RC-20 Retro Color をもう持っている人と、まだ持っていない人とでは、Lifeline Console の買い方が少し変わります。
Excite Audio の Lifeline Console は、プリアンプ・EQ・コンプ・揺れ・ノイズの5つを1台にまとめたチャンネルストリップです。
私は RC-20 を持っていて、Lifeline Console はまだ持っていません。
それでも公式の画像と動画を見て、6,700円なら正直買ってもいいと思いました。
この記事では、どんなプラグインなのか、RC-20 と似ているところと違うところ、Lite 版との違い、向く人と過去のセールをまとめます。
書いているのは、公式の説明と動画を見たうえでの考えです。
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Lifeline Consoleは、卓の色と古い録音の揺れ・ノイズを1台で足すプラグイン
Excite Audio には、Lifeline という名前のプラグインが2つあります。
Lifeline Expanse は録音する部屋の響きを、Lifeline Console はミックスする部屋(コントロールルーム)の機材の色を再現する、という分け方です。

画面には、左から PRE(プリアンプ)、EQ、COMP(コンプ)、MOD(揺れ)、WEAR(ノイズや劣化)の5つが並びます。
右側には、最後の仕上げとして低域を足す Warm と、高域にきらめきを足す Shine のつまみがあります。
その下の三角形のパッドは、きれいな卓(Clean)と古い卓(Vintage)、元の音(Dry)のどこに寄せるかを決めるものです。
うっすら艶を足すだけの使い方から、わざと古いテープのように崩す使い方まで、1台で幅広く作れるように考えられています。
Plugin Boutique 公式の紹介動画です。
5つのモジュールで、それぞれ3種類の音から選べる
それぞれのモジュールには3つのモードがあり、全部で15種類の処理を組み合わせられます。
画面の下の「Adv.」に切り替えると、細かいつまみが出てきます。

- PRE:Bright(高域の艶)・Warm(中域の厚み)・Dark(低域の重さ)の3つ。どの帯域にサチュレーションの色をつけるかを、カーブで細かく決められる
- EQ:きれいにかかる Gain、ブーストすると倍音が足される Vintage、歪みまで足す Dirty の3つ
- COMP:アナログ機材風の Analogue、素直にかかる Transparent、入力に合わせて変わる Variable の3つ。下がった音量を自動で戻す Auto-Makeup つき
- MOD:テープ・レコード・カセットの3つの「回転のムラ」。Wow と Flutter をそれぞれパッドで動かし、曲のテンポにも合わせられる
- WEAR:テープ・レコード・カセットのノイズと劣化。ヒス・ハム・機械の音・ほこりの4つを混ぜ、Age で古さを足す
面白いのは、MOD と WEAR を別々に選べるところです。
たとえば「揺れはテープ、ノイズはレコード」のように、現実にはない組み合わせも作れます。
ノイズのとぎれ(Dropouts)をテンポに合わせて、軽いリズムのように使うこともできるそうです。
アナログの色を足す例をまとめた、Plugin Boutique の動画です。
RC-20と似ているところ、違うところ
公式の動画を見て、最初に浮かんだのは手元の RC-20 でした。
ノイズや揺れを足すところは、RC-20 とよく似ています。
ただ、役割が重なるのは一部で、まったく同じものだとは思っていません。
特に違うと感じたのは、プリアンプのサチュレーションと、MOD・WEAR の中身です。
プリアンプでどの帯域に色をつけるかを決めて、揺れとノイズは素材ごとに選び分ける。
そこまで細かく分かれているので、RC-20 とは使い道も変わってくると思います。
RC-20 をどんな場面で使っているかは、レビューの記事にまとめています。
正直に言うと、いちばん惹かれたのは見た目です。
デザインと UI がかなり好きで、Arturia のプラグインのような雰囲気があり、使いやすそうで分かりやすそうだと感じました。
モジュールの並べ替えは「ついているなら便利」くらい
Lifeline Console は、5つのモジュールをドラッグで好きな順に並べ替えられます。
さらにフル版では、モジュールを1つずつ単体のプラグインとしても使えます。

