LA-2A 型のコンプは、UAD のものも、ほかの会社のものも、ひとつも持っていません。
ボーカルの一段目にかけるゆるやかなコンプは、ずっと FabFilter のコンプ(Pro-C)のオプトのモードで済ませています。
その私が、UAD の Teletronix LA-2A Leveler Collection と、弟分の LA-3A の公式の音の例を聞いて考えたのがこの記事です。
先に結論を書くと、コンプを1つも持っていない人や、オプトのコンプが欲しい人は、セールの時期に手に入れておく価値がある、すでに好きなコンプがある人は無理に買わなくていい、というのが私の見方です。
🔥 セール中 ¥6780(通常 ¥25970)〜10/31まで:Universal Audio Teletronix LA-2A Leveler Collection を見る →
LA-2A Leveler Collectionは、ゆっくり自然にかかるコンプが3台入ったセット
LA-2A は、1960年代に Teletronix という会社が作った、真空管のコンプです。
光る部品と光のセンサーで音量を抑える「オプト」と呼ばれる仕組みで、ゆっくり、自然にかかるのが特徴です。

操作するのは、主に「どれだけ潰すか」の PEAK REDUCTION と、「出口の音量」の GAIN の2つです。
アタックやリリース、レシオのつまみはありません。
Universal Audio の LA-2A Leveler Collection には、型の違う3台が入っています。
Plugin Boutique の説明をまとめると、違いは次のとおりです。
- LA-2A Silver:1960年代後半の型。3台の中では反応が速めで、ドラムやパーカッションにも使いやすい
- LA-2A Gray:1960年代半ばの型。速さは中くらい
- LA-2:1960年代前半の、LA-2A より前の型。いちばんゆっくりかかり、ゆったりした曲やボーカル向き

UAD のハードウェアが無くても、Mac や Windows でそのまま動く UAD Native 版がついています。

LA-3Aは、LA-2Aのオプトに1176の要素を足した弟分
LA-3A は、同じ Teletronix の名前がついた、LA-2A の次の世代のコンプです。
Plugin Boutique の説明によると、1969年に登場し、真空管をやめて、1176 と同じソリッドステートの部品や考え方を取り入れています。
それでいて、音量を抑える仕組みは LA-2A と同じオプトのままです。
公式の説明では、LA-2A より速く抑え、中域が前に出るコンプで、ギター・ボーカル・シンセ・ドラムに向くとされています。

LA-3A という名前は前から何度も見ていましたが、同じ名前のプラグインをいろいろなメーカーが出しているので、どれが UAD のものか、正直ごっちゃになっていました。
この記事で扱っているのは、Universal Audio の「Teletronix LA-3A Audio Leveler」です。
公式の音の例を聞いた印象は、定番のいいコンプの音で、効果もしっかりかかっているように感じました。
レシオのつまみが無いところも、コンプは簡単に使いたい私にはありがたいです。
レシオが段階で選ぶ形の 1176 よりも、LA-3A のほうが私の好みでした。
1176 については、UADx 1176のセールの記事で、ドラムとベースにだけ使っている理由を書いています。
音の例を聞き比べても、違いはそれほど分からなかった
LA-2A のほうも、Universal Audio 公式の音の例を聞きました。
聞いた印象は、温かくて滑らかな、弱めにかかるコンプです。
一方で、LA-3A との違いは、私にはそれほど分かりませんでした。
気持ち LA-3A のほうが強めにかかっているようには聞こえましたが、LA-3A の音の例はギターだったので、楽器の違いが出ているだけかもしれません。
なので、ここは断定できません。
聞き比べるときは、同じ楽器で比べている例を探すのがよさそうです。
結局どっちが向く?ボーカルならLA-2A、楽器を強めに整えるならLA-3A
私の印象では、ボーカルなら LA-2A、楽器を強めに整えたいなら LA-3A、というイメージです。
これは公式の説明とも、だいたい重なっています。
Universal Audio は、LA-2A を「真空管の滑らかなコンプ」、LA-3A を「LA-2A より速く、音を前に押し出すコンプ」として紹介しています。
公式の説明をもとに、迷ったときの目安を表にまとめました。
| 項目 | LA-2A Leveler Collection | LA-3A |
|---|---|---|
| 中身 | 真空管のオプトのコンプ(3台) | ソリッドステートのオプトのコンプ |
| かかり方 | ゆっくり・滑らか | LA-2A より速い・中域が前に出る |
| 向く素材 | ボーカル・ベース・ドラムなど(Silver は速め、LA-2 はゆっくり) | ギター・ボーカル・シンセ・ドラム |
| こんな人に | 歌を自然に整えたい | 楽器を少し強めに前へ出したい |
どちらも「どれだけ潰すか」と「出口の音量」が中心の、つまみの少ないコンプです。
私はFabFilterのコンプのオプトで足りているので、いまは買わない
LA-2A Collection がセールで安くなっていても、私はコンプは FabFilter でいいと考えています。
FabFilter のコンプ(Pro-C)は、オプトを含めていくつものかかり方のスタイルを選べるからです。

