パッド専用の音源は、買ったほうがいいのでしょうか。
私の答えは、最初はメジャーなシンセを1台持てば、パッドは十分に作れるです。
私自身、パッドはほとんど Pigments のプリセットから作っています。
ただ、イメージしたパッドがプリセットに見つからず、困ることもあります。
この記事では、Pigments と、Soundiron の Ambius Prime などの音源を比べて、どんな人にどれが向くかを整理しました。
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パッドの音源は「シンセ」と「録音した音の音源」に分かれる
パッドは、曲の後ろで長く鳴らして、音の隙間を埋めたり、雰囲気を作ったりする音です。
パッドを出せる音源は、大きく2つに分かれます。
1つは、Pigments・VPS Avenger 2・Serum 2 のようなシンセです。
パッドだけでなく、ベースやリードも作れる1台です。
もう1つは、Ambius Prime や Gravity 2 のような、録音した音を加工して空気感を作る音源です。
映画やゲームのような、背景に敷く不思議な音が得意です。
| 製品 | 種類 | パッド以外 | 動かすもの | 私との関係 |
|---|---|---|---|---|
| Pigments | シンセ | ベース・リード・キーなど | そのまま DAW で | 持っている・パッドはほぼこれ |
| Ambius Prime | 録音した音の音源 | リード・パルス・テクスチャー | 無料の Kontakt Player | 持っていない・公式動画を見た |
| VPS Avenger 2 | シンセ | ドラムキットや拡張の音色 | そのまま DAW で | 持っていない・欲しい |
| Serum 2 | シンセ | 太いベースやリード | そのまま DAW で | 持っていない・欲しい |
| Gravity 2 | 録音した音の音源 | ライザー・ヒット・リバース | 無料の Kontakt Player | 持っていない・かなり欲しい |
私のパッドは、ほとんど Pigments のプリセットから
私がパッドを作るときは、Pigments のプリセットから選んで、そこから音をいじることが多いです。
探すのは、Explore の画面の「Pad」の中にある Atmosphere などのタグからです。

ほかに UVI の音源を使うこともありますが、パッドはほとんど Pigments で済ませています。
困るのは、自分がイメージしたパッドが、プリセットの中に見つからないときです。
そういうときに、パッドや空気感に強い別の音源が気になってきます。
Pigments でプリセットを探して曲の音にしていく流れは、こちらの記事にまとめています。
Pigments がどんな音を出せるシンセなのかは、Arturia 公式の動画で聞けます。
ボカロ曲のパッドは、隙間を埋めるために薄く敷く
ボカロ曲で私がパッドを入れるのは、主に音の隙間を埋めるためです。
A メロから曲の最後まで、ずっと入れておくこともあります。
ただし、鳴らすのは基本的に薄くです。
EQ もかなり絞って、低いところと高いところは切り、真ん中より少し上の帯域だけを残すことが多いです。
Ambius Prime:録音した音だけで作った、空気感の音源
Soundiron の Ambius Prime は、シンセを一切使わず、楽器や声、周りの環境、物の音を録音した素材だけで作った、パッドと空気感の音源です。
パッドのほかに、アンビエンス(背景に流れる環境の音)、リード、パルス(刻むように揺れる音)、テクスチャーが入っています。

音は4つの層を重ねて作り、真ん中の XY パッドで混ぜ方を動かします。
RANDOM ボタンを押すと、組み合わせを自動で変えた新しい音がその場でできます。
中身は、以前に出ていた Ambius 1(Transmissions)と Ambius 2(Systematik)に、ここでしか手に入らない Ambius 3(Expanse)を合わせたものです。
無料の Kontakt Player(5.6.8以降)で動くので、製品版の Kontakt が無くても使えます。

公式動画を見た私の印象
Ambius Prime は持っていないので、ここからは公式動画を見た印象です。
珍しいと思ったのは、基本的にプリセットを選んで使う作りが中心に見えたことです。
SF 映画のような UI は、私はかなり好きです。
ただ、その分 UI が古くも見えるので、そこはどうだろうと感じました。
XY パッドで操作する部分は、分かりやすそうでした。
音は、シネマティックでありながら少し妙な、SF 系の面白い音です。
一方で、Pigments のパッドとは方向が違い、普通の曲では使いにくい音だとも思いました。
普通の曲のパッドというより、SF のような世界観に合う音だと感じました。
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Soundiron のほかの音源とセールの来かたは、Soundiron のセールの記事にまとめています。
Pigments が無いなら、まずメジャーなシンセを1台
まだパッドを出せるシンセを持っていない人には、まずメジャーなシンセを1台勧めます。
例えば VPS Avenger 2 や Serum 2 のような、多くの人が使っているシンセがあれば、パッドはかなり作りやすくなります。
どちらも私は持っていませんが、2つとも欲しいと思っているシンセです。
VPS Avenger 2:拡張で音色を増やせるシンセ
VPS Avenger 2 は、Vengeance Sound のシンセです。
プリセットは1,000以上あり、ジャンルごとの拡張の音色を足して増やしていけます。

私が Avenger を欲しいのは、アフリカ系の音やオーケストラ、劇伴の音まで、1台でそろえられそうだからです。
詳しくはPigments を持っていても、次は VPS Avenger 2 が欲しい理由に書いています。
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Serum 2:太い音まで作れる、定番のシンセ
Serum 2 は、Xfer Records のシンセです。
ウェーブテーブルのほか、マルチサンプル、サンプル、グラニュラー、スペクトラルといった音の出し方を使えます。

私が Serum 2 を欲しいのは、太い系の音が Pigments では足りないと感じているからです。
買い方の違いはSerum 2 のセールと買い時の記事にまとめています。
Serum 2 は Plugin Boutique では扱っていないので、Xfer Records の公式サイトで買います。
映画のような空気感まで欲しいなら、Gravity 2
Heavyocity の Gravity 2 は、映画音楽向けの効果音と、背景に敷く音をまとめた Kontakt の音源です。
パッドの代わりに使える「テクスチャー」の素材に加えて、ライザーやヒット、リバースの音がそろっています。

Gravity 2 も持っていませんが、最近は効果音に凝っていることもあって、かなり欲しい音源です。
ただ、値段が高いので、今はセールを待っています。
買い時の考え方は、Gravity 2 のセールの記事に書いています。
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まとめ:まずシンセのプリセット、足りなくなったら空気感の音源
パッドの音源選びは、次の順番で考えるのがいいと思っています。
- パッドを出せるシンセが無い人は、Avenger や Serum のようなメジャーなシンセを1台
- Pigments のようなシンセがある人は、まずプリセットの Pad や Atmosphere から探す
- イメージした空気がプリセットに無く、SF や不思議な世界観の曲を作るなら、Ambius Prime のような空気感の音源
- 映画のような盛り上げの効果音までまとめて欲しいなら、Gravity 2
私の場合、ボカロ曲のパッドは薄く敷いて隙間を埋める役で、ほとんど Pigments で足りています。
空気感の音源は、イメージしたパッドがシンセのプリセットに見つからなくなってから考えても、遅くないと思います。
パッドもリードも、プリセットから探して1台でまかないたい人に。
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SF や不思議な世界観の曲で、普通のパッドでは出せない空気が欲しい人に。
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アフリカ系の音やオーケストラ、劇伴の音まで、1台のシンセでそろえたい人に。
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Pigments では足りない、太い系の音まで作りたい人に。







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