みなさんこんばんは。
今回はレインボーシックスシージ 、初心者向けブリーチングの仕方、考え方について紹介していきたいと思います。
ブリーチング
まずブリーチとは、突き破るということを意味します。そのため、ブリーチングは壁やドアを突き破ることです。
レインボーシックスシージ では、物理的に穴を開けられない硬い壁と柔らかい穴を開けられる壁や床が存在します。
攻撃側としては、物理的に穴を開けられるポジションはどんどん穴を開けて、射線を通し防衛側を不利にしていきます。
一方、防衛側は外に基本的には出ることができないので、限定的に有利になるように穴を開ける必要があります。
また補強していない落とし戸は、鉄骨がないため人が通れるようになっています。上下間の移動は、階段以外では落とし戸から降りることができます。このように有効にブリーチングを使うことで、戦略の幅が広がります。
なかなかブリーチングを想像できないと思いますので、次にブリーチングのメリット、デメリットを挙げます。
メリット
- 射線を通すことができ、防衛側を攻撃および移動させることができる
- 通路以外に通り道ができる
- 射線が増えることで、味方をカバーしやすい
- 人数差が多いと、敵の見る場所を増やすことができる(射線を気を使う場所が増える)
デメリット
- 射線を通すことで、予期しないところから撃たれるリスクが増える
- 人数差がつくと、見る必要がある場所が増える
- 自分が開けた穴を逆に利用されることがある
次にブリーツングするための道具を紹介します。
ブリーチングツール
ショットガン
一番多用するツールがショットガンです。
ショットガンには多種多様の種類があり、攻撃用のものや、ブリーチングに向いたものがあります。
多くの場合、メイン武器の方がサブ武器のショットガンよりもブリーチングに向いているものが多いです。
インパクトグレネード
ものにぶつかることで爆発しダメージを与えることができる、防衛側オペレーターのガジェットです。ブリーチングできる壁に当てることで、人が通れる穴を開けることが可能です。また緊急時に落とし戸や壁に穴を開け、避難することも可能です。特に後出しで使用することで、攻撃側を翻弄できます。ただし全部で2個しか持てないため、場所は選定する必要があります。
ブリーチングチャージ
起爆することで穴を開けることができる設置型の爆薬で、攻撃側オペレーターのガジェットです。壁や床に設置して穴を開けることができますが、全部で3個しか持てないため、使う場所は見極めましょう。
オペレーター固有ガジェット
ブリーチングハンマー
スレッジ専用のハンマーです。叩きつけることで壁や床に穴を開けることが可能です。鉄骨などにあたるとうまく壁が壊れないこともあります。それほど音を立てずに壁に穴を開けることが可能です。
スケルトンキー
ブリーチングできる固有ガジェットとして最も手軽にブリーチングできるものは、バックのスケルトンキーです。アンダーバレルにショットガンがついており、アサルトライフルやマークスマンといった遠距離攻撃を有しながら、ショットガンを使用可能です。床がブリーチングできるマップでは、非常に重宝します。
その他
テルミットのヒートチャージやアッシュのブリーチング弾なども同様に、壁を開けることができます。ただしテルミットやヒバナなどは基本的には補強壁に穴をあけるため、あまり補強していない壁の穴を開ける出番はありません。ゾフィアやアッシュなども、弾数が少ないのであまり床のブリーチングには向いていません。基本的には壁に使用しましょう。
基本的な考え方
ブリーチングの基本的な考え方を紹介します。
最初の方で紹介しましたが、攻撃側は基本的には穴をあけると有利になる場合が多いです。
というの防衛側は外に出れないこと、基本的にはドローンを操作できず索敵できないことから、同じ場所にとどまりこもることは不可能だからです。
民家の例を考えるとわかりやすいかと思います。
民家の地下攻めの際に攻撃側が全て、ガレージの補強壁をあけるとこのようになり、防衛側は不利な状況になってしまいます。そのため、防衛側は基本的には壁に補強を施します。
一方で、防衛側はブリーチングすることで、攻撃側が見ざるを得ない場所や防衛オペレーターが行き来できる場所を作成し、攻撃側の選択肢を増やします。それにより、攻撃側に気持ちよく攻めさせないようにして、攻めをいなすことが目的です。
