UAD Ravel Grand Pianoのセールと買い時|ピアノは足りているボカロPが、逆再生の音だけは欲しいと思った理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

「逆再生のピアノの音のためだけでも欲しい」。

Universal Audio の Ravel Grand Piano を調べて、最後に残った本音はこれでした。

 

グランドピアノの音源として見ると、セール中の今でも、私はもう1台を足しません。

ピアノの音源はある程度そろっていて、次に買うなら、もっとグレードの高いものか、種類の多いものにしたいからです。

 

それでも、グランドピアノの音源をまだ持っていない人には、選択肢の1つになる音源だと思っています。

この記事では、Ravel がどんな音源か、公式の音を聞いた感想、逆再生の機能に惹かれた理由、買っていい人、過去のセールを順に書きます。

 

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Ravelは、Steinway Model Bを1台だけ鳴らすピアノ音源

Ravel は、スタジオで定番のグランドピアノ「Steinway Model B」を再現した音源です。

UA は、サンプルだけでなく物理モデリングの技術も使って作ったと説明しています。

 

Ravel Grand Pianoの画面。VOL・TONE・DYN・REVERSE MIX・REVERSE LENGTH・MICS(CLOSE〜ROOM)のつまみが並ぶ(Universal Audio公式)

 

画面の右に並ぶのは、音量(VOL)、音色の明るさ(TONE)、強弱のつき方(DYN)、逆再生の2つ(REVERSE MIX・REVERSE LENGTH)、マイク(MICS)です。

つまみが少なく、迷わずに音を決められる作りになっています。

 

動かすのに Universal Audio のハードウェアは要らず、パソコンだけで使えます。

Mac と Windows に対応していて、Plugin Boutique の動作環境には Apple シリコンも入っています。

 

Logic Proの上でRavel Grand Pianoのマイクの画面を開いたところ(Universal Audio公式)

 

公式には14日間の体験版があり、1つのライセンスで3台まで使えます。

管理には iLok のアカウントが要りますが、USB の iLok キーは無くても大丈夫です。

 

 

公式の音を聞いた感想:私の思うピアノのイメージに近い

正直に書くと、UA にこのピアノ音源があることを、私は今回調べるまで知りませんでした。

持っていないので、ここに書くのは公式の動画で音を聞いた感想です。

 

聞いてみると、音はかなり私の好みでした。

設定を変えた音もいくつか鳴っていて、強弱のつき方が大きく変わるので、音の幅はそこそこありそうだと感じました。

 

 

私が頭に思い浮かべるピアノは、久石譲さんが弾くようなグランドピアノの音です。

Ravel の音は、そのイメージにかなり近いと感じました。

 

マイクは「近い音」と「部屋の音」を1本のつまみで混ぜる

Ravel の録音には、ヴィンテージのマイクが3組使われています。

Plugin Boutique の説明では、エンジニアの Allen Sides さんが持っているマイクから選んだものです。

 

Steinway Model Bの弦の上に並ぶヴィンテージマイク(Universal Audio公式)

 

マイクの選び方は細かく分かれておらず、「MICS」のつまみ1本で、ピアノの近くの音(CLOSE)と部屋の響き(ROOM)の間を動かします。

近い側ほど親密な音、部屋側ほど豊かな響きになる、と公式は説明しています。

 

ピアノの近くのマイクと部屋のマイク。MICSのつまみでCLOSEとROOMを混ぜる(Universal Audio公式)

 

もう1つの特徴は、UA が「UltraResonance」と呼んでいる仕組みです。

ペダルを踏んだときにほかの弦が共鳴する響きを再現して、音どうしが溶け合うように重なるようにしている、と公式は説明しています。

 

私が欲しいのは、逆再生のピアノの音

Ravel を調べていて、いちばん心が動いたのは「Reverse」の機能でした。

逆再生のピアノの音は、曲を作るうえですごく便利なのです。

 

