ダッキングのためだけに買うなら、VolumeShaper 7 の単体版で足ります。
キックが鳴った瞬間にベースを下げる、という仕事に必要なものは、ひととおりこの1本に入っているからです。
私はいつも、ShaperBox 3 の中に入っている Volume でベースを下げています。
その Volume だけを切り出して売っているのが、この VolumeShaper 7 です。
それでも私自身は、単体ではなく全部入りをまとめて買う派です。
なぜそうしているのか、単体で済む人との分かれ目はどこなのかを、過去のセールの値動きと一緒にまとめます。
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VolumeShaper 7は、ShaperBox 3から音量だけを取り出したもの
VolumeShaper 7 は、音量の動きを線で描いて、曲に合わせて動かすプラグインです。
小節や拍に合わせて動かすほか、MIDI のノートや、ほかのトラックの音をきっかけにして動かすこともできます。

画面の作りは、ShaperBox 3 とまったく同じです。
公式の説明でも、VolumeShaper は ShaperBox 3 の中で動くシェイパーの1つで、単体でも、ほかのシェイパーと重ねても使えると書かれています。

ダッキングで効いてくるのは、音を3つの帯域に分けて、帯域ごとに別の動きをつけられるところです。
ベースの低いところだけを下げて、上の帯域はそのまま残す、ということができます。

ほかにも、下げ始めの「プツッ」というノイズを抑える仕組みや、キックの波形をベースの上に重ねて見せる表示が入っています。
キックの形を見ながらカーブを合わせられるので、どこまで下げればいいかが目で分かります。
Cableguys の公式動画では、キックとベースのサイドチェインを基本から順に見せています。
私がShaperBox 3のVolumeでやっていること
私の使い方は、ほぼ1つに決まっています。
キックをきっかけにして、ベースの 150Hz より下だけを下げるダッキングです。
下げる量は、だいたい 50〜80% の間です。
低いところがかなり聞こえにくくなるくらいまで下げて、キックの輪郭がはっきり出るようにしています。

上の画面は、実際の曲でベースに挿しているところです。
この曲では 105Hz あたりで帯域を分けて、その下だけを動かしています。
きっかけには MIDI を使っています。
私の環境の Logic では、オーディオで同期させる方法がうまく動かなかったので、MIDI に落ち着きました。
MIDI でダッキングさせる手順や、ShaperBox 3 を実際に使ってきた感想は、こちらにまとめています。
ShaperBox 3 レビュー|セールで買ったEDM用の多機能モジュレーター、結局ベースのダッキングだけ使っているボカロPの話
以前は、パッドにも使っていました。
キックとは関係なく、1拍ごとに音量を下げて、四つ打ちのリズムでパッドが息をしているように揺らす使い方です。
ただ、私は EDM がそれほど好きではないので、この使い方は今はほとんどしていません。
結果として、残ったのはベースのダッキングだけでした。
ダッキングだけなら、単体で足りる
使っているのが Volume だけなら、残りのシェイパーは要らない、ということになります。
ダッキングだけが目的なら、私は VolumeShaper 7 の単体で十分だと思っています。
そもそも、ダッキングができるプラグインはたくさんあります。
同じ Cableguys の Kickstart 2 は、用意されたカーブを選ぶだけでダッキングできる、さらに手軽な1本です。

Kickstart 2 は、カーブを自分で描くことはできません。
カーブの形を細かく作り込みたい、帯域を3つに分けたい、という人は VolumeShaper 7、選ぶだけでいい人は Kickstart 2、という分け方になります。
Kickstart 2 の動きは、共同で開発した Nicky Romero の公式動画で見られます。
2つを並べて比べた話は、Kickstart 2 と ShaperBox 3 の比較の記事に詳しく書いています。
Logic 純正の機能だけでダッキングするやり方は、Logic のサイドチェインの記事の方にまとめました。
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単体からのアップグレードは、まとめ買いより高くつく
VolumeShaper 7 を先に買って、あとから全部入りの ShaperBox 3 Bundle にする道も用意されています。
Plugin Boutique にも、VolumeShaper 7 を持っている人向けのアップグレード版があります。

ただ、通常価格で足し算すると、単体の ¥5,050 にアップグレードの ¥15,510 を足して ¥20,560 になります。
最初から ShaperBox 3 Bundle を買えば ¥17,250 なので、遠回りした分、3,000円ほど高くつく計算です。
少しだけ買って、必要になったらアップグレードする買い方も、悪くはないと思っています。
ただ、私はあとからまたダウンロードしたり、もう一度購入の手続きをしたりするのが面倒なので、基本はまとめて買っています。
だから分かれ目は、用途の広さです。
ダッキングだけなら単体、EDM のように曲全体を動きで加工したいなら、最初から ShaperBox 3 Bundle を選んだ方がすっきりします。
ShaperBox 3 Bundle と、もっと大きい Cableguys Bundle の違いは、ShaperBox 3 Bundle と Cableguys Bundle の比べで整理しています。
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過去のセール
確認できたものだけを並べます(ドルとユーロの表記は海外の告知記事・公式ストアの金額です)。
- 2023年3月1日〜3月31日:Plugin Boutique で VolumeShaper 7 が $19(通常 $29)(出典:Rekkerd)
- 2026年10月12日〜12月1日:Plugin Boutique で VolumeShaper 7 が ¥3,309(通常 ¥5,050・34%オフ)。同じ期間に ShaperBox 3 Bundle は ¥15,500(通常 ¥17,250)、VolumeShaper 7 からのアップグレード版は ¥13,759(通常 ¥15,510)。Cableguys 公式ストアでは VolumeShaper が 19€(通常 29€)
確認できた2回は、どちらも3割ほどの値下がりでした。
ShaperBox 3 もセールで大きく下がる製品ではないので、私はすぐ使いたいなら待たずに買っていいと考えています。
Cableguys 全体のセールの流れは、Cableguys のブラックフライデーの記事にまとめています。
まとめ:ダッキングだけなら単体、広く使うなら最初から全部入り
VolumeShaper 7 は、ShaperBox 3 の中の Volume だけを取り出した1本です。
キックに合わせてベースの低いところだけを下げる、という使い方なら、これで足ります。
私の使い方も、突き詰めればベースのダッキングだけでした。
それでも全部入りを選んでいるのは、あとから買い足す手間を省きたいからです。
あとからアップグレードすると、通常価格では最初から全部入りを買うより高くなります。
少しでもダッキング以外に使いそうなら、最初に全部入りを選んでおくのがいちばん無駄がありません。
ダッキングだけを、カーブを描いて細かく作りたい人に。
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ダッキングのほかに、曲全体を動きで加工したい人に。
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カーブを選ぶだけで、手軽にダッキングを済ませたい人に。







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