ロックやメタル寄りのボカロ曲を作っていると、ドラムがオケに埋もれて、もう少し前に出てほしいと思うことがあります。
そんなときに見つけたのが、Heavyocity の Analog Hybrid Drums です。
正直に言うと、このドラムの音があることは知っていたのに、「Analog Hybrid Drums」という名前は知りませんでした。
あらためて公式の動画を見たら、ひと目で気に入ってしまいました。
私はまだ持っていないので、このページは使った感想ではありません。
公式の動画を見た印象と、これまでの値動きから考えたことを書きます。
先に答えを書くと、ゴツくて前に出るドラムが欲しい人なら、半額の今は買いだと思います。
ただし音のクセが強いので、使う人を選ぶ音源でもあります。
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アナログシンセで作った打楽器を集めた音源
Analog Hybrid Drums は、映画のような打楽器の音源で知られる Heavyocity の「Damage」シリーズの1つです。
名前のとおり、アナログのシンセや機材で作った打楽器の音が中心になっています。

発売のときの rekkerd の記事によると、Moog のシンセや Make Noise のモジュールなどで音を作り、Sherman Filterbank II や Thermionic Culture Vulture といった歪み・フィルターの機材にも通したそうです。
生のドラムを録った音源とは、そもそもの音の作り方が違います。
Plugin Boutique の説明では、音のもとは217種類、サンプルは24,585個、ループは576個入っています。
容量は16.2GBで、NI の圧縮をかけた状態では約7.9GBです。
動かすのは Kontakt 6.8 以降で、無料の Kontakt Player でも使えます。
Kontakt のフル版を持っていなくても大丈夫です。
公式の動画を見て、ひと目で気に入った
まずは Heavyocity の公式の紹介動画です。
見て最初に思ったのは、やっぱりゴツめのドラムだな、ということでした。
本当に「ゴツいドラム」という感じで、ひと目惚れに近い気に入り方をしました。
このメーカーは基本ゴツめですね。
きれいに整った音というより、荒々しくて押し出しの強い音です。
この感じが好きかどうかで、この音源を欲しくなるかがはっきり分かれると思います。
音を並べる・鳴らす・ループで組む、3つの画面
Analog Hybrid Drums は、上位の音源 Damage 2 と同じエンジンで動いています。
画面は3つに分かれていて、Damage 2 と同じく、使い方に合わせて選ぶ作りです。
Kit Designer:ドラムキットとして使う
ふつうのドラム音源に一番近いのが、Kit Designer です。
キックやスネア、ハイハットなどのカテゴリから音を選んで、16個のパッドに並べていきます。

Plugin Boutique の説明では、パッドごとに別々のエフェクトをかけられます。
キットのプリセットは33個用意されています。
Ensemble Designer:たくさんの打楽器を並べて鳴らす
Damage らしいのが、打楽器を並べて合奏のように鳴らす Ensemble Designer です。
ステージの上で音の位置を動かし、近く・頭上・部屋・ホール・低音の5つのマイクの量を混ぜて音を作ります。

ロールやだんだん大きくなる演奏を作る、MIDI の演奏の機能も入っています。
音を荒らす PUNISH のつまみには、3つのモードがあります。
Loop Designer:テンポに合うループで組む
3つ目は、テンポに合わせて鳴るループを鍵盤に並べる Loop Designer です。
576個のループが、144個ずつ4つのグループに分かれて入っています。

鍵盤を押さえるだけでパターンが鳴り、細かく刻むスタッターや、つなぎの音も鍵盤で出せます。
打ち込みに時間をかけずに、まず雰囲気を作りたいときに向いた画面です。
XOで足りているのに、欲しくなった理由
私はドラムの音を、XLN Audio の XO で作ることが多いです。
用途としては、正直 XO で足りています。
それでも Analog Hybrid Drums が欲しくなったのは、音のキャラクターが違ったからです。
ゴツくて、かなりメタル寄りの前に出る音で、ロックの曲でも使えそうだと感じました。
足りているかどうかより、「このゴツいドラムで一度曲を作ってみたい」と思わされたのが大きいです。
動画を見ているうちに、そういうアイデアが浮かんでくる音源でした。
XO をどう使っているかは、XO のレビューに書いています。
半額の今の値段と、これまでの値動き
Plugin Boutique では、2026年10月1日から16日まで、Heavyocity の製品をまとめて値下げするセールが開かれています。
Analog Hybrid Drums はその中で、通常の半額になっています。

海外での通常価格は $149 です。
2024年4月の発売のときは、記念価格の $119(約20%オフ)でした。
確かめられた範囲では、発売記念よりも、今回の50%オフのほうがずっと大きな下がり方です。
2025年のブラックフライデーや2026年の夏の Heavyocity のセールを伝える海外の記事にも、この音源の値下げは載っていませんでした。
値段の感じ方としては、打楽器の音源の中では比較的安めだと思っています。
今のセールの値段なら、同じく持っている Addictive Drums 2 のセール価格と同じくらいです。
正直、これは音の好みで選ぶ音源なので、私はいずれ買うつもりでいます。
Heavyocity のほかの製品のセールの来かたは、こちらにまとめています。
Heavyocityのセールはいつ?過去の値動きと買い時|Damage 2をずっと狙っているボカロPが、高くて手を出せずにいる理由
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向いている人・向かない人
Analog Hybrid Drums が向いているのは、ゴツくて前に出るドラムが欲しい人です。
思っていた以上に前に出てくる音で、うるさいと感じるくらいの印象でした。
Heavyocity の公式動画にも、メタルの曲を作る使い方の回があります。
なので、きれい系のボカロ曲よりも、もっとアグレッシブなボカロ曲を作りたい人には、かなりいい音源だと思います。
- ロックやメタル寄りの曲で、ドラムにもっと押し出しがほしい人
- 公式の動画を見て、このゴツさが好きだと思えた人
反対に、透明感のあるバラードや、きれいにまとまったポップスが中心の人は、無理に買わなくていいと思います。
音のクセが強いぶん、合わない曲ではかえって扱いにくくなるはずです。
映画のような大きな太鼓の迫力がほしいなら、同じ Damage の上位版の Damage 2 も比べてみてください。
ドラム音源そのものの選び方や買い時は、ドラム音源のセールの記事にまとめています。
過去のセール
確認できたものだけを並べます(ドル表記は海外の告知記事の金額です)。
- 2024年4月(〜4月30日):発売。通常 $149 のところ、発売記念で $119。Damage・Damage 2 を持っている人はさらに $20 引き(rekkerd)
- 2026年10月1日〜10月16日:Plugin Boutique の Heavyocity のセールで ¥12,901(通常¥25,970・50%オフ)
まとめ:ゴツいドラムが好きなら、半額のうちに
Analog Hybrid Drums は、アナログシンセで作った打楽器を、Damage 2 と同じエンジンで鳴らす音源です。
発売記念より大きい50%オフは、確かめられた中では一番の下がり方でした。
私は XO で足りていながら、公式の動画を見て「このゴツいドラムで曲を作ってみたい」と思わされました。
同じように心が動いた人は、半額のうちに手に入れておいていいと思います。
Plugin Boutique での買い方は、Plugin Boutique の使い方の記事をどうぞ。
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