UAD Sound City Studiosのセールは買い?過去の値動きと買い時|ギターとドラムの響きに惹かれたボカロPが「8,400円台なら買い」と思う理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

打ち込みのドラムも、歌声合成の声も、本物の部屋の中で鳴ったことは一度もありません。

UAD の Sound City Studios は、そういう音をロックの名盤が録られたスタジオの部屋に置くためのプラグインです。

 

名前を聞いたのは、今回が初めてでした。

スタジオでの録音を再現するプラグインはいくつも出ているので、最初は「似たようなものは見たことがあるな」くらいの印象です。

 

それが公式の動画を見たあとには、8,400円台なら買いだと思うところまで変わりました。

この記事では、どんなプラグインなのか、どこに惹かれたのか、誰に向くかと過去のセールをまとめます。

 

私自身はまだ持っていないので、書いているのは公式の説明と動画を見たうえでの考えです。

 

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Sound City Studiosは、ロックの名盤を生んだスタジオを部屋ごと再現したプラグイン

Sound City は、ロサンゼルス近くの Van Nuys にある録音スタジオです。

Nirvana、Metallica、Fleetwood Mac、Tom Petty、Rage Against the Machine などのアルバムが、ここの Studio A で録られてきました。

 

Sound City の Studio A。ドラムセット、グランドピアノ、布張りの吸音パネルが並ぶ部屋(Universal Audio 公式の画像)

 

UA の説明では、このスタジオで実際に録られたマルチトラックの音源をもとに、部屋の響きを作り込んだそうです。

当時ここで毎日働いていたエンジニアに、どこにマイクを立てていたかも聞いて、きれいに整えすぎない「そのままの癖」まで残したとしています。

 

入っているのは部屋だけではありません。

マイク、スタジオの卓、外付けのコンプ、エコーチェンバーまで、録音の流れがまるごと1つのプラグインに入っています。

 

UA のハードウェアは要らず、Mac や Windows のパソコンだけで動きます。

UA 公式の紹介動画です。

 

音源を選ぶと、部屋とマイクの置き方がまとめて決まる

画面の上で、ドラム・アコースティック・ギター・ボーカル・アンサンブルのように、鳴らす音源を選びます。

すると、その音源で実績のある部屋の位置とマイクの置き方が、そのまま呼び出されます。

 

UAD Sound City Studios の画面。左に Studio A の部屋とマイク、右に EQUALIZER・DYNAMICS・CHAMBER(Plugin Boutique の製品画像)

 

UA によると、Nirvana の『Nevermind』のような大きく反射する響きから、Tom Petty が使っていた「木の角」の近い響きまで、選べるようになっています。

左が部屋、右に卓の EQ・コンプ・チェンバーが並ぶ作りです。

 

置いたマイクは、そこで終わりではありません。

AKG・Neumann・RCA のコンデンサーマイクやリボンマイクを、部屋の中で動かしながら響きを探せます。

 

Sound City Studios の RE-MIC の画面と、部屋に立てたマイクの写真。ROOM 1・ROOM 2 でマイクを選べる(Universal Audio 公式の画像)

 

ギターには「RE-MIC」というモードもあります。

アンプのキャビネットとマイクの組み合わせを選び直して、録ったあとのギターをマイクから録り直したような音にできるそうです。

 

卓のEQとコンプ、1176、エコーチェンバーまで1つに入っている

部屋のあとには、70年代初めから Studio A の真ん中にあった、イギリス製の卓の音が続きます。

 

Sound City Studios の卓の EQ。LOW・MID・HIGH の3バンド(Universal Audio 公式の画像)

 

EQ は LOW・MID・HIGH の3つだけで、細かく削るというより、卓を通したときの色をつけるためのものです。

 

コンプは、定番の 1176 に加えて、Dolby A301 というノイズリダクションの機材を初めて再現したものが入っています。

UA の説明では、Sound City のエンジニアがこの機材を本来とは違う使い方をして、コーラスをつややかにしたり、ドラムを派手にしたりしていたそうです。

 

Sound City Studios の DYNAMICS。CRUSH・AIR・ENCODE・1176LN・BUS・GATED を切り替えるつまみ(Universal Audio 公式の画像)

 

真ん中のつまみで、CRUSH(つぶす)・AIR(空気感を足す)・GATED(切る)などの使い方を切り替えます。

 

最後が、スタジオのエコーチェンバーです。

Queens of the Stone Age や Phoebe Bridgers なども使った、自然に開いた響きとして紹介されています。

 

Sound City Studios の CHAMBER(エコーチェンバー)。マイク・AMOUNT・DECAY・PREDELAY・WIDTH(Universal Audio 公式の画像)

 

チェンバーでも、ダイナミック・小さなコンデンサー・リボンの3種類からマイクを選べます。

部屋・卓・コンプ・残響を1台で通せるので、ただのリバーブとは考え方が違うプラグインです。

 

公式の動画で、ギターとドラムの響きが特にかっこよかった

公式の動画を見て、まず思ったのは「生音系にはすごくいい」ということでした。

設定が細かくできて、クリエイティブに使えそうなところも含めて、見ていてかなり面白かったです。

 

