UJAMのBeatmaker KAYAは、Afrobeatからアマピアノまでの西アフリカ由来のリズムを鳴らすドラムマシンです。
正直に言うと、私はこのプラグインの本来の使い方をほとんどしていません。
前回の記事で「変わったパーカッション音のライブラリとして使っている」と書きましたが、今回はその中身をもう少し具体的に掘り下げます。
KAYAとはどういうプラグインか
KAYAは、西アフリカ発祥のリズムを現代的に解釈した「Modern Afrofusion」がコンセプトのビートメーカーです。

画面の中央でKit(ドラムキット)とStyle(リズムパターン)を選び、下部のフレーズパッドでIntro・Verse・Chorus・Breakといった曲構成ごとのパターンを切り替えます。
仕様を見ると、かなり作り込まれたプラグインだとわかります。
以下の要素があります。
- 10種類のドラムキット(各16インストゥルメント)
- 20スタイル×各23ビート=460種類のMIDIループ
- 12種類のMix Mode
- 特殊コントロール「Life」
- 75種類のグローバルプリセット
- 17種類のアンビエンス/リバーブエフェクト
Kitのリストを開くと、Timber、Metro、Pressure、Breeze、Clay、Tracks、Lucid、Primal、Flick、Signalの10種類が並びます。

Mix Modeの方も、Enhancer、FM Station、Smasher、Bass Boost、Multi Saturateなど12種類。
音を根本から変えるエフェクトが一通り揃っています。

UJAM公式の紹介動画だと、こういう雰囲気の音が一通り分かります。
実際の使い方:パターンは使わず、音だけ抜き出す
ここまでの仕様だけ見ると、スタイルを選んでそのままビートを流し込むプラグインに見えると思います。
でも、私の実際の使い方はそうではありません。
やっていることは、大きく2パターンです。
- MIDIを配置して、ドラムキットを差し替えながら音だけ確認する
- 最初にプリセットを選んで、気に入った音を探し、その音だけ鳴らす
どちらにしても、460種類あるはずのビートパターンそのものは、ほとんど使っていません。
これができるのは、KAYAのミキサー画面が16インストゥルメント全部を個別にMute/Soloできる作りになっているからです。

Kck1、Sn1、Clap、HH1、Tom、Perc1〜3、Cym1・2……とチャンネルが並んでいて、右下の再生ボタンで1音ずつ試し鳴らしができます。
気に入ったパーカッションが見つかったら、あとはそれをSoloにして、必要な音だけ自分のトラックに置くことができます。
「460種類のビートパターン」ではなく「460種類の中から気に入った音を探す」プラグイン、というのが私の中の位置づけです。
プリセットの幅はAfrobeatだけじゃない
もうひとつ、KAYAを触っていて意外だったのがプリセットの幅です。

75種類あるグローバルプリセットのジャンルを見ると、RnB、Reggae、Funk/Soul、Pop、Rap/HipHopと、Afrobeat以外にもかなり広く対応しています。
そのため、ポップスの曲に使っても違和感が出にくいです。
コテコテのアフロビートを求めているわけではなく、手持ちのパーカッションと少し違う質感が欲しいときに、ジャンルタグを頼りにプリセットを探す、という使い方もしています。
ちなみにループそのものは460種類、Song Structure(Intro/Verse/Chorus/Breakなど)ごとに整理されています。

ここまで細かく作り込まれているのを見ると、「ビートをそのまま使わない」という自分の使い方はちょっともったいない気もしています。
正直な話:エンパープルを狙って挫折した
KAYAを買ったきっかけのひとつに、はるまきごはんさんの「エンパープル」のような質感を出してみたい、という気持ちがありました。
結論から言うと、うまくいきませんでした。
理由は、「いい感じの皮太鼓」がKAYAには無かったからです。
ボンゴのような、手で叩く生々しい太鼓の質感を探したのですが、しっくりくる音が見つかりませんでした。
KAYAの強みは、あくまでシェイカーやパーカッションループの「面白さ」であって、生の皮太鼓的な質感の再現ではないのだと思います。
このあたりはまだ自分の腕も足りない気がしていて、もう少し上手くならないと難しいかな、というのが正直なところです。
気になっている他のエスニック系ドラムマシン
KAYAを触ってから、他のワールド/エスニック系の音源も気になるようになりました。
UVI World Suite 3
UVIのWorld Suite 3は、世界各地の楽器を集めた図鑑のようなコレクションです。
KAYAがパーカッション(打楽器)に特化しているのに対して、こちらは楽器そのものの幅がかなり広そうです。
World Suite 3をPlugin Boutiqueで見る →
AudioThing Latin Percussion
同じDrum Machineカテゴリで気になっているのが、AudioThingのLatin Percussionです。
80年代の実機ドラムマシンをエミュレートしたプラグインで、KAYAとはまったく違うラテン系の質感が出せそうです。
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これから買うなら
KAYAは単体でもセールで値下がりしやすいプラグインです。
買い方はPlugin Boutiqueの使い方にまとめています。
Afrobeat・アマピアノ系の曲を本格的に作りたい人には、460種類のループがそのまま武器になると思います。
私のように「手持ちのパーカッションと違う質感の音を1個探したい」という人にも向いています。
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UJAM全体の使い分け(Virtual GuitaristやUsynth PIXEL、Groovemate ONEなど、他の製品との比較)は、こちらにまとめています。
まとめ
- KAYAは本来、Afrobeat〜アマピアノのMIDIループ(460種類)をそのまま鳴らすドラムマシン。しかし私は、パターンではなく気に入った1音を探して抜き出す使い方がメイン。
- プリセットはRnB・Reggae・Funk・Popなどジャンルの幅が広く、コテコテのAfrobeatじゃない曲にも使える。
- はるまきごはんさんの「エンパープル」みたいな質感を狙ったが、いい感じの皮太鼓が見つからず挫折。まだ腕が追いついていない、というのが正直なところ。
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Beatmakerは多数のジャンルがあるので、KAYA以外にも、目的の音を探すのにいいかなとは思いますね。





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