「最初の1台に、これを買っておけばよかった」。
FabFilter のシンセ Twin 3 の公式動画を見て、最初に出てきた感想がこれでした。
私はシンセが得意ではなく、ふだんは Arturia の Pigments をメインに使っています。
Twin 3 はまだ持っていませんが、癖がなく、基準にできるシンセだと感じて、欲しいものの上のほうに入っています。
ただ、FabFilter はあまりセールをしないメーカーです。
この記事では、Twin 3 がどんなシンセか、弟分の One ではなく Twin 3 を選ぶ理由、そして今買うかブラックフライデーまで待つかを、過去のセールの傾向と合わせてまとめます。
FabFilter Twin 3 を Plugin Boutique で見る →
Twin 3 はどんなシンセか
Twin 3 は、オランダの FabFilter が作っているソフトシンセです。
同じ会社の EQ「Pro-Q」やリミッター「Pro-L」と同じく、画面の上でカーブや線を見ながら音を作れるのが特徴です。

公式ページによると、中身はこうなっています。
- オシレーター4つ:アナログのシンセのような、わずかな揺れ(ドリフト)が入る
- フィルター4つ:ローパス・ハイパス・バンドパスなどを選び、傾きや形も変えられる
- エフェクト:リバーブ・ディレイ・コーラス・フェイザー/フランジャー・ドライブ・コンプが最初から入っている
- アルペジエーター:曲のテンポに合わせて、和音を分散して鳴らせる
- 64ボイスまで同時に鳴らせる
Logic Pro で使える AU のほか、VST・VST3・AAX・CLAP にも対応しています。
30日の体験版もあるので、買う前に自分の環境で鳴らしてみることもできます。
公式の動画を見て感じたこと:癖がなく、太い音も出る
まずは FabFilter 公式の紹介動画です。
見終わって感じたのは、シンプルなのに、どんな音の土台にもなりそうということでした。
音にそれほど癖がなく、いろいろな音を作れそうに聞こえます。
一方で、気になったのは、思っていたより太い音も出せることです。
シンプルな作りのシンセですが、動画では太さのある音も鳴っていました。

フィルターもエフェクトも、カーブを見ながら調整する形です。
癖の少ない音を、目で確かめながら好みに寄せていける作りです。
シンセが苦手でも、とっつきやすそうに見えた理由
つまみの多いシンセだと、私は何がどこを動かしているのか分からなくなりがちです。
Twin 3 は、そこを見て分かるようにする作りになっています。
音を時間とともに動かす「モジュレーション」は、つまみから線を引っぱって、動かしたい場所につなぐだけです。
LFO やエンベロープなど、動かす元は公式ページでは100本までつなげるとされています。

さらに、つまみにマウスを乗せると、そのつまみが何をするかの説明が出ます。
説明は英語ですが、「この部分は何だろう」をその場で確かめられるのは、シンセに慣れていない人にはありがたい作りです。

もう1つうれしいのは、FabFilter が YouTube で使い方を丁寧に紹介していることです。
音作りの手順を動画で追えるのはありがたいです。
弟分の One ではなく、Twin 3 を選ぶ理由
FabFilter には、もっと小さなシンセの One もあります。
オシレーターとフィルターが1つずつに、LFO とエンベロープが付いた、いちばんシンプルな形です。
下は Plugin Boutique のチャンネルの、One の使い方の動画です。
見てみると、やはりシンプルで、音もシンプルだと感じました。
実は私は、手持ちのシンセでベースの音が少し弱いと思っていて、こういうシンプルなシンセが1台欲しいとは考えていました。
それでも、今1つ買うなら、わざわざ One を選ぶより Twin 3です。
One はオシレーターもフィルターも1つずつ。
Twin 3 はどちらも4つで、エフェクトまで入った上位のシンセです。
買うなら上位の Twin 3 のほうがいい、というのが正直なところです。
Pigments がメインの私が、それでも Twin 3 が欲しい理由
私のメインのシンセは Arturia の Pigments です。
シンセが苦手な私には、Pigments くらいのシンプルさがありがたいと感じています。
Pigments の使い方や向き・不向きは、Pigments のレビューにまとめています。
Pigments で困っているわけではありません。
ただ、ベースの音が弱いと感じている今、癖が少なく「基準」にできる Twin 3 が1台あると心強いと感じました。
もともと FabFilter の製品は、シンセも含めて全部欲しいと思っているメーカーです。
EQ は FabFilter の Pro-Q を常用しているので、同じ会社のシンセは前から気になっていました。
FabFilter のバンドルにどの製品が入っているかは、FabFilter のバンドルの選び方の記事で比べています。
今買うか、ブラックフライデーまで待つか
結論から言うと、私は基本はブラックフライデーを待ちたいと考えています。
FabFilter は、ほかのメーカーのように何度も大きく値下げするメーカーではありません。
確かめられた範囲では、値下げがあるのはブラックフライデーの時期が中心で、下がり幅も25%前後です。
なので、今すぐシンセが必要な人なら、通常価格で買ってもいいと思います。
確かめられた範囲では、半額のような大きな値下げは見つかっていません。
一方で、すでに何かシンセを持っていて急がない人なら、ブラックフライデーの25%前後を待つ価値はあります。
FabFilter のブラックフライデーの過去の値動きは、こちらにまとめています。
FabFilter Pro-Q 4のセールはブラックフライデーまで待つべき?過去のセールは約25%オフ、それでも「本気なら今」と言う理由
過去のセール
Twin 3 の Plugin Boutique の商品ページです。

- 2023年11月(11月27日まで):FabFilter のブラックフライデーで、プラグイン・ソフト音源・バンドルが最大25%オフ。記事では Twin 3 個別の価格は挙げられていません(gearnews)
- 2025年11月〜12月1日:FabFilter のブラックフライデーで、プラグインとバンドルが25%オフ。こちらも Twin 3 個別の価格は記事に載っていません(rekkerd)
FabFilter の値下げは、どちらの年もブラックフライデーの25%前後でした。
Plugin Boutique での買い方は、Plugin Boutique の使い方の記事をどうぞ。
まとめ
Twin 3 は、4つのオシレーターとフィルター、エフェクトを1台にまとめた、FabFilter のシンセです。
公式の動画では、癖がなく、それでいて太い音も出せる、基準になるシンセに見えました。
初心者ボカロPの1本目のシンセとしても、基準になる1台として選ぶ価値があると思います。
買うなら弟分の One より Twin 3、そして急がないならブラックフライデーを待つ、というのが今の私の考えです。
癖のない、基準になるシンセを1台目に欲しい初心者ボカロPに。
FabFilter Twin 3 を Plugin Boutique で見る →
モダンな音もまとめて出せる、メインの1台を探している人に。
Pigments を Plugin Boutique で見る →







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