GForce のメロトロンの音源には、M-Tron Pro IV と M-Tron Mk II の2つがあります。
どちらもテープに録った楽器の音を鍵盤で鳴らす音源ですが、Mk II にはリズムと伴奏のフレーズまで入っています。
公式の動画を聞いて、2つのうち選ぶなら私は Mk II の方がいいと思いました。
ただ、1万7000円だと高く感じるので、今は別のものにお金をかけるつもりです。
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M-Tron Mk II は、左手で伴奏、右手でメロディを弾く昔のメロトロン
メロトロンは、テープに録った楽器の音を、鍵盤を押すと再生する楽器です。
鍵盤の1つ1つの下にテープが入っていて、押すとフルートやストリングスなどの音が鳴ります。
M-Tron Mk II のもとになったのは、1963年に家庭用の娯楽機として作られた、2段鍵盤のメロトロンです。
左の鍵盤でリズムや伴奏を鳴らし、右の鍵盤でメロディ(リード)の音を弾く作りでした。

上は GForce 公式の M-Tron Mk II のページにある実機の写真で、奥に見えているのが中の機構です。
ソフトの M-Tron Mk II は、この楽器を画面の上に再現しています。

左の鍵盤の上に RHYTHM と ACCOMPANIMENT、右の鍵盤の上に LEAD SOUND の欄があります。
GForce の説明では、音は132のテープバンクから集めた4,500以上のサンプルで、150以上のパッチ(プリセット)が入っています。
Mac では Intel と Apple Silicon のどちらでも動き、スタンドアロンのほか AU・AAX・VST2・VST3 に対応しています。
Logic でもそのまま使える形式です。
上は GForce 公式の紹介動画です。
リズムと伴奏が鳴る様子は、動画を聞くといちばん分かりやすいと思います。
Pro IV との違いは「リズムと伴奏」と「音の数」
M-Tron Pro IV は、Mellotron M400 という、もっと後の1段鍵盤のメロトロンをもとにした音源です。
2つを並べると、次のように違います。
| 項目 | M-Tron Mk II | M-Tron Pro IV | もとになった楽器 | 1963年の2段鍵盤のメロトロン | Mellotron M400(1段鍵盤) | リズムと伴奏のフレーズ | 入っている(曲のテンポに合わせられる) | 無い | 音の数 | 132のテープバンク・150以上のパッチ | 200以上のテープバンク・800以上のプリセット | 音の作り込み | 鍵盤ごとにテープの頭・音程・左右・キーのクリック音 | 2つの音の重ね・テープの揺れ・フィルター | エフェクト | リバーブ(モダンとスプリング)・ディレイ | ディレイ・アンサンブル・リバーブ |
|---|
いちばんの違いは、Mk II には鍵盤を押すと鳴るリズムと伴奏があることです。
GForce の説明では、リズムと伴奏は DAW のテンポに合わせて鳴らせて、移調や半分の速さでの再生、逆再生もできます。
一方で、音色やプリセットの数は Pro IV の方が多く、1つの音を作り込む道具は Pro IV の方がそろっています。
Pro IV の音は、こちらの公式動画で聞けます。
Mk II の方は、鍵盤1つずつにテープの再生の始まり・音程のずれ・左右の位置・押したときのカチッという音を決められる KEY EDIT の画面があります。

GForce は実機の不ぞろいな感じをそのまま残したと説明していて、その具合を鍵盤ごとに変えられる、ということです。
Pro IV がどんな音源かは、前に書いたこちらの記事にまとめています。
GForce M-Tron Pro IVのセールはいつ?過去の値動きと買い時|70〜80年代の曲が好きなボカロPが「懐かしい音が好きなら買っていい」と思った理由
動画で聞いて、うれしかったのはリズムと伴奏
Mk II の紹介動画を聞いて、まず古い音の感じがしっかりしていると思いました。
テープの、あの時代の音だな、という音です。
うれしい要素だと感じたのは、リズムと伴奏のフレーズが入っていることです。
鳴っている音はあの頃の音そのままなので、その部分は使ってみたいと思いました。

上は、左右の鍵盤の両方にリズムと伴奏を割り当てるモードの画面です(GForce 公式の製品画像)。
左右で別々のフレーズを鳴らして、重ねることができます。
使えそうなのは、まず古い雰囲気の曲です。
それから、今っぽい曲にあえて古い音を混ぜるような使い方もできそうで、合わせ方しだいでいろいろな曲に入れられると思っています。
選ぶなら Mk II、でも1万7000円では今は見送る
Pro IV と Mk II のどちらかを買うなら、私は Mk II にします。
リズムと伴奏のフレーズが入っているのが、私にはうれしい要素だったからです。
ただ、1万7000円だと私には高く感じます。
その金額なら、ほかのものにお金をかけたい、というのが正直なところです。
Pro IV のときは「1万3000円なら、好きな人は買ってもいい」と思いました。
2つの値段の差も、どちらにするかを決める材料になると思います。
逆に、今の音のシンセを探している人には、どちらも要らない音源です。
いろいろな音を1本でそろえたいなら、シンセのプラグインのおすすめから見た方が早いはずです。
過去のセール
M-Tron Mk II は、2022年1月に発表された音源です。
- 2022年1月26日:発表時の導入価格が $279.99(通常 $349.99)(KVR Audio)
- 2026年10月28日:Plugin Boutique で¥17,472(通常¥43,570・59%オフ・11月1日まで)

GForce のほかの製品のセールは、GForce のセールの記事にまとめています。
ほかのメーカーも含めたセールの動きは、ブラックフライデーのまとめの記事で追っています。
まとめ:リズムと伴奏ごと昔の音を入れたいなら Mk II
M-Tron Mk II は、1963年の2段鍵盤のメロトロンを、リズムと伴奏のフレーズごと再現した音源です。
音色の数で選ぶなら Pro IV、鍵盤を押すだけで鳴るリズムと伴奏で選ぶなら Mk II です。
私は選ぶなら Mk II ですが、1万7000円では高く感じるので、今は見送ります。
まずは公式の動画を聞いて、リズムと伴奏の音にピンときたら候補に入れてみてください。
古い雰囲気の曲や、今っぽい曲に昔の音を混ぜたい人に。
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懐かしい音が好きで、音色の多いメロトロンが欲しい人に。
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