Cableguys のアカウントページには、ShaperBox 3 を持っている私に向けて、Cableguys Bundle へのアップグレードの案内が出ていました。
その中に並んでいる名前の1つが、MidiShaper です。

正直に言うと、調べるまでMidiShaper が何をする道具なのか知りませんでした。
公式の動画を見て、やっていることは面白いと思いました。
ただ、ShaperBox 3 がある今の私には、5千円台でも要らないという答えになりました。
このページでは、MidiShaper がどんな道具か、ShaperBox と何が違うのか、確かめられた過去のセールと、どんな人なら買っていいかを書きます。
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MidiShaperは、描いたLFOを「MIDIの信号」として送る道具
MidiShaper は、自分で描いた LFO の形を、MIDI の信号としてシンセやエフェクトに送るプラグインです。
音を直接加工するのではなく、ほかの音源やエフェクトのつまみを、MIDI で動かす側に回ります。

Cableguys 公式の説明では、動かす相手は MIDI CC で操作できるものなら、ソフトのシンセでもハードの機材でもかまいません。
動きの元になるのは、LFO が4つと、AHDSR のエンベロープが4つです。
LFO は曲のテンポに合わせて、32小節の長さから128分音符まで刻めます。
テンポと関係なく自由に回すこともでき、MIDI のノートを弾いたときに LFO を頭から始め直す設定もあります。
Cableguys 公式の紹介動画です。
ハードのシンセやソフトの音源を MidiShaper で動かすところを、Cableguys 自身が見せています。
何を動かせるか:ピッチベンド・モジュレーションホイールと、CCが6つまで
描いた動きをどこへ送るかは、画面の右にある MODULATION の表で決めます。

送り先は、ピッチベンド・モジュレーションホイール・アフタータッチと、自分で選んだ MIDI CC が6つまでです。
表の数字で「どの Source を、どの送り先に、どれくらい」を決める作りなので、1つの Source をピッチベンドと別の CC に同時に送る、といった組み合わせもできます。
動画を見た私の印象をまとめると、MidiShaper はMIDI に対して、シンセのような揺れや変化をかける道具です。
音の変わり方にも「なるほど」と思いました。
ShaperBoxとの違い:描き方は同じ、動かす相手が違う
MidiShaper の LFO の描き方は、ShaperBox と同じ道具がそろっています。
rekkerd.org によると、2024年12月の v1.6 で ShaperBox と同じ描き方の道具が入り、MidiShaper・ShaperBox・FilterShaper XL の間で LFO をコピーして貼り付けられるようになりました。

違うのは、描いた形で何を動かすかです。
ShaperBox は、通ってくる音そのものに、音量やフィルターなどの動きをかけるエフェクトです。
MidiShaper は音を通さず、ほかの音源やエフェクトのつまみを MIDI で動かします。
私は ShaperBox 3 で、ベースのダッキングや、曲の盛り上がりに向けたライザーを作っています。
下の画面は、Logic のベースのトラックで、ShaperBox 3 の Filter に4小節かけて上がっていくカーブを描いたところです(プリセット)。

私がふだん作っている動きは、このように ShaperBox 3 で音に直接かけています。
なので、ShaperBox がある今の私には、MidiShaper は要らないと考えました。
ShaperBox 3 をどう使っているかは、レビューに詳しく書いています。
ShaperBox 3 レビュー|セールで買ったEDM用の多機能モジュレーター、結局ベースのダッキングだけ使っているボカロPの話
5千円台でも、私は買わない
Plugin Boutique の MidiShaper の製品ページです。

それでも私の答えは、5千円でも要らないです。
理由は、ShaperBox 3 で足りていて、いまの曲作りで MidiShaper を使う場面が思い浮かばないからです。
それに、MidiShaper でやっていることは、おそらく Logic のオートメーションでもできることだと思っています。
MidiShaper は、その動きを LFO として描いて、MIDI の信号で送れるようにする=操作を簡単にする道具なのだと思います。
公式には体験版もあるので、気になる人は、自分の DAW と音源で動かせるかを先に試すと安心です。
Cableguys のほかの製品も含めたセールの動きは、Cableguys のブラックフライデーの記事にまとめています。
ShaperBox 3 だけにするか、MidiShaper も入った Cableguys Bundle にするかは、ShaperBox 3 と Cableguys Bundle の比較で整理しています。
過去のセール
海外の音楽ニュースと Plugin Boutique で確かめられた、MidiShaper の値引きです。
- 2024年12月11日〜2025年1月5日:v1.6 の公開に合わせて $29(通常 $49)(rekkerd.org)
- 2025年10月14日〜12月8日:Cableguys のブラックフライデーで €29/$29(KVR Audio)
- 2026年10月12日〜12月1日:Plugin Boutique で ¥5,051(40%オフ・通常 ¥8,540)
確かめられた範囲では、セールの値段は3回とも同じ $29 前後で、2025年と2026年は10月から年末にかけて、長い期間開かれています。
MidiShaperが向いている人
私には要らない道具でしたが、合う人ははっきりしていると思います。
- ちょっと特殊な音の動きを、MIDI で出したい人
- 普段からオートメーションで同じような動きを書いていて、その操作を簡単にしたい人
- 動きを音に直接かけるのではなく、MIDI の信号として音源やエフェクトに送りたい人
反対に、音量やフィルターの動きを音に直接かけたいだけなら、ShaperBox のほうが話が早いと思います。
まとめ:面白い道具だけれど、ShaperBoxがあれば私は見送る
MidiShaper は、描いた LFO やエンベロープを、ピッチベンドや MIDI CC として音源やエフェクトに送る道具です。
やっていることは面白く、動画で聴いた音の変化にも納得しました。
ただ、私の曲作りでは ShaperBox 3 で足りているので、セールの5千円台でも買わないと決めました。
過去のセールは $29 前後で毎年のように開かれているので、欲しい人もセールを待って大丈夫そうです。
いつもオートメーションで書いている動きを、MIDI の信号で手軽に送りたい人に。
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描いた形で、音量やフィルターの動きを音に直接かけたい人に。
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