はじめて DTM 用に Mac を買うとき、いちばん迷うのが「メモリと容量(ストレージ)、どっちにお金をかけるか」だと思います。
どちらも上げると、値段は一気に跳ね上がります。
私の答えは、迷ったらメモリです。
容量は、足りなくなっても最悪、外付けでなんとかなります。
そう言い切れるのは、私の Mac がメモリ 64GB・容量 4TB でも、重くて止まることがあり、容量にも困っているからです。
この記事では、その中で分かった「先にお金をかけるところ」を順番に書きます。
メモリ64GBでも、重いものを重ねると止まることがある
私は Logic Pro で曲を作っています。
Logic を使うには Apple シリコンを搭載した Mac が必要なので、そこは最初に確かめておいてください(詳しくはLogic Pro の買い切りとサブスクの記事に書きました)。
そのうえで、メモリは 64GB 積んでいます。
それでも、音源をたくさん立ち上げると重くなり、止まってしまうことがあります。

たとえばオーケストラ系の曲では、楽器ごとに1トラックずつ音源を立ち上げていきます。
トラックが増えるほど、メモリはどんどん使われていきます。
特に止まりやすいのが、Pigments のような重いシンセと、ダイナミック EQ のような重い系のプラグインを立ち上げたときです。

Pigments は、2つのエンジンやフィルター、モジュレーションを1画面で組める分、処理も重めのシンセです(使い方はPigments のレビューに書きました)。
ここに、音に合わせて EQ のかかり方が変わるダイナミック EQ を重ねていくと、64GB でも余裕がなくなってきます。

上は、ピアノの耳につく帯域に Pro-Q 4 のダイナミックバンドを入れたところです(Pro-Q 4 の使い方はこちらのレビュー)。
64GB でもこうなるので、メモリには余裕を持たせておきたいところです。
予算をかけるなら、まずメモリに、というのが私の考えです。
Mac のメモリは、買ったあとに増やせない
メモリを優先したいもう一つの理由は、Mac のメモリはあとから足せないことです。
Apple シリコンの Mac はメモリが本体に組み込まれているので、買うときに選んだ量で使い続けることになります。

Apple の公式ページを見ると、2026年10月時点の MacBook Air は、メモリが 16GB か 24GB から始まり、最大 32GB まで選べます。
64GB 以上にしたい場合は、MacBook Pro の M5 Pro や M5 Max のモデルになり、64GB や 128GB も選べます。
周りを見ても、メモリを優先して選ぶ人が多いです。
容量は外に足せますが、メモリは外に足せません。
容量は4TBでも足りなくなった。でも外付けで逃げられる
では容量は少なくていいのかというと、私は 4TB でも困っています。
原因ははっきりしていて、オーケストラ系の音源です。
また、仕事でも動画編集を使い、それの容量で困っていますね。

EastWest の Hollywood シリーズは、1本で 178〜351GB あります。
全部そろえると 1TB クラスになり、正直デカすぎて困っています(どれから買うかはEastWest のオーケストラ音源の記事にまとめました)。
もう一つの失敗は、オケ系の音源や、使わないプラグインをめちゃくちゃダウンロードしてしまったことです。
これから Mac を買う人は、「とりあえず全部入れる」をしないだけで、容量はかなり持つと思います。
それでも足りなくなったら、外付けのドライブに音源を移すという逃げ道があります。
私自身は、音源を全部同じ場所に置いておきたくて、外付けにすると管理が面倒になりそうなので、まだ移していません。
ただ、「最悪、外付けでなんとかなる」というのは、メモリには無い強みです。
Mac の中の何が容量を使っているかは、Apple の公式動画で確かめ方が紹介されています。
選ぶなら、なるべく新しい世代を
もう一つ気をつけたいのが、チップの世代です。
私は M1 の Mac を使っていますが、これから買うなら、それより新しい世代を選んだほうが処理も速くなります。

2026年10月時点の MacBook Air は、Apple M5 チップです。
Apple の発表では、M1 の MacBook Air と比べて、画像処理(Affinity)で最大2.7倍速いとされています。
DTM の数字ではありませんが、世代が進むと処理の速さが大きく変わる、という目安にはなります。
選ぶときは、なるべく新しい世代で、メモリの多いものを見てみてください。
まとめ
- メモリと容量で迷ったら、メモリを優先する。64GB でも、重い音源やプラグインを重ねると止まることがある
- Mac のメモリは買ったあとに増やせない。MacBook Air は最大32GB、64GB 以上は MacBook Pro の M5 Pro・M5 Max のモデル
- 容量は 4TB でもオケ系の音源で埋まる。ただ、足りなくなっても外付けで逃げられる
- 使わない音源やプラグインを「とりあえず全部入れる」をしないだけで、容量はかなり持つ
- チップは、なるべく新しい世代を選ぶ
Mac のほかに、ボカロPを始めるときに本当に必要だったもの・要らなかったものは、こちらにまとめています。









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