民家の例で、攻撃側がガレージの端にいるとします。そして、防衛側がこれだけ穴を開けてなおかつ、防衛オペレーターの場所がわからないとすると戦うの難しそうですよね(全部で3つ穴が空いています。)。
もちろん、使用するオペレーターや立ち回りもありますが、防衛側は攻撃側の主張が一方的に通らないように選択肢はつくるべきです。
次にブリーチングの実践例を解説を交えながら紹介します。
ブリーチング例
最初に防衛側から紹介です。
ABボム間の開通
まず一番最初に覚えるべきことは、AB間の壁の開通です。
レインボーシックスシージ では、基本的にボムを直接結んだ通路は1つしか通路がありません。
そのため、片側のボムにデイフューザーを設置されてしまうと、攻撃側としてはもう一つのボムの通路を見ているだけで済みます。防衛側が他の道からディフューザーの設置場所に向かう場合も、時間がかかってしまい最終的にディフューザーを解除できない場合も多いです。
そのため、攻撃側に選択肢を増やすため、もしくは片側のボムをカバーしやすいようにAB間の壁を破壊するのが定番となっています。
ショットガンで壁を破壊しても良いのですが、基本的に通れる穴を素早くつくるのでインパクトグレネードを使用することが多いです。
開通しない場合
Bボムに向かう通路が一つしかないため、攻撃側はディフューザーを守りやすいです。
開通した場合の画像
開通することで、防衛側は素早くBボムに向かうことができ、移動経路の選択肢も増えています。
開通する場所は、ポイントを守る上で非常に重要です。
例えば、カフェの3階防衛で、カクテルラウンジ側にブラックミラーを設置することが多いです。
その際に、横を通れるようにインパクトグレネードで開けます。
通り道を開けた際、天窓側に穴がある場合は、天窓から見られる範囲が大きくなってしまいます。
一方で、廊下側を開けると、移動時に足しかほとんど見えないので、撃たれる危険性が減ります。
このように撃たれる射線を意識して、壁の開通はするようにしましょう。これは全てのマップでも言えます。常に攻撃側が居やすい場所の射線は気をつけましょう。
防衛側のカバー用のブリーチング
壁に穴を開ける
ブリーチングの使用例としては、味方のカバーにも使用します。
特に防衛側は攻撃側よりも連携が取りにくいため、射線を広げるためにブリーチングを使用することもあります。
メリットとしては、一人当たりの見える場所が増加しているため、攻撃側が侵入してきた際に、迎撃しやすいことです。
ただし、射線を広げすぎると攻撃側に利用されてしまうため、味方の性格と連携の取れやすさで開ける幅は決めましょう。
特に後半、攻撃側と人数差がついてしまうと、不利になることが多いです。
人数差がついていない時に、味方と連携して守れれば、ブリーチングは成功となります。特に攻撃側に味方がやられたときに、その攻撃側をカウンターでキルすることができれば、少なくとも失敗ではありません。
しかし、射線を広げることを野良でやると味方と連携できないことが多いです。
やはり、パーティーで見る場所などを決めあってやるのが良いと思います。
床に穴を開ける
野良でも使えるのが床へのブリーチングです。
これはポイントと異なる階層から、ポイント近くを守る際に有用なことが多いです。
例として領事館では、ビザ申請オフィス入り口に有刺鉄線を置いて置き、上から侵入する攻撃オペレーターを見ることに使えます。
場所によっては、地下からも見ることができ、攻撃側に気付かれずに簡単にキルが取れることもあります。
他にも、窓外から攻撃している敵も見ることができるため、床をブリーチングで開けるという技術は覚えた方が良いです。
さらには、ラペリングで侵入する敵や、ラペリング中の敵も見ることもできます。
今までに床をブリーチングするメリットを紹介しました。
床をブリーチングすると何が強いかというと、遊んでいる味方が少なくなるということがあります。
防衛時にポイントにいる場合、防衛側としてやることがなくなることが多々あります。
しかしポイントに自分しかいない場合は、ポイントから離れるのも難しい時があります。
その際に、ブリーチングした床も見ることができれば、遊撃の味方が戦闘している際に援護できることもあります。
そのように味方が戦っている時に援護できるようになると、防衛側でも攻撃側と対等に戦えるようになります。
