Zynaptiq UNCHIRPのセールは買い?|シュワシュワに困ったことがないボカロPが、1万6000円でも今は見送る理由

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MP3 にした音やノイズを消した音に残る「シュワシュワ」を、今もお金を出して直す必要があるのか。

Zynaptiq の UNCHIRP は、まさにそのための修復用のプラグインです。

 

音を小さく圧縮したときや、ノイズ除去を強くかけたときに出る、水の中のような濁りや細かいキラキラした雑音を減らします。

あわせて、ぼやけてしまった音の立ち上がり(アタック)と、削れた高い音を戻すこともできます。

 

私は UNCHIRP を持っていませんし、今回調べるまで名前も知りませんでした。

公式動画を見て考えた結論は、「1万6000円なら、今の私には要らない」です。

 

この記事では、UNCHIRP の中身と、そう考えた理由、同じ会社の REPAIR Bundle との違い、過去のセールをまとめます。

 

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UNCHIRP は、圧縮やノイズ除去で崩れた音を直すプラグイン

UNCHIRP が相手にするのは、主に4つの崩れです。

MP3 などに圧縮した音の高いところに出る、水の中のような「チャーピング」。

 

ノイズ除去のあとに残る、ピロピロした細かい雑音(ミュージカルノイズ)。

そして、にじんでしまったアタックと、失われた高い音です。

 

Zynaptiq UNCHIRP の画面(Zynaptiq 公式)。MUSICAL NOISE・DECHIRPING・TRANSIENTS・TREBLE BOOST・MIX のつまみが並ぶ

 

画面の左から、雑音を減らす「MUSICAL NOISE」、濁りを取る「DECHIRPING」、アタックを戻す「TRANSIENTS」、高い音を足す「TREBLE BOOST」が並んでいます。

2つの処理を同時に使えるので、雑音と濁りの両方が出ている音にもまとめてかけられます。

 

取り除いている音だけを聞ける「I/O DIFF」や、左右の差の成分だけにかける「SIDE ONLY」もあります。

認証は iLok アカウントで、Mac は Apple Silicon にも対応しています。

 

 

公式動画を見て「今の時代に要るのかな」と思った

公式の動画を見て最初に思ったのは、「ちょっと古いな」でした。

調べてみると、UNCHIRP が発表されたのは2014年です(KVR Audio)。

 

そのうえで、「この効果は、今の時代にも本当に必要なのかな」と思いました。

 

これは、製品の性能を確かめたうえでの評価ではありません。

持っていない私が、動画から受けた印象です。

 

私の曲では、シュワシュワに困ったことがない

曲を作っていて、謎のノイズが乗ること自体はあります。

ただ、それはどちらかというとアナログっぽいノイズで、シュワシュワした濁りは感じたことがありません。

 

UNCHIRP が直すのは、圧縮やノイズ除去のあとに出る崩れです。

私の曲に乗るノイズとは、種類が違います。

 

逆に言えば、MP3 しか手元に残っていない素材や、ノイズ除去を強くかけた録音を扱う人のための道具です。

Zynaptiq は REPAIR Bundle(下で紹介)の説明で、サウンドデザイナーやセリフの編集をする人も、使う人として挙げています。

 

ノイズを消す側の道具については、iZotope RX のセールの記事でまとめています。

 

REPAIR Bundle は、UNVEIL・UNFILTER との3本セット

UNCHIRP は、Zynaptiq の REPAIR Bundle にも入っています。

残りの2本は、UNVEIL と UNFILTER です。

 

Zynaptiq UNVEIL の画面(Zynaptiq 公式)。音の響き(リバーブ)を減らしたり足したりするプラグイン

 

UNVEIL は、録音に含まれる響き(リバーブ)を減らしたり、逆に持ち上げたりするプラグインです。

部屋の響きが多すぎる録音を、すっきりさせたいときに使うものです。

 

Zynaptiq UNFILTER の画面(Zynaptiq 公式)。音のこもりや出っぱった帯域を自動でならすプラグイン

 

UNFILTER は、こもりや一部だけ出っぱった帯域など、EQ で直すような問題を自動でならすプラグインです。

公式の説明では、マスタリングにも使えるとされています。

 

UNCHIRP 単体は「圧縮で崩れた音」専用なので、響きや音のバランスまで直したい人はバンドルの方が目的に合います。

 

Plugin Boutique の Zynaptiq REPAIR Bundle の製品ページ(2026年10月28日時点で¥47,598・通常¥86,970・45%オフ・11月22日まで)

 

1万6000円なら、私は買わない

UNCHIRP がセールで1万6000円ほどになっているのを見ても、私の答えは「いらないかな」でした。

理由は、困っている場面が無いことと、発表から10年以上たった製品であることです。

 

ちょっと古い製品なので、もっといい道具もたくさんあるのではないか、とも思っています。

 

ただし、これはシュワシュワに困ったことがない、私の場合の話です。

 

過去のセール

確認できた UNCHIRP のセールです(ドル表記は海外の告知記事の金額)。

  • 2025年11月24日〜12月7日:Zynaptiq のブラックフライデー。プラグイン・バンドル・アップグレードが割引(UNCHIRP 単体の価格は記事に無し)。Plugin Boutique・AudioDeluxe・公式ストアで(rekkerd)
  • 2026年9月(〜9月20日):Plugin Boutique で $79(通常 $269・70%オフ)(rekkerd)
  • 2026年10月28日:¥15,760(通常¥46,880・66%オフ・11月22日まで)。REPAIR Bundle も ¥47,598(通常¥86,970・45%オフ・11月22日まで)

 

Plugin Boutique の Zynaptiq UNCHIRP の製品ページ(2026年10月28日時点で¥15,760・通常¥46,880・66%オフ・11月22日まで)

 

2026年は9月と10月に、続けて70%前後まで下がっています。

 

まとめ:崩れた音を直す場面があるかどうかで決まる

UNCHIRP は、圧縮やノイズ除去で崩れた音を直すための、用途のはっきりしたプラグインです。

私のように、シュワシュワに困ったことがないなら、急いでそろえる道具ではありません。

 

MP3 の素材や、ノイズ除去をかけすぎた録音を直す場面があるかどうか。

買うかどうかは、そこで決めていいと思います。

 

Zynaptiq のほかの製品と、会社全体のセールの来かたは、こちらにまとめています。

Zynaptiqのセールはいつ?過去の値動きと買い時|飛び道具が好きなボカロPが、WORMHOLEを「余裕ができたら買いたい」と思う理由

 

圧縮した音やノイズ除去のあとの濁りを、ピンポイントで直したい人に。

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響きやこもりの直しまで、3本まとめてそろえたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。