みなさんこんばんは。
今回は好きな漫画「狼と香辛料」を紹介したいと思います。
狼と香辛料(15) (電撃コミックス)
「狼と香辛料」はライトノベルが原作で現在までに19巻まで発売されています。原作者はケモミミ好きで有名な支倉凍砂さんです。支倉凍砂さんは、「マグダラで眠れ」や他にも「狼と羊皮紙」を書かれている作家さんとなります。
実はこの本は非常に思い出深く、ブログ管理人が初めて買ったライトノベル(ラノベ)が「狼と香辛料」です。
狼と香辛料XIX Spring LogII (電撃文庫)
この本は中世ヨーロッパの経済を中心として書かれた、非常に勉強にもなるラノベです。時にはどうやって利益を出すのか、貨幣の相場価値などを題材として扱っています。それにもかかわらず、主人公ロレンスとヒロインホロとのラブコメのようなやりとりを加えることで、非常に読みやすい作品となっています。
ヒロインのホロは、狼の化身であり昔は神と呼ばれた存在でした。言葉が独特で、「わっち」や「くりゃれ」などの廓詞(くるわことば)を使用するのが魅力的です。非常に頭脳が聡明で、主人公のロレンスを翻弄していきます。一方で何百年も前に離れた仲間を思い出して、感傷的になることも・・・
廓詞:遊郭で遊女が使っていた言葉
この作品の魅力は、女性キャラにあるのではないかと思います。ヒロインのホロ、羊飼いのノーラ、狡猾な商人のエーブ、すべてが魅力的に描かれています。特にコミック版の狼と香辛料を描かれている小梅けいとさんの絵は素晴らしいと思います。
この絵の描き方が管理人としてはすごい好みです。素晴らしい。さらにコミック版は非常に読みやすいと思います。難しい考えも図で示してあるので、直感的にわかりやすいです。ただコミック版は原作のいくつかの話を省略しているので、全てを楽しみたいならやはり原作がオススメですね。
狼と香辛料のあらすじは次のようになっております。
行商人のロレンスはパスロエ村を訪れた際に、荷馬車に少女を見つけます。少女は狼の耳と尻尾を持つ美しい少女で、自分を豊作を司る狼の化身、ホロと名乗ります。何百年も前に村の青年に頼まれ、村の豊作を司っていました。しかし近年は先進国の新しい農法が導入され、村人からは不必要とされていました。そこで何百年も前に離れた北の故郷ヨイツに帰りたいと言います。そこで行商人のロレンスとの2人旅が始まります。時には銀貨の値上がりの噂を聞き、時には鎧で大儲けを企み金の密輸を試み危険を冒しといった風に、とてもハラハラする冒険を繰り広げます。最終的にヨイツにたどり着けるのか、物語の結末はといった具合です。
ぜひ興味がある方は読んでいただければと思います。アニメ版も確か2期まで出て、ゲームも何本か出ていたと思います。調べたら2009年発売でした。
狼と香辛料 海を渡る風(通常版)
狼と香辛料でただ一つ解せないのは、確かどこかの新聞社でビジネス系新入社員に読ませたい本1位だった覚えがあるのですが、新入社員に読ませる本ではない気がしますが、どうでしょうか。
現在支倉凍砂さんは、「狼と羊皮紙」という新しいラノベを書かれています。この作品はロレンスとホロと旅を共にしたコルとロレンス、ホロの娘ミューリの旅を描いた作品となっています。これも興味がある人はぜひ読んでいただければと思います。現在2巻発売しています。
新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙 (電撃文庫)
何巻か読んで気に入った人は、この夏休みでまとめて読むのが良いと思います。
時間が余っている人はラノベの原作もオススメです。
さらにこの夏漫画をまとめて読みたい人にオススメです。ただ今から注文すると少し時間がかかってしまうので、最近は電子書籍で買うのが楽で良いですね。
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