Oxford Reverb の画面を開くと、上のグラフが左右2つの箱に分かれています。 左が初期反射、右が残響です。
壁に当たってすぐ返ってくる音と、そのあとに長く残る響きを、別々に作れるリバーブです。
Sonnox(ソノックス)の Oxford シリーズのひとつで、Plugin Boutique のセールでもよく見かけます。
リバーブを FabFilter Pro-R 2 と Valhalla VintageVerb の2本で済ませている私は、1万円台まで下がっていても買わないと考えています。
この記事では、Oxford Reverb の中身と、公式動画を見て感じたこと、過去のセールの値段、それでも向いている人をまとめます。
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Oxford Reverbは、響きを部品から組み立てるリバーブ
Oxford Reverb は、録音した部屋の響きを読み込むのではなく、計算で響きを作るタイプ(アルゴリズムリバーブ)です。
小さな部屋からコンサートホールまで、つまみで形を決めていきます。

画面の下半分は、入力・初期反射・残響・出力ごとにフェーダーが並んでいます。
響きの音色を整える5バンドの EQ も中に入っていて、ほかの EQ を挿さなくても、残響のこもりやきつさを削れます。
プリセットは120以上あり、乾いた小さな部屋から大きなホールまでそろっています。
Lexicon 風の響きや、EMT のプレート風の響きもプリセットから選べます。
Mac は AU・VST3・AAX に対応していて、Apple Silicon でも動きます。
認証には iLok のアカウントが要り、1つのライセンスで2台まで使えます(iLok Cloud も使えます)。
新しい製品ではなく、2008年にはもう Sonnox のバンドルに入っていたリバーブです(Sound On Sound の2008年7月のニュース)。
Sonnox 公式の使い方の動画は、こちらです。
初期反射と残響を、別々に作れる
Oxford Reverb のいちばんの特徴は、初期反射と残響を分けて触れるところです。
初期反射は「部屋の大きさや壁までの距離」、残響は「どれだけ長く響きが残るか」を決める部分だと考えると分かりやすいと思います。

たとえば「部屋は狭いのに、響きだけ長く残したい」といった、現実の部屋ではあまり起きない組み合わせも作れます。
この作り方ができる点は、私もいいところだと思います。
動画を見ていて、出た当時はかなり新しい作りだったのではないか、とも感じました。
ただ、今の私の曲では、使っている2本のリバーブで足りています。

残響のグラフの上には、中の EQ の点も重なって表示されます。
響きの長さと音色を、同じ画面で見ながら決められる作りです。
公式動画で見た印象は「古い」
公式動画で見た Oxford Reverb は、画面も響きの作り方も、今のリバーブと比べると古い印象でした。
効果はきちんとあって、響きが付く様子は動画でも分かります。

画面は、スタジオの卓の横に並べても違和感のない、青いコンソール風の作りです。
Oxford Limiter を見たときにも感じたのですが、私は Sonnox のこの青い見た目があまり好みではありません。
見た目は好みの問題なので、この作りが好きな人には、むしろ魅力になると思います。
私の場合は、古さを感じる画面と、すでにリバーブが足りていることが重なって、欲しい気持ちにはなりませんでした。
Pro-R 2とVintageVerbがある私には、3本目は要らない
私のリバーブは、FabFilter Pro-R 2 と Valhalla VintageVerb の2本です。
Pro-R 2 はベースなど低い音以外のほとんどのトラックに、VintageVerb はサビやコード楽器に使っています。

小さな部屋からホールまで作れる点では、Oxford Reverb と今の2本で、できることは大きく変わりません。
リバーブより、どちらかというとディレイのほうが欲しいと感じているくらいです。
リバーブのセールをどう見ているかは、こちらにまとめています。
リバーブのセールはいつ?待つか買うかはメーカーで決まる|Pro-R 2とVintageVerbで止めているボカロPが「80%オフなら考える」理由
ボカロ曲に3本目を足すなら、スタジオの響きがいい
もしボカロ曲のためにリバーブをもう1本足すなら、今の私が気になっているのはスタジオの響きを再現したタイプです。
きっかけは、久しぶりにカラオケに行ったことでした。
生の楽器で演奏するバンド系の曲を歌ってみて、改めてかっこいいと感じました。
打ち込みの曲でも、実際のスタジオで録ったような響きを足せたら、ああいう生っぽさに近づけるのではないかと思っています。
その目線で見ると、Oxford Reverb は「どんな部屋でも作れる」ほうの道具です。
どこかのスタジオをそのまま再現したい、という今の私の興味とは少し方向が違います。
過去のセール
- 2024年1月9日〜1月21日:Plugin Boutique 限定のセールで $49(83%オフ)(出典:rekkerd・MusicTech〔£282→£46〕)
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割引率だけで見ると、2024年1月の83%オフのほうが大きく下がっていました。 Sonnox のほかの製品のセールは、Sonnox のセールの記事にまとめています。
ほかの会社のブラックフライデーのセールは、ブラックフライデーのまとめで見比べられます。
Oxford Reverbは「このリバーブを使いたい人」のためのもの
リバーブをすでに持っている私は、Oxford Reverb を買わないと決めました。
1万円台まで下がっていても、今の2本で足りているからです。
一方で、古いリバーブの響きが本当に好きな人や、Oxford Reverb を使いたい理由がはっきりある人には、セールのときは手に入れやすい値段だと思います。
古いリバーブの響きが好きな人、Oxford Reverb を使いたい理由がある人に。
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ベースなど低い音以外のほとんどのトラックに、1本でリバーブをかけたい人に。
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サビやコード楽器に、昔の機材のような響きを足したい人に。







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