コンプレッサーをもう1本持っている人が、2本目に Evertone のバンドルを足す意味はあるのか。
FabFilter Pro-C 3 を使っている私が、紹介動画を見て出した答えは「今はいらない」でした。
ただ、5本のうち Compressor v2 だけは、少し気になっています。
この記事では、Evertone Bundle v2 の中身と、気になったところ・見送る理由を順番に書きます。
Evertone Bundle v2 は、日本の Evertone Project が作っているプラグインのセットです。
音の強弱をそろえるコンプレッサー、音の立ち上がりを持ち上げるエキスパンダー、曲の速さからつまみの値を計算する道具、1970年代のイギリスの卓(ミキサー)をもとにした EQ が2本入っています。

🔥 セール中 ¥26400(通常 ¥44000)〜11/2まで:Evertone Bundle v2 を見る →
Evertone Bundle v2 に入っている5本
Evertone Project という名前は、私は今回はじめて知りました。
プラグインのほかに「EVERTONE PICKUP」というハードウェアも作っている会社で、公式サイトは日本語で読めます。
Plugin Boutique の説明に載っている中身は、次の5本です。
単体の価格は、Evertone 公式サイトの表記(税込)です。
| 製品 | 何をする道具か | 単体の価格(公式) |
|---|---|---|
| Compressor v2 | 音の大きいところを抑えるコンプレッサー・処理の前と後の波形がリアルタイムで見える | ¥22,000 |
| Expander v2 | しきい値を超えた音の立ち上がりをさらに持ち上げる(アップワード・エキスパンダー) | ¥22,000 |
| Metro v2 | 曲の BPM から、アタックやリリースに入れる値を音符の長さで計算する | ¥11,000 |
| MORG Vintage 81 | 1970年代のイギリス製コンソールをもとにした4バンドの EQ | ¥13,200 |
| MORG-81 EQP3 | 同じ帯域を同時に上げ下げできるパッシブ EQ | ¥8,800 |
公式サイトでは、このほかにアンプのプラグイン MORG AMP 5A(単体 ¥5,500)も V2 バンドルに入ると書かれています。
ただ、2026年10月23日時点の Plugin Boutique の説明には MORG AMP 5A の名前がありません。

Compressor v2:波形がリアルタイムで動くのは便利そう
動画を見て最初に思ったのは、新しいプラグインのわりに、画面のデザインが少し古めに見えることでした。
一方で、コンプがどう効いているかが、リアルタイムの波形で見えるのは便利だと感じました。
Plugin Boutique の説明によると、入ってくる音の波形が黄色で、処理したあとの波形がその上に重なって表示されます。
出ていく音のカーブは緑の線で描かれ、再生しながらつまみを動かすと、すぐ画面に反映されます。

もう1つの特徴は、物理の運動の式(F=ma)をもとにした「物理エンジン」で音を動かすことです。
ふつうの動きの Standard と、加速の強さが違う Light・Medium・Heavy の4つのモードから選べます。
キックにかけたときの音の変わり方は、Evertone Project 公式のデモで聞けます。
Pro-C 3 がある私が、気になっても足さない理由
私がふだん使っているコンプは、FabFilter の Pro-C 3 です。
Logic Pro 純正のコンプを使っていたころから乗り換えて、いちばん楽になったのは見やすさでした。
波形がはっきり見えるので、どのくらい潰れていて、どのくらい戻っているかが分かりやすくなりました。

つまり、Compressor v2 の「波形が見える」よさは、私の場合は Pro-C 3 ですでに手に入っています。
すでにしっかりしたコンプを持っている人には、役割がかぶるコンプは要らない、と私は考えています。
機材もある程度そろっていて、5本の中に「これが欲しい」と思うものがありませんでした。
なので、セールの価格でも、私は今は買いません。
Pro-C 3 のどこが見やすいのかと、セールの時期は、こちらにまとめています。
FabFilter Pro-C 3のセールはいつ?過去の値動きと買い時|Logic純正から移って「どれだけ潰れているか」が見えたボカロPの話
Expander v2 と EQ・Metro は、私には決め手にならなかった
Expander v2 は、しきい値を超えた音の立ち上がりを、さらに持ち上げるプラグインです。
録音で失われがちな、音のアタックや歯切れを取り戻すためのもの、と説明されています。

動画で見たかぎりでは、私には普通のトランジェントシェイパー(音の立ち上がりと余韻の大きさを変える道具)に近い印象でした。
動画の音だけでは、ほかの道具との違いまでは、私にはあまり感じ取れませんでした。
Metro v2 は、BPM を入れるとコンプなどに使う時間の値を計算してくれる道具で、画面をタップしてテンポを入れることもできます。
MORG の EQ 2本は、スタジオで使われているハードウェアの実機を、補正せずに取り込んだものだと説明されています。
Plugin Boutique Japan の紹介動画では、Compressor の考え方が日本語で説明されています。
単体で買うか、バンドルで買うか
Plugin Boutique の通常価格は、バンドルが ¥44,000、Compressor v2 と Expander v2 が単体で各 ¥22,000 です。
公式サイトの単体の価格を5本ぶん足すと ¥77,000 なので、5本とも使うつもりならバンドルのほうが安くなります。
Compressor v2 だけが気になっている人は、バンドルの価格と単体の価格を並べてから選ぶと、損をしにくいと思います。
v1 を持っている人向けには、Plugin Boutique にも「Upgrade from v1」の版があります。
Evertone Bundle v2 が向く人
向いているのは、この画面のデザインが気に入った人です。
それから、コンプの動きをリアルタイムの波形で見ながら決めたい人には、そこがいちばんの狙いになると思います。
逆に、Pro-C 3 のように波形の見えるコンプをすでに持っている人は、急いで足さなくていいと思います。
私自身は、そこまで強い興味は持てませんでした。
過去のセール
海外のニュースなどで、日付を確かめられたものです。
- 2026年6月11日〜7月5日:Plugin Boutique 限定で30%オフ。v1 の Evertone Bundle(Compressor・Expander・Metro の3本)が $195.30(rekkerd)
- 2026年10月23日:Evertone Bundle v2 が Plugin Boutique で¥26,400(通常¥44,000・40%オフ・11月2日まで)
ほかのコンプのセールの時期は、コンプのセールの記事にまとめています。
まとめ:まずは手元のコンプの波形を見てから
Evertone Bundle v2 は、Pro-C 3 を持っている私には、今は要らないバンドルでした。
気になったのは Compressor v2 の、波形がリアルタイムで動く画面です。
コンプ選びに迷っている人は、コンプレッサーのおすすめの記事も参考にしてください。
この画面のデザインが気に入って、5本をまとめてそろえたい人に。
🔥 セール中 ¥26400(通常 ¥44000)〜11/2まで:Evertone Bundle v2 を見る →
コンプの動きを、リアルタイムの波形で見ながら決めたい人に。
Evertone Compressor v2 を Plugin Boutique で見る →
どのくらい潰れて、どのくらい戻るかを見やすくしたい人に。
FabFilter Pro-C 3 を Plugin Boutique で見る →






コメントを残す