LUFS が見えて、帯域ごとの強さと左右の広がりがなんとなく分かれば、メーターはそれで足ります。
私がメーターに求めているのは、そのくらいです。
SSL Meter Pro は、その全部に加えて、VU メーターや多チャンネルの表示まで1つにまとめたプラグインです。
ただ、調べてみた私の答えは、1万7000円なら買わないでした。
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どんな製品か:音量と音の中身を、1つの画面で全部見るメーター
SSL Meter Pro は、ミキサー(コンソール)で知られる Solid State Logic のメーターのプラグインです。
曲の音量や音の中身を、数字とグラフで目に見えるようにする道具だと考えてください。
1つの画面で、次のものを見られます。
- ラウドネス(LUFS):人の耳が感じる音の大きさの目安
- トゥルーピークと RMS:音の一番高いところと、平均の大きさ
- VU メーターと PPM:昔からスタジオで使われてきた針のメーター
- 31バンドの周波数の表示:低い音から高い音まで、どこが強いか
- 位相と左右のバランス:ステレオの広がりや、左右の偏り

もとは「SSL Meter」というメーターがあり、そこにラウドネスの機能と、Dolby Atmos のような 7.1.4 までの多チャンネルへの対応を足したのが Meter Pro だと、SSL 公式は説明しています。
音楽だけでなく、放送や映像の仕事まで考えて作られたメーターです。
ラウドネスの表示は、配信先ごとの目安まで入っている
画面の上の段は、ラウドネスの表示です。
曲全体の平均(Integrated)や、数秒ごとの大きさ(Short-Term)が数字で出て、時間ごとの変化もグラフで追えます。

公式によると、YouTube・Spotify・Netflix など、配信先や放送の基準に合わせたプリセットも入っています。
測った結果を CSV で書き出す機能もあり、納品の記録まで残せる作りになっています。
動画を見た感想:最近の製品にしては、見た目が古く感じた
SSL という会社は知っていましたが、Meter Pro のようなアナライザー寄りの製品があることは知りませんでした。
公式の紹介動画を見て最初に思ったのは、最近出た製品のわりに、デザインが古く感じるということです。
あまりモダンな見た目ではない、というのが正直な印象でした。
機能はいろいろ付いていますが、中身は比較的ふつうのメーターで、今の私に特に必要だとは思いませんでした。
画面の中段には、針で動く VU メーターも入っています。
画面の大きさは、50%から200%まで変えられます。

私のメーターは Insight 2:見やすさとデザインで、こちらが上だった
私がマスターで使っているメーターは、iZotope の Insight 2 です。
Logic の Stereo Out に、Pro-Q 4・Ozone・Insight 2・Tonal Balance Control の順で挿している例です。

Meter Pro と比べると、Insight 2 のほうが圧倒的に使いやすく、デザインも好きです。
もっとも、私が Insight 2 で見ているのは、ほとんど LUFS がどのくらいかだけです。

Insight 2 は、iZotope が無料で配っていたときに手に入れたものです。
最初は IK Multimedia の T-RackS に入っているメーターを使っていて、それでも十分でしたが、Insight 2 のほうが見やすかったので乗り換えました。
Insight 2 の値動きや買い方は、Insight 2 のセールの記事にまとめています。
T-RackS のメーターについては、T-RackS 6 のセールの記事で触れました。
メーターを持っていない初心者のボカロPなら、まず Logic のメーターでいい
これからボカロ曲を出す人で、まだメーターを持っていないなら、お金をかけずに Logic のメーターから始めて大丈夫です。
私自身、Logic のメーターで足りないと感じたことは特にありません。
最低限見たいのは、LUFS と、帯域ごとの強さやピークが分かるスペクトラムです。
あとはイメージャーで、左右の広がりがなんとなく見られれば十分だと思っています。
私の場合、曲を書き出すときは、大サビで -8.5 LUFS くらいを目指しています。
この数字を確かめるだけなら、高いメーターでなくても困りません。
音圧の上げ方は、マキシマイザーの記事に書いています。
1つ買うなら、見やすくて気に入ったものを選べばいい
メーターは、たくさんの会社から売られています。
有料のものは、Logic のメーターより見やすかったり、使いやすかったりします。
だからこそ、自分が見ていて気に入るものを選ぶのがいいと思います。
「何か1つ、適当なものが欲しい」と聞かれたら、私は Insight 2 を勧めます。
SSL Meter Pro は、SSL の画面や針のメーターが気に入った人なら、選ぶ理由になります。
SSL のほかのプラグインのセールは、SSL のセールのページにまとめています。
過去のセール
- 2025年(6月12日まで):発売記念で $62.49(税抜・Plugin Boutique と SSL のストア・出典:rekkerd)
まとめ:LUFS が見られれば十分なら、今あるメーターでいい
SSL Meter Pro は、ラウドネス・ピーク・VU・周波数・位相を1画面で見られる、SSL のメーターです。
配信先の基準のプリセットやログの書き出しまであり、放送や映像の仕事まで考えた作りです。
一方で、LUFS を見るのが中心の私には、1万7000円を出して足す理由はありませんでした。
まずは Logic のメーターで始めて、物足りなくなったら、見ていて気に入るメーターを1つ選べば十分です。
メーターやアナライザーの選び方は、こちらで比べています。
アナライザー(メーター)は何を使う?|Pro-Q 4の「その瞬間」とTonal Balanceの「全体」で足りているボカロPが、LEVELS・VISION 4X・Insight 2を見比べた
SSL の画面や針のメーターが気に入った人に。
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見やすいメーターを1つ選ぶなら、と私が勧める Insight 2 が気になる人に。
iZotope Insight 2 を Plugin Boutique で見る →







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