私がギターにかける歪みは、WANDS の「世界が終わるまでは…」や、反町隆史さんの「POISON」くらいまでです。
ロックではあるけれど、メタルと呼ぶほどは歪ませません。
Softube の Amp Room ENGL Savage Mark II Suite は、その先のメタルやハードロックの重い音に強いアンプシミュです。
公式の音のデモを聞いて、いい音だと感じましたし、値段も安いと思いました。
それでも私の結論は、自分には要らないので見送りです。
一方で、打ち込みのギターに挿したり、速いボカロロックに使ったりする価値はあると思っています。
この記事では、どんなアンプシミュなのかを整理したうえで、私が見送る理由と、どんな人なら買う価値があるのかを書きます。
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ENGL の重い歪みのアンプを、パソコンの中で鳴らすプラグイン
アンプシミュは、ギターの音をアンプとスピーカーに通したような音にするプラグインです。
打ち込みのギターや、ライン録りのギターに挿して使います。
ENGL Savage Mark II Suite は、ドイツのアンプメーカー ENGL の公式ライセンスを受けて、Softube が作ったものです。
元になった Savage Mark II は、現代のハイゲイン(強い歪み)アンプの定番として知られています。

Softube の Amp Room というシリーズの1つで、アンプ・キャビネット・ペダル・スタジオ用のエフェクトがひとまとめになっています。
Softube は、AI で作るのではなく、回路図をもとに実機を測って再現していると説明しています。
アンプは120Wと60Wの2台、キャビネットは5種類
アンプは、Savage Mark II の120W 版と60W 版の2台が入っています。
120W 版は 6550、60W 版は EL34 という種類の真空管を使っていて、音の傾向を選べます。

どちらも4つのチャンネルを持ち、クリーンから重い歪みまで切り替えられます。
中音域のキャラクターを2通りに変えるスイッチもあります。
キャビネット(スピーカーの箱)は、2×12 から大きな 4×12 まで5種類です。
低音がしっかり出る XXL のほか、60〜70年代のハードロックの音を狙った Retro Tube も入っています。

マイクは7種類から選べて、キャビネットに当てる位置も動かせます。
ペダル4つとスタジオ用のエフェクトも付いている
アンプの前に置くペダルは、ブースト・低音用のコンプ・ステレオのディレイ・リバーブの4つです。
低音用のコンプは、ミュートして刻む低い音を抑えたり、逆に太くしたりするためのものです。

アンプの後ろには、部屋の響きを足す RoomIR と、EQ・コンプが入っています。
ギターの音作りから、ミックスの手前の整えまでを1つのプラグインの中で済ませられる作りです。

すぐに音を決めたいときの Suite Mode と、細かく作り込む Studio Mode の2つの画面があります。
動作の軽い Amplifiers というプラグインも付いてきます。
公式のデモは、メタル寄りのいい音だった
Softube の公式の音のデモです。
聞いてみて、メタルやロック系のいい音だと思いました。
この製品自体は知りませんでしたが、Softube は有名なメーカーなので、アンプのイメージは前からありました。
私が見送るのは、そこまで歪ませないから
冒頭に書いたとおり、私が好きなのは「世界が終わるまでは…」や「POISON」くらいの歪みです。
メタルと言うほどの強い歪みは、自分の曲ではほとんど使いません。
値段だけを見れば、買ってもいいと思える安さです。
それでもメタルを使わない以上、私にとっては不要だと判断しました。
アンプシミュの1本目を何にするかは、アンプシミュの選び方の記事に、私の考えをまとめています。
打ち込みギターに挿すなら、速いボカロロックで活きる
自分には要らないとはいえ、打ち込みのギターにこういうアンプを挿す価値はあると思っています。
私は Ample のギター音源を使っていますが、UJAM のような打ち込みのギターでも同じです。
Ample のギター音源は、中のアンプとキャビネットを切れる作りです。
切ってから別のアンプシミュに通す、という使い方もできます。
UJAM の Virtual Guitarist にも、重い歪みのギターを鳴らす製品があります。
デモを聞いたかぎり、速いボカロロックでも使えると思いました。
かっこいい曲に仕上がりそうな音でした。
過去のセール
- 2024年3月(発売時):$69(通常 $99・4月12日まで)(Production Expert)
- 2026年11月4日:Plugin Boutique で ¥4,600(通常 ¥17,250・73%オフ・11月8日まで)

Softube のほかの製品のセールの傾向は、Softube のセールの記事にまとめています。
買う価値がある人、要らない人
買う価値があると思うのは、次のような人です。
- ギターをメインに使う人
- メタル系など、重い曲をやりたい人
- ボカロPを始めたばかりで、手ごろなアンプシミュが1つ欲しい人
反対に、私のようにメタルほど歪ませない人は、無理に買わなくていいと思います。
アンプシミュ全体の選び方は、こちらの記事が参考になると思います。
アンプシミュの選び方|Ampleの内蔵アンプで迫力が足りなかったボカロPが、Logic純正→AmpliTube 5→UADの順をすすめる理由
まとめ
- ENGL Savage Mark II Suite は、重い歪みに強い ENGL のアンプを再現したアンプシミュ
- アンプ2台・キャビネット5種類・ペダル4つ・スタジオ用のエフェクトまで入っている
- 公式のデモは、メタルやロック系のいい音
- 私はメタルほど歪ませないので見送り
- 打ち込みのギターや、速いボカロロックに挿す価値はある
ギターが主役の曲や、重い曲をやりたい人に。
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