防ぐ Low Frequency Protection や、音量をそろえて聞き比べる Gain Match もついています。

さらに、もっと手早く使える簡単版の Limit Go も一緒に入っています。

 

この製品は、今回はじめて知りました。

動画を見て、まずデザインが好きだと感じました。

 

つまみはほとんど1つで、あとは微調整があるくらいなので、とても分かりやすそうです。

波形が見えるのもよく、FabFilter に近い印象を受けました。

 

そのうえで、Pro-L 2 より安いのも大きいです。

マキシマイザーだけを足したい初心者には、これだけでもいいと思っています。

 

 

Sonnox Oxford Limiter:定番だけれど、私には Logic と同じに見えた

Oxford Limiter は、昔からある定番のリミッターです。

音を大きく聞かせる Enhance のつまみや、サンプルの間に隠れたピークまで測る Recon メーター、仕上げのディザーまでそろっています。

 

Plugin Boutique の Sonnox Oxford Limiter の製品ページ(2026年10月23日時点で¥46,010)

 

動画を見ると、使いやすそうではありました。

ただ、私は Sonnox というメーカーや、青いコンソールのような見た目が、あまり好みではありません。

 

それに、縦のメーターだけで波形が見えないので、結局は Logic の Limiter と同じような使い心地になりそうだと感じました。

Ozone の Maximizer がすでにあるので、私には特に必要ないと判断しています。

 

 

どれを選ぶか:持っているものと、欲しいもので決める

マスタリングのプラグインを何も持っていないなら、まずは Logic 純正で仕上げてみるのがいいと思います。

純正で物足りなくなったら、次の1つは次のように選びます。

 

  • マキシマイザーだけ足したい:Limit Pro
  • 広がりや音のバランスまでまとめて整えたい:Ozone
  • FabFilter のプラグインをすでに持っている:Pro-L 2

 

Ozone を持っていても、リミッターが不要になるわけではありません。

クラッシュシンバルやボーカル、ギターのように、ところどころ飛び出すピークを抑えたい場面は、私にもよくあります。

 

段階ごとのマスタリングのプラグインの選び方は、マスタリングのプラグインの選び方にまとめています。

 

過去のセール

Plugin Boutique で確かめられた、リミッターの値下がりです。

  • FabFilter Pro-L 2 2026年10月15日〜10月20日:¥26,010(通常¥34,680・25%オフ)
  • Sonnox Producer Power Bundle(Oxford Inflator と Oxford Limiter のセット) 2026年10月(〜10月18日):¥9,980(通常¥73,200・86%オフ)

 

Oxford Limiter は、単体よりもセットでの値下がりが大きい例がありました。

 

まとめ

  • リミッターは、ピークを天井で抑えながら曲の音量を上げる道具
  • 私が選ぶときに見ているのは、抑えた量が波形で見えるかどうか
  • 初心者はまず Logic 純正、足りなくなったら Limit Pro か Ozone
  • マキシマイザーだけなら Limit Pro、広がりまで整えたいなら Ozone
  • FabFilter を持っている人は Pro-L 2 でもいい
  • Oxford Limiter は使いやすそうだが、波形が見えず私には不要

 

マキシマイザーだけを手ごろに足したい人に。

🔥 セール中 ¥15980(通常 ¥23980)〜11/7まで:Softube Limit Pro を見る →

 

曲の仕上げを、広がりまでまとめて整えたい人に。

iZotope Ozone 12 を Plugin Boutique で見る →

 

FabFilter のプラグインでそろえている人に。

FabFilter Pro-L 2 を Plugin Boutique で見る →

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。