UJAM Symphonic Elementsは要る?|オケ音源を持つボカロPが、弦と金管のフレーズ音源を2万円なら買わない理由

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ハンス・ジマーの個人ライブラリーから録った弦と金管を、鍵盤ひとつでフレーズごと鳴らす。

UJAM の Symphonic Elements は、そういうオーケストラ音源です。

 

UJAM といえば、ギターやドラムを自動で弾かせる音源の印象が強いので、オケもやれるのは意外でした。

ただ、Opus と Hollywood Fantasy Orchestra を使っている私には、2万円なら買わずに、ほかを優先するという結論です。

 

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弦や金管を、用意されたフレーズで鳴らすシリーズ

Symphonic Elements は、映画音楽の作曲家ハンス・ジマーの録音を使ったオーケストラ音源のシリーズです。

1音ずつ打ち込むのではなく、鍵盤を押すと「盛り上がる弦」や「ファンファーレ」のような、用意されたフレーズ(スタイル)が鳴ります。

 

弦は STRIIIINGS、金管は BRAAASS という名前で、1本ずつ別に買う製品です。

UJAM の公式には、合唱の CHOOIR、打楽器の PERRCS や DRUMS も同じシリーズとして並んでいます。

 

STRIIIINGS の画面。左に Low Strings、右に High Strings、中央に Finisher と Crossfade、下に Style とフレーズを選ぶ鍵盤の割り当て(UJAM 公式の画像)

 

画面は、左が低い音の楽器、右が高い音の楽器に分かれています。

真ん中の Crossfade で両方の混ぜ具合を決め、下の Style でフレーズの種類を選ぶ、という作りです。

 

UJAM のほかの音源と同じく、楽譜やオーケストレーションの知識がなくても鳴らせることを売りにしています。

UJAM の音源がどんな使い心地かは、UJAM のレビュー にも書いています。

 

STRIIIINGS:低い弦と高い弦を分けて、60のスタイルで鳴らす

STRIIIINGS は、コントラバスとチェロの Low Strings、バイオリンとビオラの High Strings の2つに分かれた弦の音源です。

それぞれに音色を変える Character FX と、音を揺らす Motion FX がついています。

 

スタイルは 60種類、音作りのプリセットは200以上あります。

仕上げに、Finisher(音を大きく作り変えるエフェクト)と Ambience(響き)も入っています。

 

公式の動画を見て、弦はオーケストラ寄りなのかと思っていました。

でも、70年代のディスコのような弾き方も聞けて、いろいろできるという印象です。

 

 

BRAAASS:金管はオーケストラ寄りのファンファーレ

BRAAASS は、ホルン・トランペット・トロンボーンなどを録った金管の音源です。

チューバとバストロンボーンの Low Brass、トランペットとホルンの High Brass を分けて鳴らせます。

 

BRAAASS の画面。左に Low Brass、右に High Brass、中央に Finisher と Crossfade、下に Style とフレーズを選ぶ鍵盤の割り当て(UJAM 公式の画像)

 

スタイルは78種類で、それぞれに6つのフレーズと、4つの単発の音(ワンショット)がついています。

合わせて 468のフレーズと、250以上の Finisher のプリセットが入っています。

 

動画で聞いた印象では、弦よりも、金管はどちらかというとオーケストラ寄りでした。

 

 

リアルさより、加工した感じの音

2本とも、聞いた感じは、本物の楽団らしいリアルさというより、加工した感じの音になっていると思いました。

 

手軽に鳴らせるかわりに、音のレベルはそのぶん下がるのでは、というのが私のイメージです。

あくまで動画を聞いた印象で、使って確かめたわけではありません。

 

Opus と Fantasy Orchestra がある私には、あまり要らない

私は、オーケストラ音源として EastWest の Opus と Hollywood Fantasy Orchestra を持っています。

なので、UJAM のオケはあまり要らないと思っています。

 

Hollywood Fantasy StringsのPLAY画面。MOODはEPICが点灯、REVERBのONボタンは消灯(オフ)、PERFORMANCEはMONO TRUE LEGATO

 

Fantasy Orchestra では、弦はレガートで曲全体に、金管や木管はサビ寄りの強いところに使っています。

 

ただ、UJAM のほうはフレーズがすぐ鳴らせるので、曲のスケッチ用として手軽に使えそうだとは思います。

Fantasy Orchestra の使い方は、Fantasy Orchestra の使い方の記事 にまとめています。

 

1本2万円なら、私はほかを優先する

Symphonic Elements は、弦も金管も1本ずつの値段です。

2万円ほどなら、私は買いません。

 

それだけあれば、ほかに優先したいものがあるからです。

UJAM のほかの製品もまとめて見たい人は、UJAM のブラックフライデーの記事 を見てください。

 

オケを1本も持っていないボカロPなら、自分のレベルで選ぶ

オーケストラ音源をまだ1本も持っていないボカロPなら、話は少し変わります。

分かれ目は、自分でフレーズを作りたいかどうかです。

 

オケの打ち込みはまだ何もできないけれど、決まったフレーズを手軽に鳴らして曲に入れたい、というときは、Symphonic Elements の弦や金管もありだと思います。

スケッチのように、まず曲の形を作りたい場面にも向いています。

 

一方で、自分でフレーズを作って、思うままにリアルに鳴らしたいなら、EastWest のほうを勧めます(私が持っている Opus の使い方 も参考にどうぞ)。

UJAM のほうが手軽に鳴らせるぶん、音のレベルはそのぶん下がる、というイメージがあるからです。

 

どちらが合うかは、自分のレベル次第だと思っています。

EastWest のオーケストラ音源の中での選び方は、こちらに書きました。

オーケストラ音源の選び方|Opus・Miroslav・Fantasy Orchestraを持つボカロPが、最初の1本を「作りたい曲」で決める理由

 

過去のセール

Symphonic Elements は、BRAAASS が出たときにも発売記念の値下げがありました。

 

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  • 2022年11月17日:BRAAASS の発売記念で$119.99(通常$169・Rekkerd)
  • 2026年11月4日:STRIIIINGS・BRAAASS とも各¥20,100(通常¥43,401・53%オフ・12月9日まで・Plugin Boutique)

 

Plugin Boutique の Symphonic Elements BRAAASS の製品ページ(2026年11月5日時点で¥20,100・通常¥43,401・53%オフ)

 

まとめ

  • Symphonic Elements は、ハンス・ジマーの録音を、用意されたフレーズで鳴らすオーケストラ音源のシリーズ
  • 弦の STRIIIINGS はディスコのような弾き方もありいろいろできる、金管の BRAAASS はオーケストラ寄り
  • 音はリアルさより、加工した感じ
  • Opus と Fantasy Orchestra がある私には、あまり要らない(1本2万円ならほかを優先)
  • オケを持っていないなら、手軽にフレーズを鳴らしたいか、自分で作ってリアルに鳴らしたいかで選ぶ

 

オケの打ち込みはまだできないけれど、弦の決まったフレーズを手軽に鳴らしたい人に。

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金管のフレーズを、曲のスケッチに手軽に入れたい人に。

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自分でフレーズを作って、思うままにリアルに鳴らしたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。