和楽器の音源はLogicに足りない?|ヨナ抜きの曲で琴が欲しいボカロPが、TAKUMI AUDIOのGEN KOTO・GEN SHAMISENを調べてみた

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Logic Pro だけで、和風の曲に琴や三味線の音を入れられるのでしょうか。

Logic のライブラリを見てみると、和楽器の音は琴が少しあるだけでした。

 

Alchemy の中に Koto と FM Classic Koto、Apple Loops に琴のループがあります。

三味線・尺八・太鼓の音は入っていません。

 

私は、ヨナ抜きの曲や和風ロックのように、日本らしさを出したい曲で和楽器を使いたいと思っています。

そこで気になったのが、TAKUMI AUDIO の GEN KOTO と GEN SHAMISEN です。

 

どちらも、本物の琴や三味線を1音ずつ録音して、鍵盤で弾けるようにした音源(ソフトの楽器)です。

Logic には AU のプラグインとして挿せます。

 

どちらも欲しいのですが、1つ選ぶなら琴です。

ただ、私は今は買いません。

 

この記事では、2つの中身と、そう考えた理由をまとめます。

 

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Logicに入っている和楽器は、琴の音色とループだけ

Logic に最初から入っている和楽器の音は、シンセの Alchemy にある2つの琴の音色と、Apple Loops の琴のループです。

サンプラーの音色の中には、和楽器は見当たりませんでした。

 

Alchemy の Koto は、正直に言うと私はまだ試したことがありません。

なので、音の良し悪しはここでは書けません。

 

Apple Loops の琴は、フレーズがすでにできあがったループの素材です。

ループを曲に使うときの考え方は、LogicのApple Loopsの記事にまとめています。

 

自分でメロディを打ち込んで、琴や三味線を鳴らしたい。

そう思うと、専用の和楽器の音源が欲しくなります。

 

GEN KOTOは、13弦と17弦を切り替えられる琴の音源

GEN KOTO は、日本の琴を録音した音源です。

画面上の MODEL で、よく見る13弦の琴と、低い音の出る17弦の琴を切り替えられます。

 

TAKUMI AUDIO GEN KOTOの画面(13弦モデル)。上にMODELの切り替え、下に爪のサステインや押し手(Bend)など10の奏法と、GAIN・ATTACK・HUMANIZEなどのつまみ(TAKUMI AUDIO公式サイトより)

 

弾き方(奏法)は、鍵盤のいちばん低いところ(C1〜A1)のキーで切り替えます。

爪で弾いて伸ばす音、指で弾く音、短く切る音、弦を押さえて止める音、トレモロ、ビブラート、音程を上げる押し手などがあります。

 

13弦では10種類の奏法が使えます。

弾ける音の範囲は C#3〜D6 です。

 

17弦に切り替えると、弾ける範囲が C2〜C5 に下がります。

ハーモニクスと「すくい爪」は13弦だけで録音されているので、17弦の奏法は8種類です。

 

GEN KOTOを17弦モデルに切り替えた画面。弾ける音域がC2〜C5に下がり、奏法は8つになる(TAKUMI AUDIO公式サイトより)

 

画面の右側には HUMANIZE のスイッチもあり、打ち込みの演奏を自然に聞かせるための機能と説明されています。

 

1つ選ぶなら琴。音の例で、アタックの感じが気に入った

GEN KOTO と GEN SHAMISEN は、Plugin Boutique の製品ページで音の例を聞けます。

私は弾いたことはなく、その音の例を聞いて比べました。

 

正直、どちらも欲しいです。

それでも1つだけなら、琴のアタックの感じのほうが好きでした。

 

アタックは、弦を弾いた瞬間の音の立ち上がりのことです。

 

GEN SHAMISENは、音程のしゃくりをテンポに合わせられる三味線

GEN SHAMISEN は、3本の弦の三味線を録音した音源です。

弾き方は13種類あり、鍵盤の C1〜C2 のキーか、画面のボタンで切り替えます。

 

TAKUMI AUDIO GEN SHAMISENの画面。13の奏法(上げ3種・下げ3種のベンドを含む)と、ベンドの長さをテンポに合わせるSYNCとLENGTH(TAKUMI AUDIO公式サイトより)