ただ、私にとってはこれが大きな決め手にはなりませんでした。
EQ はトラックに別のものをかければいいので、1台にまとまっていても困らないからです。
なくても困らないし、あっても邪魔にはならない。
ついているなら便利、くらいの受け止め方です。
フル版とLite版の違い
Lifeline Console には、機能をしぼった Lite 版もあります。
5つのモジュールと15種類の処理、Clean と Vintage の卓、4つのノイズはどちらにも入っています。

フル版だけにあるのは、Mid/Side と左右を分けた処理、モジュールごとの単体プラグイン、それから「Adv.」の細かいつまみです。
プリセットの数も、フル版の350に対して Lite 版は100です。
上で紹介した帯域ごとの色づけや、Wow と Flutter のパッドは「Adv.」の側にあります。
この記事で面白いと感じた部分の多くは、フル版だけの機能です。
6,700円なら買ってもいいと思う理由
今の私の気持ちは、結構欲しいです。
UI が好みで、RC-20 とは違う方向の色づけもできそうなので、6,700円台なら正直買ってもいいと思っています。
実は10月の中ごろまで、RC-20 と Lifeline Console の2本セットが8,000円台で出ていました。
正直に言うと、本当に欲しかったのはそちらです。
ただ、私はもう RC-20 を持っているので、セットを買うと1本が無駄になります。
RC-20 を持っていない人なら、2本セットの方がずっとお得なので、次にセットが出るのを待つのも手です。
私と同じように RC-20 を持っている人は、単品のセールを狙うのが素直だと思います。
Plugin Boutique には体験版もあるので、UI の好みや音の変わり方は、買う前に自分の曲で確かめられます。
Excite Audio のほかのプラグインも含めた全部入りについては、Excite Audio Bundle のセールの記事にまとめています。
向いているのは、音に色や揺れ、古い質感を足したい人
いちばん向いているのは、音に色をつけたい人です。
モジュレーションで音を揺らしたい人や、ヴィンテージな味付けをしたい人にも合うと思います。
特殊な効果を狙って、質感を足したい人にはありだと思います。
サチュレーション全体の選び方は、サチュレーションのプラグインの記事で、Logic の純正や RC-20 も含めてまとめています。
過去のセール
確認できたものだけを並べます(ドル表記は海外の記事の金額です)。
- 2023年4月10日:Plugin Boutique の Lo-Fi Drums Bundle(Lifeline Console+サンプルパック2つ)が $59(4月30日まで)(出典:rekkerd.org)
- 2023年8月1日:Plugin Boutique の Excite Audio のセールで最大66%オフ。Lifeline Console も対象で、単品とアップグレードは $20 から(8月31日まで)(出典:rekkerd.org)
- 2026年10月14日:Plugin Boutique で RC-20 との2本セットが ¥8,532(71%オフ・10月16日まで)
- 2026年10月19日:Plugin Boutique で ¥6,749(通常 ¥13,770・50%オフ・10月31日まで)。同じセールで Lite 版は ¥5,019(通常 ¥8,540・41%オフ)

Plugin Boutique では、Excite Audio のセールが年に何度も出ています。
単品の半額前後に加えて、ほかの会社のプラグインとのセットが出ることもあるので、持っているものと照らして選ぶのがよさそうです。
ほかの会社も含めたセールの流れは、ブラックフライデーのまとめで確認できます。
まとめ:RC-20とは違う方向の色づけを、好みのUIで足したい人の1本
Lifeline Console は、プリアンプ・EQ・コンプ・揺れ・ノイズの5つを1台にまとめたチャンネルストリップです。
揺れとノイズを素材ごとに選び分けられ、卓の色まで三角パッドで混ぜられます。
RC-20 と似ているところはありますが、プリアンプと MOD・WEAR の中身が違うので、使い道も変わると見ています。
UI がかなり好みなこともあって、6,700円台なら買ってもいいと思っています。
RC-20 をまだ持っていない人は、2本セットが出たときがいちばんお得です。
持っている人は、単品のセールのときに体験版から試してみてください。
音に色をつけたい人、揺れやヴィンテージの質感を足したい人に。
🔥 セール中 ¥6749(通常 ¥13770)〜10/31まで:Excite Audio Lifeline Console を見る →
RC-20 をまだ持っていない人に(Lifeline Console との2本セットが出たときが狙い目です)。
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