ちなみに海岸線などではよく使われます。
遊撃用の逃げ道をつくる
ブリーチングする場所は、ポイント付近には限りません。
広大なマップでは、防衛側が攻撃側に追い詰められることなく立ち回ることもできます。
そこで重要なのが、壁のブリーチングで逃げ道を作ることです。
ある程度レインボーシックスシージ をプレイしていれば、マップの構造は理解できていると思います。
しかし、防衛側がオリジナルでブリーチングした穴は、攻撃側がドローンで索敵するまでわかりません。
特に味方と情報を共有していない場合は、防衛側が攻撃側の包囲網を抜けることができます。
その利点を生かして防衛側は立ち回るのが良いでしょう。インパクトグレネードを持っている場合は、後出しでも攻撃側に逃げ道を悟らせないようにすることも可能です。
もちろん壁だけではなく、落とし戸を開けておくことで、安全に攻撃側の追撃を振り切ることもできます。
よく使われるマップとしては銀行で、2階で遊撃をしつつ、危険になったら落とし戸から避難することができます。
攻撃側としてはジャッカルがいない場合は特に、遊撃が逃げたのか潜んでいるかわからないため、時間を稼がれて不利になることが多いです。
そのため、遊撃を潰すのか、それとも無視してポイントを制圧するのが、方針を決めて挑むのが良いでしょう。
私は、最近は防衛側の遊撃は無視してポイントに直接向かいます。
というのも、防衛側も遊撃を潰しにくるのではないかと恐れて、時間ギリギリまで動かないことが多いです。
特に防衛側が強ポジでピークしていることもあるので、いたずらに被害を増やすよりはポイントを有利に攻めた方が良いと思っています。
部屋に入らせない、ポイントに入らせない
有利なポジションをつくるための方法として、小部屋の下側の壁に対して穴をあける方法があります。
この方法は昔から使われており、特にポイントやポイント近くに入られたくない場合に使用されます。
どういうことかというと、このように下側の壁を開けます。
すると、攻撃側は立っている状態だとまったく横側を見ることはできません。
一方で距離が離れている防衛側は、攻撃側の足元を見ることができ、攻撃側の位置を把握することができます。
もちろん、伏せていても攻撃側の位置を把握可能です。
攻撃側としては、ブリーチングされた部屋に入ってしまうと、立っている状態では防衛側の位置を把握できないため、伏せる必要があります。
しかしほとんど逃げ場のない場所で伏せてしまうと、移動もできず防衛側に一方的に撃たれる状態となってしまいます。
このため、守りたい小さい部屋で、なおかつ防衛側が安全にその場所をポイントから見れる場合、小部屋の穴を開けた方が良い場所となります。
他にも領事館2階などでも使用されます。
ただし、もちろん人数差がつくと防衛側もその場所を見ていられないので、不利になる場合があります。
例えば防衛側が見ていないときに小部屋に侵入し、攻撃側が伏せている場合などが挙げられます。
基本的には防衛側が有利に守れるので、覚えておいて損はありません。
もちろん、足元をブリーチングする場所によっては不利になることがあるので気をつけましょう。
味方と連携できる場合は、いろいろ考えられると思います。
私としては、攻撃側が定番で侵入する場所を開けておくと侵入しにくいかなと思っています。
例えばヴィラなども、入り口の足元を抜いておくと、守り方によっては守りやすくもなると思います。
次に攻撃側の紹介です。
遊撃を追い詰めるブリーチング
防衛側が遊撃に出る場合、多くても3人ぐらい、少なければ1人で遊撃にでます。
遊撃に出た場合、遊撃場所の壁を全て補強する余裕はほとんどありません。
せいぜい、遠距離から撃たれないように壁数枚を補強するのが精一杯です。
そのため、遊撃をしている防衛オペレーターを追い立てるために、遊撃がいる部屋の壁をブリーチングすることはとても有効です。
防衛側としては、予期していない場所に侵入口ができると、そちらを警戒することが多いです。というのも、直近であいた場所は少なくとも攻撃側がいるということで、防衛側の意識が向きやすいです。
その間に通常の通路から来た味方と挟撃することで、遊撃を追い詰めることができます。個人的にはブリーチングした後は突っ込まずに、ロックしている方が良いことが多いです。突っ込みたいときは、よりブリーチングして、射線を通す方が良い結果に繋がることが多いと思います。
