UVI の紹介動画で Mosaiq を見ていて、最初に頭に浮かんだのは、手元の Pigments でした。
音がシーケンスで動いていく感じが、Pigments のシーケンサーにかなり近く見えたからです。
Mosaiq は、見かけたことはあっても名前までは知らなかった音源です。
調べてみると、1音でコードを鳴らす機能とシーケンサー、そして2,000を超えるプリセットを1つにまとめた、アイデア出しのための道具でした。
結論から書くと、Pigments のようにシーケンサーの入った有料シンセをもう持っているなら、急いで買わなくていいと思っています。
ただ、Mosaiq ならではの音とプリセットを本当に使いたいなら、買う価値はある1本です。
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Mosaiq 2026は、コードとシーケンスで曲のきっかけを作る音源
Mosaiq 2026 は、フランスの UVI が出している音源です。
UVI 公式では「Mosaiq 26」と書かれていて、Plugin Boutique では「Mosaiq 2026」の名前で売られています。

公式が真っ先に挙げているのは、240以上のコード進行を使って、鍵盤1つでコードを鳴らせることです。
そこにドラムとシーケンサーで動きを付け、2,000のプリセットから音を選んでいく、という作りになっています。
シンセを一から作り込むというより、プリセットを選んで鳴らしながら、曲の入口を見つけるための音源です。
公式の紹介動画を見ると、どんな音が入っているかがつかみやすいと思います。
弾く・動かす・磨く:Mosaiqでできること
UVI 公式の「PLAY」の欄には、Mosaiq でできることが6つ並んでいます。

- 指1本でコードを鳴らすか、キーボードモードに切り替えて全部の音域で弾くか選べる
- 8つのキーと5つのエフェクトを触りながら音を変えられる
- 240種類以上のコード進行が入っている
- MIDI のシーケンスで音に動きを付けられる
- 100種類の FX チェーンを使うか、自分で組める
- プリセットを自動で作る機能がある
コードを弾けなくても、鍵盤を1つ押すだけで和音が鳴り、そこにシーケンスの動きが乗る、というのが基本の使い方です。
公式の説明を読むかぎり、「何から作るか決まらない」ときに、とりあえず鳴らして方向を探すための機能が中心です。
12のジャンルと2,000以上のプリセットが、いちばんの中身
音は、ジャンルごとに分かれた12のコレクションにまとまっています。
Beat Culture・Hyperpop・Soft Pop・Retrofuturism・Velvet R&B・Liquid Breaks など、今どきのポップスやクラブ寄りの名前が並びます。

プリセットは公式の仕様で2,056個、サンプルは2,011個です。
自分のサンプルを読み込むこともできます。
ほかにも、音をランダムに変える機能、似た方向の別の音に差し替える「Mutate」、曲全体の雰囲気を一度に変える「バリスピード」があります。
ボタン1つで別の音に飛べるので、プリセットを順番に聞いていくのとは違う探し方ができます。
今の「26」の版では、Ethereal・Y2K・French Club・Broken Beats の4つのコレクションが足されました。
どのコレクションにも、鍵盤で自由に弾くための「Keys」のプリセットが加わっています。

無料のUVI Workstationで鳴る。Falconは要らない
UVI の音源は、別の本体が要るのかが気になるところです。
Mosaiq は、無料の UVI Workstation(4.0.4以降)で鳴らせます。
UVI の上位の本体である Falcon でも鳴りますが、Mosaiq のために Falcon を買う必要はありません。
私も UVI Workstation は入れていて、UVI の古いデジタルシンセの音源(Digital Synsations)をここで鳴らしています。

公式の仕様では、認証は無料の iLok アカウントで済み、ドングルは要りません。
1つのライセンスで3台まで使えて、容量は1.52GB です。
Mac は macOS 10.14 以降、形式は AU・VST3・AAX とスタンドアロンに対応していて、Logic Pro でも動作が確かめられています。
UVI のほかの製品のセールの時期は、UVI のセールの記事に、Falcon についてはFalcon のセールの記事にまとめています。
公式の動画を見た感想:アイデアは面白い、でも曲に使うかは別
動画を見て、まず「シーケンサーのような音源なんだな」と思いました。
アイデアとしては面白いですし、音やエフェクトにも面白さを感じます。
一方で、それをそのまま自分の曲に使うかというと、少し考えてしまいました。
見た範囲では、思っていたよりできることは多くないのかもしれない、という印象も残っています。
実際に触ったわけではなく、動画を見て、手元にある道具と比べたときの感想です。
Pigmentsを持っているなら代わりになる。1万3,000円台でも今は買わない
私がふだんいちばん使っているシンセは、Arturia の Pigments です。
その Pigments には、ステップシーケンサーとアルペジエーターが入っています。

Mosaiq の動きを見ていると、Pigments のシーケンサーとほとんど同じことをしているように感じました。
なので、シーケンサーで音を動かすという役目だけなら、手持ちの Pigments で代わりになります。
ただ、入っている音とプリセットは別物です。
Mosaiq には2,000を超えるプリセットがあり、この音とプリセットを本当に使いたいなら、買う価値はあると思っています。
Pigments をボカロ曲でどう使っているかは、こちらにまとめています。
Pigments レビュー|Dexed・Vitalが合わず流れ着いた、ボカロ制作のファーストチョイスにしているシンセの話
それでも、1万3,000円台まで下がっても、正直なところ私にはまだ少し高く、今は要らないと判断しました。
シーケンサーの役は、手持ちの Pigments で足りているからです。
Mosaiqが向いている人
私の場合は見送りですが、合う人ははっきりしていると思います。
1つは、いつもの曲に、ちょっと珍しいことや新しい要素を足したい人です。
公式も「インスピレーション」を前に出している音源で、その狙いにいちばん合う人だと思います。
もう1つは、有料のシーケンサーやアルペジエーターをまだ持っていない人です。
そういう人には、ある意味で使う価値がある音源だと思います。
コード進行を手伝ってくれるプラグインをまとめて比べたい人は、コード進行プラグインの選び方も参考にしてください。
過去のセール
Mosaiq 26 の通常の価格は、UVI 公式で $199 です。
- 2026年3月:$99(通常 $199・Mosaiq 26 の発売時の価格・3月29日まで)(出典:Sound On Sound)
- 2026年9月:$79(60%オフ・9月17日〜28日・UVI のスポットライトセール)(出典:KVR Audio)
- 2026年10月20日:¥13,636(通常¥34,980・61%オフ・10月26日まで。Plugin Boutique)

9月の UVI のセールと10月の Plugin Boutique のセールは、どちらも60%前後のオフでした。
発売から半年ほどで、この水準の値下げが2回あったことになります。
ブラックフライデーのほかの製品のセールは、ブラックフライデーのまとめに会社ごとにまとめています。
まとめ:シーケンサーを持っていない人の1本目には向いている
Mosaiq 2026 は、1音でコードを鳴らし、シーケンスで動かし、2,000以上のプリセットから音を選ぶ、アイデア出しのための音源です。
無料の UVI Workstation で鳴り、Falcon は要りません。
私は Pigments のシーケンサーで同じ役目が足りているので、今回は見送りました。
それでも、有料のシーケンサーを持っていない人や、曲に新しい要素を足したい人には、選ぶ理由がある音源です。
いつもの曲に、珍しい動きや新しい音を足したい人に。
🔥 セール中 ¥13636(通常 ¥34980)〜10/26まで:UVI Mosaiq 2026 を見る →
Mosaiq の代わりに、シーケンサーも入ったシンセを1本持っておきたい人に。
Pigments を Plugin Boutique で見る →






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