特によかったのが、ギターです。

このスタジオを通すと、ギターの響きがすごくいい方向に変わるように聞こえました。

 

ドラムも同じで、部屋で鳴っている感じがはっきり出ていました。

ドラム・ギター・ボーカル用のスタジオとして見ると、かなりいいと思います。

 

 

見終わって、スタジオを再現するプラグインには、実はかなり可能性があるのかもしれない、と感じました。

私も、これは結構使ってみたいですね。

 

Pro-R 2のDistanceでも距離は出せるけれど、精度は違いそう

私はリバーブに FabFilter の Pro-R 2 を使っています。

Pro-R 2 にも Distance というつまみがあって、音を遠くに置くようなちょっとしたリアルさは出せます。

 

それでも、実在するスタジオの部屋とマイクを再現した Sound City の方が、当たり前ではありますが、距離感はより精度高く作れるのだろうと思っています。

Pro-R 2 については、Pro-R 2 のセールの記事にまとめています。

 

動画を見ながら気になったのが、「Pro-R 2 と一緒に使えるのか、それとも Sound City の部屋の響きだけにしないとおかしくなるのか」という点でした。

一般的には、両方を使い分けることができます。

  • Sound City:各トラックに挿して、「その部屋で録ったような近い響き」と質感を足す
  • Pro-R 2 などのリバーブ:センド(送り)で、曲全体の空間や長い余韻を足す

 

ただ、長い響きを二重にかけると濁りやすいので、リバーブの量は控えめにするか、短めにするのがよさそうです。

私は持っていないので、この分け方はまだ試せていません。

 

8,400円台なら買いだと思う理由

公式の動画を見たあとの正直な気持ちは、めちゃくちゃ欲しいです。

打ち込みのドラムや歌声合成の声を「部屋で録ったような音」にできる道具として、これはいいと思いました。

 

8,400円台なら、買う価値はあると考えています。

スタジオの再現なので、距離感をはじめ、いろいろなことができるのが大きいです。

 

実は、こういうスタジオ系のプラグインはほかにもたくさんあります。

同じ UA の Ocean Way Studios も見ていて、マイクやリバーブの位置を自分で動かせるのが面白いと感じました。

 

Ocean Way Studios Deluxeのセールは買い?過去の値動きと買い時|リバーブは持っているボカロPが「部屋の響きは別枠」と考える理由

 

なので、今は「スタジオ系をどれか1つ買ってみたい」という気持ちで、Sound City もその有力な候補です。

80%前後まで下がるセールも、過去に何度か出ています。

 

1つだけ気をつけたいのが、パソコンへの負荷です。

Plugin Boutique のレビューでも、CPU の負荷が重いという声がたびたび出ています。

 

UA には体験版があるので、気になる人は自分のパソコンで動かして確かめてから買うのが安心です。

 

向いているのは、生音系の人と、ボカロ曲に距離感と立体感を出したい人

いちばん向いているのは、生音系の曲を作る人です。

ギターなど、アコースティック系の演奏をする人には特に合うと思います。

 

ボカロ曲でも、実際にリアルな距離感を出したい人や、立体的な音楽にしたい人なら、あっても損はありません。

 

私はこの系統のプラグインを持っていないので、はっきりとは判断できません。

それでも、立体的なリアルさを足していくと、曲にもっと深みが出るのではないかと思っています。

 

過去のセール

確認できたものだけを並べます(ドル表記は海外の記事の金額です)。

 

  • 2026年4月13日:Plugin Boutique で $39(通常 $249・84%オフ・4月30日まで)(出典:Bedroom Producers Blog)
  • 2026年10月16日:Plugin Boutique で $49(通常 $249・10月31日まで)(出典:rekkerd.org)
  • 2026年10月19日:Plugin Boutique で ¥8,480(通常 ¥43,401・80%オフ・10月31日まで)

 

Plugin Boutique の UAD Sound City Studios の製品ページ(2026年10月19日時点で¥8,480・80%オフ)

 

確認できた範囲では、2026年だけで2回、80%を超える値下がりが出ています。

通常価格との差がとても大きいので、欲しい人はセールのときに買うのが素直だと思います。

 

UAD 全体のセールの流れはUniversal Audio のセールの記事、リバーブ全体の買い時はリバーブのセールのまとめ、ほかの会社も含めた流れはブラックフライデーのまとめで確認できます。

 

まとめ:スタジオの響きで、打ち込みの音に距離と深みを足したい人の1本

Sound City Studios は、ロックの名盤が録られた Studio A を、部屋・マイク・卓・コンプ・エコーチェンバーまで再現したプラグインです。

音源を選べば部屋とマイクの置き方が決まり、そこからマイクを動かして響きを探せます。

 

私は公式の動画で、特にギターとドラムの響きに惹かれました。

8,400円台なら買いだと思っていて、スタジオ系を1つ選ぶなら有力な候補です。

 

生音系の曲を作る人や、ボカロ曲にリアルな距離感と立体感を出したい人は、セールのうちに体験版から試してみてください。

 

ギターやドラムなど生音系の曲に、本物のスタジオの距離感を足したい人に。

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マイクやリバーブの位置を自分で動かして、部屋の響きを選びたい人に。

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