Stagecraft Disarrayは要る?XYパッドで効果を動かすマルチエフェクトを、ShaperBox 3を持つボカロPが調べてみた

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マウスで四角い面をなぞるだけで、いくつもの効果がいっしょに動いたら、ブレイクの演出は楽になるのでしょうか。

Stagecraft Software の Disarray(ディスアレイ)は、それをねらったマルチエフェクトです。

 

XY パッドと呼ばれる四角い面に、ディレイやフィルターなどのつまみを結びつけ、点を動かして音を崩していきます。

ShaperBox 3 を持っている私が公式の情報と動画で調べた結論は、私には要らないでした。

 

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Disarray は、XY パッドで効果を動かすプラグイン

Disarray のもとになっているのは、KORG の KAOSS パッドです。

KAOSS パッドは、板を指でなぞると、なぞった位置に合わせて効果のかかり方が変わる機材です。

 

Stagecraft Disarray のメイン画面。左が XY パッド、右の Points に Glitch Machine の Pan・Reverse Chance・Pitch Chance・Dry の4つの点が並ぶ(Stagecraft 公式の画像)

 

Disarray では、左の四角が XY パッドで、右に「どの効果の、どのつまみを動かすか」を並べます。

Plugin Boutique の説明では、最大4つの効果の、8つのつまみを一度に動かせます。

 

中に入っている効果は20種類以上です。

さらに、手持ちのほかのプラグイン(VST・AU)を Disarray の中に読み込んで、同じように XY パッドで動かすこともできます。

 

Disarray の Points の拡大。効果ごとに、つまみの値と XY パッドで動かす範囲(例 -43〜56%)を決める(Stagecraft 公式の画像)

 

つまみごとに「どこからどこまで動くか」の範囲を決めておき、点の位置でその範囲の中を動きます。

動かし方は、1・2・4小節のくり返しとして記録できます。

 

動かした結果は DAW のオートメーションにも書き込めます。

MIDI コントローラーや iPad からの操作にも対応していて、公式サイトからは15日間フル機能で試せます。

 

公式動画で見て、良いと思ったところと気になったところ

公式の動画は、EDM のようにじわじわ盛り上げてから落とす使い方を見せています。

 

動画を見て良いと思ったのは、XY パッドに、コーラスやディレイなど自分が加えたい効果を結びつけられるところです。

そして、どう動いているかが XY パッドの上で目に見えるのは良いと感じました。

 

Disarray の Points の画面。Delay の Dry・Mix 1・Feedback 1・Time 1 を XY パッドに結び、それぞれ動く範囲を決めている(Plugin Boutique の製品画像)

 

一方で、画面は最近の製品にしては、あまりきれいではなく、少し古い印象を受けました。

つまみの範囲を一つずつ決めていく画面も含めて、私には使いにくそうに見えました。

 

ShaperBox 3 を持っている私が、足さない理由

私は Cableguys の ShaperBox 3 を持っています。

 

ShaperBox 3のシェイパー選択画面。Volume、Filter、Time、Drive、Noise、Pan、Width、Crush、Liquid、Reverb、Pitchの各シェイパーが並ぶ

 

Disarray は、効果を一つずつ選んでかけていく点で、Sugar Bytes の Effectrix 2 のような感じの製品に見えました。

ただ、ShaperBox 3 がある今の私から見ると、わざわざ足すほどの性能があるとは思えませんでした。

 

私の ShaperBox 3 は、主にベースのダッキングに使っています。

リズムに合わせて音を動かす道具の選び方は、こちらの記事で比べています。

ShaperBox 3とEffectrix 2|リズミックな演出はどう作る?ShaperBoxを買って結局ダッキングだけになったボカロPが考えた

 

サビ前のブレイクで、声を一瞬崩すなら

ボカロ曲で使うなら、サビ前のブレイクや、歌声を一瞬だけ崩す演出には使えそうだと思います。

点を動かすだけで、ディレイの量やフィルターをまとめて変えられるからです。

 

Disarray の Effects タブで Delay を開いた画面。内蔵の効果のほか、手持ちのプラグインを読み込んで XY パッドで動かせる(Stagecraft 公式の画像)

 

ただ、その演出をするだけなら、ほかの道具でもできます。

この演出のためだけに Disarray を選ぶ必要はない、というのが私の考えです。

 

自分で効果を組んで XY パッドを作る様子は、公式のこちらの動画で見られます。

 

過去のセール

確認できた Disarray のセールです。

 

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7割以上の値下がりが、何度も来ている製品です。

 

まとめ

Disarray は、XY パッドに効果を結びつけて、点を動かして音を崩していくマルチエフェクトです。

効果の動きが目で見えるのは良いところです。

 

ただ、画面は古めで使いにくそうに見え、ShaperBox 3 を持っている私は、セールの値段でも足しません。

ブレイクの演出のためなら、ほかの道具でも足ります。

 

KAOSS パッドのように、XY パッドで複数の効果を目で見ながら動かしたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。