iLok対応プラグインにUSBキーは必要?USBなしでEastWestやSoundtoysを使っているボカロPが、買う前に見るところをまとめてみた

iLok対応のプラグインを買おうとすると、「USBキーが必要なのでは?」と不安になる人は多いと思います。

 

私はEastWestのHollywoodシリーズや、Soundtoys、UA、Eventideなど、iLokで認証するプラグインをいくつも使っています。

しかし、USBのiLokは持っていません。

ほとんどはパソコン認証で、iLok Cloudで認証しているものもあります。

 

先に結論を書くと、USBのiLokは、多くのプラグインでは買わなくても使えます。

ただし、USBが必須の製品もあるので、買う前に製品ページやメーカーのFAQで認証方法を確認しておくのが確実のようです。

 

iLokのライセンスの置き場所は3つ

iLokでは、買ったプラグインのライセンスを、次の3つのどこかに置いて使います。

iLok公式のFAQによると、以下のようになっています(2026年9月時点)。

  • iLok USB:USBの物理キー。キーを挿したパソコンで使える
  • パソコン本体:そのパソコンに認証する。USBなしで使える
  • iLok Cloud:ネット経由で認証する。USBもパソコン認証も使わない
iLok公式ヘルプのiLok USB FAQページ。Do I need to buy an iLok USB?などの質問が並ぶ

 

大事なのは、どこに置けるかは、プラグインのメーカーが製品ごとに決めるという点です。

公式FAQでも、USBが必須の製品もあると書かれています。

「iLok対応」とだけ書いてあっても、USBが要るかどうかは製品次第です。

記憶が定かではないですが、USBで諦めた商品もあった気がします(うろ覚え)。

 

ライセンスの管理には、無料のiLok License Managerというアプリを使います。

 

私の環境:USBなし、パソコン認証とiLok Cloud

私のiLok License Managerは、こんな感じです。

iLok License Managerのライセンス一覧。Valid Locationsのアイコンと、UA・Eventide・Soundtoys・UVI・EastWestの製品名が並ぶ

 

UAの1176、EventideのCrushStation、SoundtoysのDevil-LocやEchoBoy Jr.、UVI、そしてEastWestのHollywoodシリーズなどが並んでいます。

左端の「Valid Locations」には、その製品を置ける場所がアイコンで表示されます。

 

これだけiLokの製品があっても、USBは一度も買っていません。

基本はパソコン認証で、一部はiLok Cloudで認識させています。

今のところ、それで困ったことはありません。

 

EastWestのHollywoodシリーズを使ってみた話は、こちらに書いています。

EastWest Hollywood のオーケストラ音源はどれを買う?ボカロPの選び方とセールの狙い方

 

iLok Cloudは「ネットにつながっている間だけ」

iLok Cloudは、USBもパソコン認証も使わずに済むので便利です。

ただ、公式FAQによると、注意点があります(2026年9月時点)。

  • 使っている間は、ずっとインターネットにつながっている必要がある
  • 同じアカウントでCloudを開けるのは、同時に1台だけ
  • Cloudに対応するかどうかも、メーカーが決める

 

iLok公式ヘルプのiLok Cloud FAQページ。Can all plug-ins use iLok Cloud?などの質問が並ぶ

 

ネットが不安定な場所で作業することが多いなら、パソコン認証のほうが安心です。

 

買う前に見るところ:製品ページとメーカーのFAQ

USBが要るかどうかは、製品ページの「System Requirements(動作環境)」や、メーカーのサポートページ(FAQ)に書かれていることが多いです。

 

たとえばSoundtoysは、公式サポートで「2022年6月以降は、iLok.comのアカウントがなくても、アクティベーションコードだけで認証できる」と説明しています。

アカウントを作ると、ライセンスの管理や2台目の認証ができる、という位置づけです。

 

Soundtoys公式サポートのWho needs an iLok.com account?。アクティベーションコードだけで認証できると説明している

 

私が配布でもらったEchoBoy Jr.も、このSoundtoysの製品です。

Soundtoys EchoBoy Jr.の画面。MIX・ECHO TIME・FEEDBACKと、SPACE・CHEAP TAPE・MEMORY・PLEX・AMBIENT・STUDIO TAPE・TRANSMITTERの7スタイル

 

EchoBoy Jr.をどう使っているかは、EchoBoyとTimeless 3の記事に書いています。

 

iLok公式の、ライセンスコードを登録する手順の動画です(英語)。

 

困りそうなのは、パソコンを買い替えるとき

USBなしで困っていない私でも、面倒そうだと思っているのが、今後パソコンを買い替えるときです。

 

パソコン認証のライセンスは、そのパソコンに結びついています。

買い替えるときは、iLok License Managerで古いパソコンから外して、新しいパソコンで認証し直す、という作業が製品の数だけ出てきます。

 

しかも、ボカロのソフトもiLokとは別に、それぞれ独自の認証があります。

iLokの製品とボカロのソフトをまとめて移すことになるので、ちょっと面倒そうだなと思っています。

私が使っている歌声合成ソフトについては、VOCALOID6・Synthesizer V・Piapro Studioの記事に書いています。

 

買い替えの予定がある人は、どの製品がどこに認証されているか、iLok License Managerの一覧で先に確認しておくと、移すときに慌てずに済みます。

特にプラグインが多くなるほど面倒なので、使用頻度が少ないやつは、そのまま、さよならしようとは思っていますね。

 

まとめ:USBはまず要らない。でも買う前に確認

  • iLokのライセンスは、USB・パソコン・iLok Cloudのどこかに置く。どこに置けるかはメーカーが決める
  • 多くのプラグインはUSBなしで使える。私もUSBなしで、パソコン認証とiLok Cloudだけで回している
  • iLok Cloudは、使っている間ずっとネット接続が必要で、同時に開けるのは1台だけ
  • USBが必須かどうかは、製品ページの動作環境やメーカーのFAQで確認する
  • 困りそうなのはパソコンの買い替え。ボカロのソフトの認証もあわせて、移す手間がかかる

 

正直管理が面倒になるので、初心者ボカロPが今後DTMを始めるなら、なるべくiLokは避けた方がいいとは、私個人は思っています。

どうしても欲しいプラグインは買ってもいいと思いますが。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。