MODO BASS 2には、無料のCS版と、有料のSE版・フル版があります。
「まずは無料版で試してみよう」と思っても、名前だけだと何がどこまで違うのか分かりにくいプラグインです。
僕は無料版を試さず、最初からフル版を買いました。
今回は公式のバージョン比較と、実際に使っていて感じた「どこが決め手だったか」を合わせて整理します。
CS・SE・フル版の違い(公式の比較表で確認する)
IK Multimedia公式サイトに、3つのバージョンを横並びにした比較表があります。

まとめると、こうなります。
- CS(無料):パターン数が少なく、フレットレス演奏ができず、パターンのインポートもできない。収録モデルは1つ(’60s P-Bass)だけ
- SE:機能制限はなし。収録モデルは4つ(’60s P-Bass・’70s P-Bass・’70s J-Bass・Punk Bass)
- フル版:機能制限はなし。収録モデルは22(フレットレス・アップライト系も含む)
つまり、CS版だけ「機能自体」が削られていて、SE版とフル版の差は「収録モデルの数」という整理になります。
ここを混同すると、SE版を買ったのに「フレットレスが無い」と気づいて後悔することになりかねません(SE版にフレットレスモデルは入っていません)。
僕がフル版を選んだ理由
無料のAmple Bass P Lite II(別メーカーの無料ベース音源)で細かいスライドやハンマリングが打ち込めず、通常ベースの本命として買ったのがMODO BASS 2でした。

改めて比較表を見ると、自分が欲しかったスライドやハンマリングの打ち込みは、CS版だと「フレットレス不可」の制限に引っかかっていた可能性が高いと分かります。
当時はCS版を試さずフル版を買いましたが、結果的にそれで正解だったということです。
モデル数の差は「音の数」より「弾き方の幅」
SE版とフル版の差は収録モデル数(4対22)ですが、これは単に「音色のバリエーションが増える」というより、「弾き方を選べる幅が増える」という感覚に近いです。

P、J、5弦、アクティブ……とモデルはたくさん入っていますが、正直に言うと、僕のような素人には音の違いはそこまで分かりません。
それよりも、フレットレスやアップライトのような「弾き方自体が変わる」モデルが選べることのほうが、フル版を選ぶ実感としては大きいです。
実際どう打ち込んでいるか
物理モデルの音源なので、MIDIでスライドやゴーストノートまで細かく打ち込めます。

IK Multimedia公式のトレーラーです。物理モデリングでどこまで演奏表現が変わるか、実際の音で見てもらうのが早いと思います。
MODO BASS 2だけの詳しい使い方・正直な不満点(スライドの弦指定が面倒など)は、こちらの記事にまとめています。
向いている人で分ける(CS/SE/フル版)
ここまでを踏まえて、向いている人を整理するとこうなります。

- CS版が向いている人:まず物理モデルの音と操作感を無料で試したい人。曲には使わず、お試し目的
- SE版が向いている人:定番のP-Bass・J-Bass系の音があれば足りる人。フレットレスやアップライトは使わない前提
- フル版が向いている人:スライドやハンマリングなど弾き方にこだわりたい人、フレットレス・アップライトなど幅広いモデルを使い分けたい人
「とりあえず色々入っているから」という理由だけでフル版を選ぶ必要はありません。
定番の音だけで足りるなら、SE版のほうが価格を抑えられます。
購入するなら、SEの入手経路に注意
ここが少しややこしいところです。
IK Multimedia公式サイトでは、SE版は「対象ハードウェアを購入すると付いてくる特典」という案内になっています。
単体購入のボタンは見当たりません。
一方で、Plugin BoutiqueではSE版が単体で購入できます(2026年9月時点で¥17,420)。
ハードウェアを買う予定がなく、SE版だけ欲しい場合はPlugin Boutiqueを見るのがおすすめです。
なお、フル版はPlugin Boutiqueで¥34,850でしたが、IK公式サイトでは記事執筆時点で期間限定セール中(€199.99→€29.99)と、価格に大きな差がありました。
セールの有無やタイミングで店舗ごとの価格は変わるので、買う直前に両方見比べるのが確実です。
IK Multimediaの製品全体の選び方(SampleTank 4・MODO BASS 2・Pianoverse)は、こちらの記事にまとめています。
Plugin Boutiqueでの基本的な買い方は、Plugin Boutiqueの使い方にまとめています。
まとめ:CS版は「お試し」、選ぶならSEかフル版
- CS版は無料だが機能制限あり(フレットレス不可・パターン数削減)。まず試したい人向け
- SE版とフル版の差は収録モデル数(4対22)。定番の音で足りるならSE版で十分
- フル版はフレットレス・アップライトなど弾き方の幅が欲しい人向け。僕はここを理由に選んだ
無料版から始めるにしても、「何が制限されているか」を先に知っておくと、後から「これができない」と気づくことがなくなります。
気になる製品の価格を確認する
MODO BASS 2 を Plugin Boutique で見る →MODO BASS 2 SE を Plugin Boutique で見る →






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