ただ、今の私は、逆再生のピアノを作るのにけっこう手間をかけています。

まずピアノの音を作って書き出し、それを逆再生させて、もう一度バウンスして書き出してから使う、という流れです。

 

Ravel Grand PianoのREVERSE MIXとREVERSE LENGTH(SHORT〜LONG)のつまみ(Universal Audio公式)

 

Ravel には、逆再生の音を足す「REVERSE MIX」と、その長さを決める「REVERSE LENGTH」のつまみがあります。

公式の説明では、普通の演奏にうっすら逆再生の響きを混ぜることも、完全に逆再生だけにすることもできます。

 

つまみを動かしながら弾いて、演奏の途中で音の表情を変える使い方も紹介されています。

公式の説明どおりなら、私がいつも書き出しと逆再生をくり返している作業が、鍵盤を弾くだけで済むことになります。

 

だから、グランドピアノとしてはもう足りていても、逆再生のピアノ目当てだけで欲しいと正直に思っています。

 

それでも、今の私が買わない理由

音は好みでも、セールで安くなっていても、ピアノをもう1台足すのは今の私には要らないと考えています。

 

機材がある程度そろってきたので、次にピアノを買うなら、もっとグレードの高いものか、もっと種類の多いものにしたいからです。

私が次に狙っているピアノの話は、劇伴用のピアノがもっと欲しい、という記事に書いています。

 

それに、持っている UJAM のグランドピアノの音源(Virtual Pianist VOGUE)でも、Ravel に近い音は出せると感じています。

VOGUE の買い時は、Virtual Pianist VOGUE のセールの記事にまとめています。

 

 

Ravelを買っていい人・見送っていい人

私の考えでは、Ravel が向いているのは次のような人です。

  • グランドピアノの音源をまだ持っていない人:選択肢の1つになります
  • 逆再生のピアノを曲によく入れる人:書き出しと逆再生をくり返す手間を、つまみで済ませられます

 

反対に、私のようにピアノの音源がある程度そろっている人は、もう1台として急いで足さなくてもいいと思います。

私と同じで、次はもっと上のグレードのピアノを狙っている人も、Ravel は見送っていい1本です。

 

ピアノの音源をどう選ぶかは、こちらの記事にまとめています。

初心者ボカロP向け ピアノ音源の選び方|最初の1本で「想像と違った」私が、ピアノの使いみち別に紹介

 

過去のセール

Ravel は、Plugin Boutique の Universal Audio のセールで何度か値下がりしています。

割引率だけで見ると、2024年4月の80%オフが、今回の67%オフより大きい割引でした。

 

  • 2024年2月:Plugin Boutique の UA の鍵盤音源のセールで、Ravel を含む音源が $49 から(2月28日まで)(出典:rekkerd.org)
  • 2024年4月:$39(80%オフ・4月30日まで。Plugin Boutique)(出典:MusicTech)
  • 2026年10月:¥8,562(通常¥25,970・67%オフ・11月1日まで。Plugin Boutique の Universal Audio のセール)

 

Plugin BoutiqueのRavel Grand Pianoの製品ページ(2026年10月20日時点で¥8,562・通常¥25,970・67%オフ、評価4.7/148件)

 

UAD のほかの製品のセールの傾向は、Universal Audio のセールページにまとめています。

 

まとめ:グランドピアノが無いなら候補に、逆再生が欲しいなら体験版から

Ravel は、Steinway Model B の音を、少ないつまみで扱えるピアノ音源です。

私はピアノの音源がそろっているので、セール中の今も、もう1台としては買いません。

 

それでも、グランドピアノの音源をまだ持っていない人には、選択肢の1つになります。

逆再生のピアノをよく使う人は、体験版で REVERSE のつまみを触ってみる価値があると思います。

 

グランドピアノの音源をまだ持っていない人や、逆再生のピアノを手軽に曲に入れたい人に。

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ピアノの音源を何も持っていなくて、最初の1本を手ごろに選びたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。