ChopBeast 2はLogicのサンプラーがあっても要る?|声を切るならQuick Samplerで足りると感じたボカロPが、公式動画で調べてみた

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ChopBeast 2 を入れたら、ボイスチョップはもっと楽になるのか。

W. A. Production の公式動画を見ながら考えてみましたが、Logic Pro のサンプラーがある私には、要らないという結論になりました。

 

私はふだん、歌声を Logic の Quick Sampler で切って、ボイスチョップを作っています。

その目で見ると、ChopBeast 2 は普通のサンプラーに近く、切り方も含めて Logic の方が上だと感じたからです。

 

なお、私は ChopBeast 2 を持っていません。

ここから先は、公式の情報と動画を見た範囲の話です。

 

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ChopBeast 2 はどんな製品か

ChopBeast 2 は、声やドラム、ループなどの音声ファイルを入れると、自動で細かく切って並べ替えてくれるプラグインです。

切る数は、最大で32個まで選べます。

 

ChopBeast 2 の画面。中央に波形と切れ目、下に 4・8・16・32 の切る数のボタン、右に RANDOMIZE と RHYTHMIZE(W. A. Production 公式)

 

切った1つずつに、音量・逆再生・ピッチ・フォルマント(声の質感)・クリックのノイズ消しを設定できます。

切った音は MIDI で鳴らせて、DAW のテンポに合わせたり、DAW に書き出したりもできます。

 

対応は Mac と Windows で、形式は VST・AU・AAX・VST3 です。

今の ChopBeast 2 は、2026年3月に出た新しい版です。

 

公式の紹介動画で、ループが切られて並べ替わっていく様子が見られます。

 

公式動画を見た印象は「普通のサンプラー」だった

動画を見て最初に思ったのは、普通のサンプラーだな、ということでした。

もう一工夫あってもよかったのでは、というのが正直なところです。

 

切り方を見ても、Logic Pro のサンプラーの方がレベルは上だと感じました。

長い素材を加工する用途にも、役に立ちそうには見えませんでした。

 

もう1本の公式動画でも、切って並べ替える流れを見られます。

 

声を切るだけなら、Logic の Quick Sampler でできる

私がボイスチョップを作るときは、Quick Sampler を Slice モードにして、素材を分割しています。

分割した音は鍵盤に割り当てられるので、どの音を鳴らすかを MIDI で決めるだけです。

 

Quick SamplerのSLICEモードで、ボカロの声をリバースした素材を読み込んだ画面。Transientで細かく分割され、C1〜E2の鍵盤に割り当てられている

 

Logic Pro を持っていれば、追加でお金をかけずにここまでできます。

やり方は、画面つきで別の記事にまとめています。

LogicのQuick Samplerでボイスチョップを作る|Sliceで分割してMIDIで鳴らす、ボカロPの私のやり方

 

右上の Randomize は何をするボタンなのか

動画を見たあとで調べていて、画面の右上に「RANDOMIZE」というボタンがあるのを見つけました。

最初は、似たようなシーケンスを作ってくれる機能なのかと思いました。

 

ChopBeast 2 の画面の右側。PITCH の欄に RANDOMIZE ボタンと +/- 12 st の幅、FORMANT、その下に RHYTHMIZE。左上に LOCK POSITION と LOCK EFFECTS(W. A. Production 公式)

 

ただ、ボタンは PITCH の欄の中にあるので、ピッチを変える機能なのかもしれません。

実際にこのボタンを使っている動画は見つけられず、自分では確かめきれていません。

 

Plugin Boutique の製品説明には、ランダムに変えられるものとして、ピッチ(オクターブ・5度・3度・メジャー・マイナーの音程)が挙がっています。

また、切った位置や効果を Lock で固定して、そのまわりだけをランダムにできるとも書かれています。

 

画面には、RANDOMIZE の下に「RHYTHMIZE」という別のボタンもあります。

ボタンごとに何が変わるかの細かい分け方は、公式の説明文からは読み取れませんでした。

 

私が欲しいのは、自動でリズムまで組んでくれるもの

切った音から、自動でシーケンスを作ってリズムにしてくれる機能は、本当にありがたいと思っています。

その点では、Pitch Innovations の Loop2Kit の方が はるかにいいと感じました。

 

Loop2Kit は、ループを自動で切り分けてキットにし、円形のシーケンサーでリズムを組めるサンプラーです。

私が「買う予定」に入れている理由は、Loop2Kit の記事に書いています。

 

Loop2Kit の円形のシーケンサー。同心円に DRUM 1〜12 の音が並び、下に PATTERNS と FILLS のボタンがある(Pitch Innovations 公式)

 

ChopBeast 2 は、今見ている限りではそこまでいいとは思えず、私にとってのメリットも見つかりませんでした。

Loop2Kit がループをキットにしていく流れは、公式の動画で見られます。

 

ボカロ曲のサビ前に、切った歌声を飾りで入れるなら

歌声を ChopBeast 2 で切って、サビ前やドロップの飾りにする使い方は、ありだと思いました。

ただ、それなら私は Logic Pro のサンプラーで十分です。

 

私の曲でも、分割した声のどれを鳴らすかを、下のように MIDI のノートで決めています。

 

miku vocal chopトラックのQuick Samplerと、その下のMIDIリージョン。分割した声のどれを鳴らすかをノートで決めている

 

セールの値段でも、私は買わない

今回のセールの値段でも、私には要らないと思いました。

Logic Pro のサンプラーと比べて、あまりメリットを感じなかったからです。

 

Logic Pro を使っている人は、まず Quick Sampler で声を切ってみてからでも遅くないと思います。

Logic のサンプラーを持っていない人は、公式動画で切り方を見て、好みに合うかを確かめてから決めるのがいいと思います。

 

なお、下の過去のセールのとおり、今回より安い値段だった時期もあります。

W. A. Production のほかのセールは、W. A. Production のセールの記事にまとめています。

 

過去のセール

  • 2026年11月8日:¥5,508(60%オフ・11月29日まで)
  • 2026年10月3日:¥2,583(10月30日まで)
  • 2026年3月:$19.90(W. A. Production の発売記念の価格・通常 $79・4月2日まで/rekkerdより)

 

まとめ:声を切るだけなら、手元のサンプラーで足りる

ChopBeast 2 は、音声を自動で切って並べ替えてくれるプラグインです。

ただ、公式動画を見た限りでは普通のサンプラーに見え、Logic Pro を持っている私には要らないと感じました。

 

私が次に欲しいのは、切った音を自動でリズムにまで組んでくれる Loop2Kit の方です。

ボイスチョップを始めたいなら、まずは手元のサンプラーで声を切ってみてください。

 

Logic のサンプラーを持っておらず、公式動画の切り方が気に入った人に。

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切った音を、自動でリズムまで組んでほしい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。