ボカロ曲のメロディの作り方|歌メロは「ドラムとベースのあと」に作る。歌詞を先に書くボカロPの順番と、歌わせてから直すところ

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ボカロ曲を作るとき、私が歌メロに手をつけるのは、かなり後のほうです。

ドラムを作って、ベースを作って、そのあとにやっと歌メロに入ります。

 

歌詞も、メロディより先に書いておくことが多いです。

「メロディが浮かんでから曲を組み立てるもの」と思っていると、少し意外な順番かもしれません。

 

この記事では、私が歌メロをどの順番で作っているかと、浮かばないときのやり方、ボカロに歌わせたあとに直しているところを書きます。

メロディの作り方で手が止まっている人の、ひとつの参考になればうれしいです。

 

歌メロは、ドラムとベースのあとに作る

私の基本の流れは、ドラム→ベース→歌メロです。

 

歌メロを作るまでの順番の図。コードと歌詞を先に用意し、ドラム→ベース→歌メロの順に作って、歌わせたあとに表現を直す(私のやり方)

 

最初に歌メロから作るやり方も、もちろんありだと思っています。

ただ、私の曲はこの順番で作ることがいちばん多いです。

 

まずはドラムを組みます。

下は、ドラムに使っている音源のひとつ、Addictive Drums 2 の画面です。

 

Addictive Drums 2 の EXPLORE 画面。キットの写真と、右側に Room・Overhead・Hihat・Snare・Kick のレベルつまみ

 

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ドラムができたら、次はベースです。

Logic のピアノロールに、ベースのフレーズを打ち込んでいきます。

 

Logicのピアノロールに打ち込んだベース。小節ごとに同じ音を細かく刻み、コードが変わる小節の頭で音の高さを移している

 

つまり、歌メロを作り始めるときには、ドラムとベースがもう鳴っている状態です。

その上に、歌メロを乗せていく形になります。

 

ドラムとベースの音源の選び方はドラムとベースを先にそろえる記事、ベースの打ち込み方はベースの打ち込みのコツの記事に書いています。

 

コードと歌詞は、歌メロより先に決めておく

歌メロを作るとき、コードはもう決まっていることが多いです。

コードを先に決めて、そのコードに沿うようにメロディを乗せていきます。

 

コードを決めるところで頼ってきたのが、Scaler というコード作りのプラグインです。

キーを選ぶと、そのキーに合うコードの候補が並ぶので、そこから選んで進行を作っています。

 

Logic上でScaler 3を開いた画面。キーをCマイナーにすると、それに合うコード候補が並ぶ

 

正直に言うと、私が作曲できるようになったのは Scaler のおかげです。

コードで手が止まっている人には、いちばんにおすすめしたい道具です。

 

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コード進行そのものの選び方は、最初に使う3つのコード進行の記事にまとめています。

 

歌詞も、メロディより先に作っておくことが多いです。

歌詞を先に書いて、メロディをあとから乗せるという順番です。

 

一方で、鼻歌で気に入ったフレーズが出てきたときは、それを使うこともあります。

先に決めたコードと歌詞を土台にしながら、浮かんだフレーズがあれば取り込む、という作り方です。

 

メロディが浮かばないときは、無理やり作る

メロディが浮かばないとき、特別な技があるわけではありません。

私の手は、無理やり作ることです。

 

ただ、ここまでの順番で作っていれば、歌メロに入る時点でコードも歌詞も、ドラムとベースもそろっています。

真っ白な画面から考えるのではなく、その上にとにかく音を置いてみて、形にしていきます。

 

メロディの形を決めるときに私が気をつけていることは、サビの記事に書きました。

サビは音域を高くすることと、Aメロ・Bメロとはっきり変えることの2つです。

 

ボカロ曲のサビの作り方|今はAメロから作るボカロPが、サビで気をつけている「高く」と「変える」の2つ

 

曲の頭のイントロをどうしているかは、イントロの作り方の記事にあります。

 

歌わせたあとに直すのは「表現」

歌メロができたら、ボカロに歌わせます。

私が使っているのは、Synthesizer V と VOCALOID6 です。

 

Synthesizer V Studio 2 のピアノロール。緑がノート、うっすら見える波形が実際に歌ったピッチ

 

歌わせたあとに直すことが多いのは、メロディの音そのものより、表現のところです。

具体的には、ベロシティの強さ、エクスプレッション、テンションの3つを調整することが多いです。

 

下は、Synthesizer V でテンションのカーブを描いた画面です。

フレーズの中で、少しだけ上下させています。

 

SynthV2 の下段パラメータでテンションのカーブを描いた状態。フレーズの中で少しだけ上下させている

 

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VOCALOID6 では、エクスプレッション(EXP)のカーブを描いて直しています。

実際の曲で、細かく描き込んだときの画面です。

 

VOCALOID6 のピアノロールの下段で、EXPRESSION(EXP)のカーブを細かく描き込んだ状態

 

VOCALOID6 の画面や操作の流れは、公式の紹介動画で見られます。

エディタの全体を一通り見ておくと、どこで表現を直すのかがつかみやすいと思います。

 

 

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調声の細かいやり方は、別の記事にまとめています。

 

ボカロの調声はやりすぎないほうがいい|Synthesizer V Studio 2 ・VOCALOID6で実際にいじっている場所

 

声を重ねたくなったら、ハモリの作り方の記事も参考にしてください。

 

まとめ:歌メロは、土台がそろってから乗せる

私の歌メロの作り方をまとめると、次のとおりです。

  • 基本の順番は、ドラム→ベース→歌メロ(歌メロから作るのもあり)
  • コードは先に決めて、そのコードに沿ってメロディを乗せる
  • 歌詞も先に書いて、メロディはあとから乗せる。鼻歌で気に入ったフレーズは使う
  • 浮かばないときは、無理やり作る
  • 歌わせたあとは、ベロシティの強さ・エクスプレッション・テンションで表現を直す

 

メロディが浮かばずに手が止まっているなら、先にドラムとベース、コードと歌詞を用意してみてください。

土台がそろってから歌メロを乗せるのが、私のやり方です。

 

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