最悪遊撃をキルできなくても、敵を撤退させることができれば御の字です。防衛側をポイント内に追い詰めることができれば、攻撃側としては、攻めは成功です。
そのため、一度ポイントまで撤退しても、隙を見て再び上に登ってくることが多いので気をつけましょう。
直接ポイントを攻めるブリーチング
キルを狙う
攻撃側がポイントを攻める上で重要なのが、床上からの突き下げ(床下からの突き上げ)です。
攻撃側はポイントに向かう必要があるので、防衛側としては侵入経路を読みやすいです。
またポイントには基本的に通路は2つしかないので、防衛側は有利な場所にいれる場合、簡単に攻撃側を迎撃できます。
そのため、攻撃側は防衛側を不利にさせるため、様々な工夫をします。
その一つが、違う階層からのブリーチングです。
防衛側が横からの攻撃に非常に強い場所を陣取っていても、縦から攻撃には弱い場合がほとんどです。
ポイントにいる防衛側はほとんど決まった場所にいるので、定番の場所をブリーチングするとキルしやすいです。
ブリーチングする際は、防衛側の定番のポジション、強ポジ、部屋の隅をブリーチングすると良いでしょう。
また、キルしにいく場合は、防衛側がカメラを見ている時にブリーチングすると、安心しきっている敵をキルしやすいです。
コツとしては、ショットガンの弾は当てないようにしましょう。ショットガンの弾があたると、勘が良い防衛オペレーターはカメラを見るのをやめて、逃げてしまいます。
突き上げも同様に、防衛側を攻撃できますが、防衛側の方が上にいるため、撃ち下される形になります。そのため、攻撃側が不利な撃ち合いなので、ほどほどにするのが良いでしょう。
防衛側を動かす
突き下げ、突き上げで重要なのが、防衛側を動かすことです。
防衛側がブラックミラー裏や、ボムの裏にいるときは、攻撃側が平面で戦うのは不利な場合が多いです。
そのため、床上をブリーチングして、防衛側の場所を動かすのが有効です。
キルできればもちろん良いのですが、最悪防衛側が強ポジションに留まれないようにしましょう。
もちろんブリーチングで射線を確保し、ブラックミラー自体を破壊してしまうのも有効です。
ただし人数差がついてしまうと、防衛側は警戒する場所が限定されてしまうので、味方が生存している序盤の方が有効に戦えます。
防衛側の方が人数が少ない場合は、上の階層から圧力を加えるのも有効です。
設置したディフューザーを守る
攻撃側の目的としては、爆弾の解除か敵の全滅です。
ランクマでは、基本的にディフューザーの設置まで行けることが多いので、このディフューザーを守ることが重要です。
ディフューザーを守る上で強いのが、壁にラペリングするのと、先ほど挙げた床のブリーチングです。
防衛側がディフューザーを設置されるということは、その部屋にいないことが多いです。
そのため、違う部屋からディフューザーを設置された場合、横側の設置した敵に対して意識が向きやすいです。
そのため、ディフューザーを立体的に守れるようにすると、解除されることはほとんどなくなります。
注意点は、きちんとディフューザーが見えることと、ニトロセルに気をつけることです。
基本的には床上の方が強いですが、余裕があれば床下から守っても防衛側の虚をつけることがあります。
またマップによっては、カフェの暖炉ホールのように床下からしかブリーチングできないマップもあります。
ディフューザー設置の補足
今までの説明から一番強いのが、ラペリングしながら違う階のディフューザーを守ると非常に強いです。
かなり連携が取れたクランになると、ラペリングとブリーチングを組み合わせることがあります。
この守り方は非常に強いので、覚えておいて損はありません。ただし使用できるマップが限られるので、汎用性はあまりありません。
しかし、かなり強いのでオススメです。
これまでに壁のブリーチングを考えて来ました。
これらをさらに応用的に考えたものが、ヒバナやマーベリックです。
補強壁に先ほどの、ブリーチングの考え方を適用することで、補強されたポイントに対して有利に戦うことができます。
防衛側はそうならないように、重要な壁に補強を施します。
今までのことを考えて、攻撃側でヒバナやテルミット、マーベリックを使う際は、防衛側が不利になるように補強壁を壊しましょう。
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