DTMにモニタースピーカーは要る?|最初は要らない派のボカロPが、それでも最後の確認用に小さいスピーカーを置いている理由

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「DTMに必要な機材」と調べると、モニタースピーカーはたいてい「必須」の欄に入っています。

数万円する機材なので、曲を1曲も作っていないうちに買うべきか、迷う人も多いと思います。

 

私の答えは、最初からモニタースピーカーは要らないです。

ただ、いまの私の机には、小さいフラットなスピーカー(IK Multimedia の iLoud Micro Monitor)が1組置いてあります。

 

この記事では、「要らない派」の私が、それでも最後の確認用にスピーカーを置いている理由を書きます。

理由は音のよさというより、音量の話でした。

 

 

最初から要らないと思うのは、道具にお金をかけなくても曲は作れるから

いまは、音楽の知識がそれほど無くても曲を作れる時代です。

AI で曲を作る人も出てきて、これから先は、子どもが AI でいい曲をどんどん作っていくようになるとさえ思っています。

 

道具をそろえなくても、お金をかけずに曲は作れます。

だから、最初の1曲のためにモニタースピーカーを買う必要はないと考えています。

 

うろ覚えですが、ボカロPの柊マグネタイトさんも、ヤマハのインタビューで、安いイヤホンで曲を最近まで作っていたという話をしていた気がします。確かテトリスぐらいまで。

気になる人は、下の動画で確かめてみてください。

違う動画だったらすみません。

 

 

柊マグネタイトさんの使っているプラグインを Logic でまねる話は、柊マグネタイト氏の使用プラグインの記事に書きました。

 

私自身は、始めたころに一通りの機材を先に買ってしまったほうです。

それでも iLoud は長いあいだ出番が無く、そのころはPCスピーカーで足りていました。

 

何を買って何を使わなかったかは、ボカロPの始め方の記事にまとめています。

 

いまはヘッドホンも使わず、PCのスピーカーで作っている

よく「スピーカーの代わりに、まずモニターヘッドホンを」とすすめられます。

ただ、いまの私はミックスにヘッドホンを使っていません。

 

作業はほとんど、パソコンのスピーカーだけで進めています。

iLoud を鳴らすのは、最後に音を確かめるときくらいです。

 

それでもスピーカーを置いている理由は「音量」

もし iLoud が無かったら何に困るかを考えると、いちばんは音が聞こえないことです。

聞こえないというのは、パソコンのスピーカーだと音量をかなり上げないと聞こえない、という意味です。

 

私は、最後に iZotope Ozone でマスタリングしています。

そのために、Logic のステレオアウトではピークを -5 dB くらいに抑えて、上に余白を残しておくのを目標にしています。

 

ところが、パソコンのスピーカーだけで聞いていると、その設定では小さくて聞こえづらい。

聞こえるようにしようとすると、どうしてもステレオアウトの音を大きくしたくなって、余白を残すのが大変でした。

 

PCスピーカーだけのときはLogicのステレオアウトを上げたくなり-5dBの余白が残らない。iLoudではScarlettのつまみで音量を上げ、ステレオアウトは-5dBくらいのままOzoneに渡せる、という違いの図

 

オーディオインターフェースにつないだフラットなスピーカーなら、聞く音量はインターフェースのつまみで上げられます。

Logic の中の音量とは別のつまみなので、ステレオアウトを小さいままにしておけます。

 

私の場合は、Focusrite Scarlett 2i2 を挟んで、そこから iLoud へ有線でつないでいます。

 

Focusrite Scarlett 2i2からケーブルでiLoud Micro Monitorにつないでいる様子

 

Scarlett 2i2 をこの「つまみ役」として使っている話は、Scarlett 2i2 の記事にも書きました。

 

余白を残したステレオアウトは、最後に Ozone の Maximizer で持ち上げます。

余白が無いまま渡すと、持ち上げる余地がなくなってしまいます。

 

Ozone 11のMaximizerモジュール。IRC 4 Modern、Gain +7.8dB、Output Level -1.00、Character Fast and Loud、Upward Compress +2.7dB

 

-5 dB にしている理由や Maximizer の設定は、マキシマイザーの記事で詳しく書いています。

 

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もう1つ、フラットなスピーカーで聞いて初めて、ピアノの高域が耳に痛いと気づいたこともありました。

そちらは iLoud の購入記に書いたので、気になる人は読んでみてください。

 

一番安かったから選んだiLoud Micro Monitorが、PCスピーカーでは気づけなかった粗を暴いた話

 

狭い部屋では、小さいスピーカーでも置き場所に困った

困ったことがあるとすれば、置き場所です。

私の部屋はかなり狭くて、寝る場所と仕事部屋を兼ねています。

 

iLoud Micro Monitor は小さいスピーカーですが、それでも置き場所がなくなるくらい困りました。

いまは写真のように、棚の上にコルクの台を敷いて、左右に1台ずつ置いています。

 

棚の上にコルクの台を敷いて置いたiLoud Micro Monitor2台。間にFocusrite Scarlett 2i2

 

狭い部屋だと、音の良し悪しより先に「どこに置くか」で悩むことになります。

狭い家は要注意ですね。

 

要るかどうかは、この順番で考えればいい

私の考えを順番にすると、こうなります。

 

モニタースピーカーが要るかの順番の図。まず手持ちのPCスピーカーやイヤホンで作る→ステレオアウトの音量を上げすぎると感じたら→最後の確認用に小さいフラットなスピーカーを1組。置き場所が無い部屋では困る

 

まずは手持ちのパソコンのスピーカーやイヤホンで、曲を作ってみてください。

マスタリングの前に、聞こえるようにするためステレオアウトを上げすぎてしまう、と感じてきたら、そこで最後の確認用のスピーカーを考えれば十分です。

 

そのときも、ずっと鳴らすための立派なスピーカーでなくていいと思っています。

小さいフラットなスピーカーを1組、最後の確認用に置くくらいで、私は困っていません。

 

まとめ

モニタースピーカーは、最初の1曲には要りません。

道具にお金をかけなくても、曲は作れます。

 

私がいま iLoud を置いているのは、パソコンのスピーカーだけだとステレオアウトの音量を上げてしまい、Ozone に渡す前の余白を残しにくかったからです。

普段の作業はパソコンのスピーカーのままで、最後に音を確かめるときだけ使っています。

 

ただ、狭い部屋だと小さいスピーカーでも置き場所に困ります。

買う前に、置く場所が本当にあるかを一度確かめてみてください。

 

 

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