 

三味線らしさが出るのは、音程を上げ下げするベンドです。

上げる・下げるがそれぞれ3種類あり、SYNC をオンにすると、ベンドにかかる時間を曲のテンポ(16分音符〜全音符)に合わせられます。

 

もう1つの特徴は、16個のパッドに入ったフレーズと効果音です。

メロディとは別に鳴るので、長いフレーズを鳴らしてもメロディの音が途切れないと説明されています。

 

琴を選ぶとは言いましたが、三味線も欲しいです。

 

TAKUMI AUDIO は、この2つの「GEN」シリーズのほかに、FET コンプの IBUKI、光学式コンプの GEKKO、ノブ1つで音の厚みを変える GURENGE も出しています。

 

EastWestのRAを持っているので、専用の和楽器の音源がなくても多少は戦える

私がすぐに買わなくてもいいと思えるのは、EastWest の民族楽器の音源 RA と Silk を持っているからです。

 

EastWest OPUSのBROWSE画面。インストール済みの一覧にEW Ancient Kingdom・EW Gypsy・EW Ra・EW Silkなどが並ぶ

 

RA は、アフリカ・ヨーロッパ・中東・インド・極東・南北アメリカなど、世界の楽器を集めた音源です。

EastWest 公式の収録楽器の一覧には、Koto・Shamisen・Shakuhachi・Taiko Drums も載っています。

 

EastWest RAの説明とOPUSの演奏画面。アフリカ・ヨーロッパ・中東・インド・極東・南北アメリカ・オーストラリアの民族楽器(EastWest公式サイトより)

 

RA でどんな楽器が鳴らせるのかは、EastWest 公式の解説動画で見られます。

 

 

ただ、RA はいろいろな国の楽器をまとめた音源で、琴や三味線だけに絞った GEN とは作りが違います。

私の感覚は、和風の雰囲気を足すくらいなら手持ちで多少は戦える、というところです。

 

RA・Silk・Gypsy をまとめたバンドルの値動きと、私の判断は、こちらに書いています。

 

EastWest World Instruments Bundleのセールはいつ?過去の値動きと買い時|RA・Silk・Gypsyを持つボカロPの判断

 

1つの音源として性能は高め。それでも今は買わない理由

GEN KOTO と GEN SHAMISEN の値段を見て、1つの音源としては性能が高い方だと感じました。

本音を言えば、今すぐ買いたい気持ちもあります。

 

それでも買わないのは、先にそろえたい楽器がほかにあるからです。

 

いつかは、日本の楽器もそろえたいと思っています。

そのときに最初に選ぶのは、琴の GEN KOTO です。

 

中国の楽器の二胡も、私が「いつか欲しい」と思っている音源の1つです。

民族楽器の音源の考え方は、Ample China Erhuの記事にも書いています。

 

GEN KOTO・GEN SHAMISENが向く人、まだ要らない人

向いているのは、ヨナ抜きの曲や和風ロックなど、日本らしさを前に出したい曲を作る人です。

Logic の琴の音色やループだけでは足りず、自分で琴や三味線のメロディを打ち込みたい人には、候補になります。

 

反対に、ほかに先にそろえたい音源がある人は、そちらを優先してからでいいと思います。

私のように RA などの民族楽器の音源を持っている人も、まずは手持ちの音で試してみてからで遅くありません。

 

まとめ:Logicの琴で足りなくなったら、まず琴の音源から

Logic に入っている和楽器は、Alchemy の琴の音色と、Apple Loops の琴のループだけです。

三味線や尺八、太鼓は入っていません。

 

日本らしさを出したい曲で、琴や三味線のメロディを自分で打ち込みたいなら、専用の和楽器の音源が要ります。

私が1つ選ぶなら、アタックの感じが気に入った琴の GEN KOTO です。

 

今は優先する楽器があるので見送りますが、和楽器をそろえるときの最初の1つとして考えています。

 

ヨナ抜きの曲で、琴のメロディを自分で打ち込みたい人に。

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和風ロックなどで、三味線の音も入れたい人に。

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和楽器だけでなく、世界の民族楽器をまとめて使いたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。