自分のミックスの低音が、出すぎているのか足りないのか。
それを耳だけで決めるのが難しいと感じたことはありませんか。
私の場合、その答えをほぼ Tonal Balance Control に頼っています。
ミックスはほとんどこれを見ながら組み立てていると言ってもいいくらいです。
このページでは、いま売られている Tonal Balance Control 3 がどんな人に向くか、3 で増えたこと、前の版からのアップグレード、過去のセールをまとめます。
iZotope Tonal Balance Control 3 を Plugin Boutique で見る → 🎁 この商品を Plugin Boutique で買うと、無料ギフトを1つ選べます:StereoSavage 2 Elements/Gorilla Drive/ChordAXE Lite/Melodyne 5 Essential ※9/29確認。ギフトは入れ替わります
買い時の考え方:お金に余裕があるなら、単体でも買う価値はある
Tonal Balance Control は、私が無料で手に入れたものです。
ただ、ここまで使っているプラグインなので、お金に余裕がある人なら、単体で買う価値はあると思っています。
単体の大きなセールは、調べた範囲ではあまり見つかりませんでした。
過去に大きく下がったのは、ほかの iZotope 製品とまとめたバンドルのときです。
前の版を持っている人には、アップグレード版もあります。
この3つの選び方は、このあとの見出しで分けて書きます。

Tonal Balance Control はどんなプラグインか:帯域の分布を目安の帯と見比べる
Tonal Balance Control は、曲の周波数の分布を、ジャンルごとの目安の帯と並べて見せてくれるプラグインです。
画面は Low・Low-Mid・High-Mid・High の4つの帯域に分かれていて、自分の曲の線が帯の中に収まっているかを確かめます。

左の一覧から、Alt Rock、Classic Hip-Hop、Dance Pop といった目安を選べます。
3 では、プロの曲を分析して作った30以上のジャンル別のカーブが入っています。
iZotope 公式の、Tonal Balance Control 3 を紹介する動画です。
画面の動きは、動画で見るのがいちばん分かりやすいと思います。
私の使い方:ステレオアウトにも、1つのトラックにも挿す
私が使っているのは前の版で、3 で増えた機能はまだ使っていません。
それでも、Tonal Balance Control はかなり使っているプラグインです。
Logic の Stereo Out では、Pro-Q 4、Ozone、Insight 2 のあと、いちばん最後に挿しています。

ステレオアウトだけでなく、1つのトラックに挿して、そのトラックの分布を見ることもよくあります。
使うのは、周波数がどういう分布になっているかを確かめたいときです。

たとえばベースが聞こえにくいときは、ベースの帯域がどのくらい出ているかをこれで見ます。
線がほぼ帯の中に入っていれば、聞こえるはずだと判断しています。
Stereo Out で Insight 2 と Tonal Balance Control を見たあと、最後は車で聞いて確かめるのが、今の私の流れです。
耳に刺さる帯域を削るときの手順は、こちらにまとめています。
ミックスが耳に刺さる・耳が疲れるときの直し方|4000Hz付近をEQで削り、足りなければダイナミックEQ。ボカロPの手順
使っていてよかったところ:見やすさと、ほかの曲を目安にできること
いちばんよかったのは、見やすさです。
ポップスなど曲の種類ごとに、一般的なカーブがどうなるかが一目で分かります。
もう一つは、ほかの曲を読み込んで目安にできることです。
ほかのボカロ曲を入れて、その曲の分布と自分の曲を見比べられるのが、すごく役に立っています。
3 で増えたこと:取り込み・新しい表示・内蔵の EQ(公式の説明から)
ここからは、私がまだ使っていない 3 の新しい機能です。
Plugin Boutique の製品説明と iZotope 公式の情報から、ボカロPに関係がありそうなものを挙げます。
- デスクトップアプリで目安を取り込む:パソコンで流している音(Spotify、Apple Music、YouTube など)から目安のカーブを作れる
- DAW の中で取り込む(DAW Target Capture):書き出した自分の曲を目安として保存し、アルバムの曲どうしを比べられる
- Target Blender:2つの目安を割合を決めて混ぜられる
- 3つの新しいメーター:Vocal Balance(ボーカルの位置)、Dynamics、Stereo Width
- Leveled View と内蔵の EQ:目安からのずれを平らな線を基準に見て、その場で EQ やダイナミックのノードを置ける
- Ozone・Neutron との連携:Tonal Balance Control の中から Ozone や Neutron の EQ につなげる

私が前の版でやっている「ほかの曲を目安にする」が、3 では聴いている音からそのまま取り込めるようになった、という変化です。

動作環境には Logic 11〜12 が入っているので、Logic でもそのまま使えます。
どんな人に向くか:グラフで確かめたい人、プロの曲に近づけたい人
Tonal Balance Control が向くのは、次のような人だと思います。
- 初心者のボカロPや、まだこの種のプラグインを持っていない人
- 耳だけでなく、グラフで帯域のバランスを見たい人
- プロの曲をリファレンスにして、自分の曲を近づけたい人
お金に余裕があるなら、単体で買う価値はあると思います。
アップグレード版と、Tonal Balance Control 3 が入っているバンドル
前の版の Tonal Balance Control を持っている人には、どの版からでも使えるアップグレード版があります。
前の版は無料配布されたこともあるので、そのときに受け取っている人もいるかもしれません。
iZotope Tonal Balance Control 3 Upgrade from any previous version を Plugin Boutique で見る →
ほかの iZotope 製品もまとめてそろえたい人には、Music Production Suite 9 があります。
Ozone 12 Advanced、Neutron 5、Nectar 4、RX 12 Standard、Insight 2 と一緒に、Tonal Balance Control 3 も入っています(Native Instruments 公式の収録一覧)。
値段は大きいので、Tonal Balance Control のためだけに買うものではありません。
iZotope Music Production Suite 9 を Plugin Boutique で見る →
Neutron 5 にも前の版の Tonal Balance Control が付いてきます。
Neutron を考えている人は、Neutron 5はOzoneを持っていても要る?も見てみてください。
過去のセール
確認できた、Tonal Balance Control が関わる値動きです。
- 2026年3月18日:Tonal Balance Control 3 が発売。$129、前の版からのアップグレードは $99(rekkerd)
- 2019年10月:Ozone 9 Advanced・Neutron 3 Advanced・Tonal Balance Control などを集めた Tonal Balance Bundle が、発売記念価格 $499(通常 $699)(rekkerd)
このほか、前の版が Plugin Boutique で期間限定の無料配布になったこともありました。
単体の値引きより、バンドルや配布で手に入る機会のほうが大きかったというのが、調べてみての印象です。
iZotope のセールの時期は、Ozoneはブラックフライデーで買うべき?にもまとめています。
まとめ
Tonal Balance Control は、帯域の分布をジャンル別の目安と見比べるプラグインです。
私は前の版をステレオアウトとトラックに挿して、ミックスのほとんどをこれで確かめています。
初心者のボカロPや、グラフで確かめたい人、プロの曲を目安にしたい人には向いています。
前の版を持っているならアップグレード版、iZotope でそろえたいならバンドルも比べてみてください。
iZotope Tonal Balance Control 3 を Plugin Boutique で見る →
iZotope Tonal Balance Control 3 Upgrade from any previous version を Plugin Boutique で見る →
iZotope Music Production Suite 9 を Plugin Boutique で見る →







コメントを残す