ボカロ曲のサビの作り方|今はAメロから作るボカロPが、サビで気をつけている「高く」と「変える」の2つ

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「サビが思いつかない」と検索すると、よく見かけるのが「まずサビから作りましょう」という助言です。

いちばん聞かせたい所を先に決めて、Aメロ・Bメロはそこへ向かう助走として作る、という考え方ですね。

 

私も、昔はサビから作っていました。

ですが、今は、Aメロから作ることのほうが多いです。

 

プロセカの楽曲募集に毎月応募しているので、曲は毎月作っています。

その中で、サビが作れなくて困ったことは、実はありません。

 

この記事では、私がサビをどう作っているかと、サビらしく聞かせるために気をつけている2つのことを書きます。

最後に、サビよりも今の私が困っている「別の場所」の話もします。

 

作る順番:先にコードを決めて、メロディはAメロから

私の曲づくりは、コード進行が先です。

コードを決めてから、そのコードに沿うようにメロディを乗せていきます。

 

メロディを作り始めるのは、たいていAメロからです。

Aメロ、Bメロと進んで、最後にサビを作る、という順番になることが多いです。

 

メロディを作る順番の図。昔はサビから、今はコード進行を決めてからAメロ→Bメロ→サビの順

 

コード進行そのものの選び方は、最初に使う3つに絞って別の記事にまとめています。

コード進行がわからない初心者ボカロPが、最初に使うべき3つだけ

 

コードを決める段階では、Scaler 3に頼ってきた

曲を作り始めたころは、コードを決めるところでよく手が止まりました。

そこで頼ったのが、Scaler 3というコード作りのプラグインです。

 

Logic上でScaler 3を開いた画面。キーをCマイナーにすると、それに合うコード候補が並ぶ

 

キーを選ぶと、そのキーに合うコードの候補が並びます。

その中から選んで並べていけば、コード進行の形になります。

 

私の場合、Scaler 3を使ったのはコードを決めるところだけでした。

メロディまで任せていたわけではないので、サビを作る道具というより、サビを作る前の土台づくりの道具です。

 

公式の紹介動画を見ると、コードの候補を並べて鳴らす流れがわかりやすいと思います。

 

1曲目を作るまでの流れはこちらの記事、Scaler 3そのものの使い心地はレビューに書いています。

 

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サビらしくする1つ目:音域を高くする

サビを作るときにいちばん意識しているのは、なるべく音域を高くすることです。

Aメロ・Bメロより高い所に、サビのメロディを置くようにしています。

 

Aメロ・Bメロ・サビの音域のイメージ図。サビの中心を一段高い所に置いている(説明用で実際の曲ではない)

 

上の図は、説明のために作ったイメージです。

実際の曲のメロディではありませんが、「サビでどこに音を置くか」の考え方はこの形です。

後は逆に、Bを下げて、Aが高く、サビがもっと高いパターンですね。

 

高く見せるのは、メロディだけではありません。

まだ曲を作り始めたばかりのころは、AメロもBメロもサビも同じコード進行のままで、コードの積み方(ボイシング)だけを変えて、サビを音域の高い響きにしていました。

 

LogicのピアノロールでCコードを基本形・第1転回・第2転回と並べた状態

 

同じCのコードでも、音の積み方を変えると、鳴る高さが変わります。

進行を変えなくても、サビを持ち上げることができました。

 

ボイシングでつまずいた話は、コード進行の記事に詳しく書きました。

 

サビらしくする2つ目:Aメロ・Bメロと、はっきり変える

もう1つ気をつけているのは、サビをAメロ・Bメロと結構変わる感じにすることです。

高さだけでなく、それまでのメロディとは違う感じになるようにしています。

 

Aメロ・Bメロの側も、それぞれ違う感じにしてきました。

たとえばBメロは、「クリシェ」という形だけで作ることが多かったです。

 

Logicのピアノロール。内側の音が半音ずつ下がっていくクリシェ下降

 

コードの中の1音が、半音ずつ下がっていく動きです。

コードの形をほとんど覚えなくていいので、ラクに雰囲気を変えられます。

 

サビで困ったことはない。困っているのは「売れるサビ」と、その手前

正直に言うと、サビが作れなくて困ったことはありません。

コードに沿って、音域を上げて、Aメロ・Bメロと変える。

 

私の場合は、この3つでサビの形にはなっています。

私が困っているのはその先で、サビは作れても、「売れるサビ」が作れないことです。

 

それでも、自分の曲のサビにはそれなりに自信があります。

だからこそ、今の私が上げるべきなのは、サビよりもAメロ・Bメロの質だと思っています。

 

サビの手前をどう良くするかが、いまの私の課題です。

 

まとめ:サビは「コードに沿って・高く・変える」で形になる

私のサビの作り方をまとめると、次のとおりです。

  • コード進行を先に決めて、メロディはそのコードに沿って乗せる
  • 今はAメロから作ることが多い(昔はサビから作っていた)
  • サビはなるべく音域を高くする。コードのボイシングで高く見せる方法もある
  • サビをAメロ・Bメロと結構変わる感じにする

 

「サビが思いつかない」と悩んでいるなら、メロディをゼロから探す前に、コードを決めて「ここから一段高く・ここまでと違う感じに」と考えてみてください。

私はこの考え方で、サビに困らずに来ました。

 

そのうえで、サビが作れるようになったら、次はAメロ・Bメロにも目を向けてみてください。

メロディができたあとに声を重ねたくなったら、ハモリの作り方も参考にしてください。

 

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