私はボーカルには、最初にゆるやかなオプトをかけています。
1176 のような強めのコンプはボーカルにはかけず、ドラムやベースなど、もう少し強くしたいものに回しています。
ボーカルにどのくらいコンプをかけているかは、ボーカルのコンプの使い方にまとめました。
FabFilter Pro-C 3のセールはいつ?過去の値動きと買い時|Logic純正から移って「どれだけ潰れているか」が見えたボカロPの話
初心者の人にどちらから始めるかと聞かれたら、私はオプトのほうがいいと答えます。
ゆるやかで、自然なかかり方になるからです。
ただ、そのぶん差が出にくく、かかっているのか分かりにくい、ということはあるかもしれません。
LA-2AやLA-3Aを買う価値があるのは、こんな人
今の DAW は、純正のコンプでも十分に性能が高いと思っています。
なので、どうしてもこの LA-2A や LA-3A が欲しい人以外は、あまり要らないのかな、というのが正直なところです。
そのうえで、買う価値があると思うのは次のような人です。
- コンプをまだ1つも持っていない人
- 細かく設定できないコンプしか持っていなくて、オプトのコンプが欲しい人
- UAD のメーカーが好きな人
UAD のほかのセールの来かたや、まとめて買うときの考え方は、Universal Audio のセールの記事に書いています。
過去のセール
LA-2A Collection は、Plugin Boutique で $29 まで下がったことや、LA-2A の3台を含むバンドルが $49 になったことがあります。
- 2023年4月(〜4月30日):LA-3A の UAD Native 版の発売記念で、$99(通常 $199)(rekkerd)
- 2023年11月(〜11月6日):Plugin Boutique で LA-2A Leveler Collection が $29(rekkerd)
- 2024年3月(〜4月1日):Plugin Boutique で、LA-2A の3台を含む UAD Essentials Edition が $49(rekkerd)
- 2026年10月:Plugin Boutique で LA-2A Leveler Collection が ¥6,780(通常 ¥25,970・73%オフ・10月31日まで)、LA-3A が ¥5,067(通常 ¥17,250・70%オフ・11月1日まで)
ブラックフライデーの時期の UAD の動きは、ブラックフライデーのまとめでも確かめてみてください。
まとめ
LA-2A Leveler Collection は、ゆっくり自然にかかる真空管のオプトのコンプを、型違いで3台使えるセットです。
LA-3A は、同じオプトの仕組みに 1176 の要素を足した、もう少し強めで音を前に出すコンプです。
私自身は FabFilter のコンプのオプトで足りているので、いまは買いません。
それでも、コンプをまだ持っていない人や、つまみの少ないオプトのコンプを1台持っておきたい人には、セールのときに選びやすい1台だと思います。
Plugin Boutique での買い方は、こちらの記事にまとめています。
ボーカルに、ゆるやかで自然なオプトのコンプをかけたい人に。
🔥 セール中 ¥6780(通常 ¥25970)〜10/31まで:Universal Audio Teletronix LA-2A Leveler Collection を見る →
ギターなどの楽器を、もう少し強めに前へ出したい人に。
🔥 セール中 ¥5067(通常 ¥17250)〜11/1まで:Universal Audio Teletronix LA-3A Audio Leveler を見る →
オプトも含めて、いくつものかかり方を1台で選びたい人に。
FabFilter Pro-C 3 を Plugin Boutique で見る →






コメントを残す