Drumazon 2 は、テクノやハウス系の四つ打ちのボカロ曲を作る人なら、買う価値は十分あると思った909の音源です。
私はまだ持っておらず、909の音はいつも Native Instruments の Battery 4 で鳴らしています。
Drumazon 2 は、ポーランドの D16 Group が作った、Roland のドラムマシン TR-909 の音をパソコンの中で再現するプラグインです。
TR-909 は、ダンスミュージックやテクノで40年以上使われ続けてきたリズムマシンです。
同じ D16 の808版にあたる Nepheton 2 を見たあとに知った製品で、名前はそれまで知りませんでした。
公式の動画を見て、これは面白いと感じたので、中身と Roland 公式の TR-909 との違いを調べました。
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Drumazon 2 は、909 の11の音をまるごと鳴らす音源
D16 Group の公式サイトによると、Drumazon 2 は 909 の11種類の音をすべて再現しています。
バスドラム・スネア・リムショット・クラップ・3つのタム・ハイハット2種類・クラッシュ・ライドが、楽器ごとに横に並ぶ画面です。

それぞれの楽器に、音の高さを変える TUNE や、音の長さを変える DECAY などのつまみがあります。
キックなら、アタックの強さや音程の下がり方まで、つまみで決められます。
左上の SCENE と DRUM KIT からプリセットを選べるので、最初はつまみに触らなくても音が出ます。
公式の動画では、プリセットを切り替えながら、いろいろな909の鳴り方が聴けます。
パターンを組む機能と、2つのエフェクトが中に入っている
Drumazon 2 には、実機と同じようにステップでリズムを組むシーケンサーが入っています。
数百のパターンが最初から入っていて、ボタン1つで新しいパターンを作る Randomizer や、叩いたタイミングをそのまま記録する Tap もあります。

ステップごとに、2回打ちのように聴こえる Flam や、細かく刻む Substep を付けられます。
できたパターンは ドラッグで MIDI として DAW に書き出せるので、Logic Pro のトラックに移してから細かく直すこともできます。
もう1つの特徴が、音にかける2つのエフェクトの通り道(バス)です。
公式サイトは「元の909の音は少し乾いていて、そのままだと物足りない」と書いていて、その分をこのエフェクトで補う考え方です。

ディストーションやビットクラッシャーで汚したり、リバーブやディレイで広げたりと、プラグインを足さずに中で仕上げられます。
私は 909 の音を Battery 4 で鳴らしている
909の音が欲しいとき、私がまず開くのは Battery 4 です。
キットの一覧に「909 Detailed Kit」や「909 Multiple Kit」があり、909と言えばすぐ出てくるのがありがたいところです。

ただ、Battery 4 も XO も、いろいろなドラムを幅広く鳴らすタイプの音源です。
私は909や808だけに絞った「特化型」の音源を1つも持っていないので、そういう音源が1つあってもいいと考えています。
Battery 4 でのキットの選び方や鳴らし方は、Battery 4 の使い方にまとめています。
Roland の TR-909 と比べると
909の音を再現するプラグインには、Roland 自身が出している TR-909 もあります。
Roland 公式の説明では、実機の回路を再現する ACB という技術で作られ、楽器ごとのゲインを上げて内部の回路をわざと歪ませることもできます。

画面は実機そのままの見た目で、シーケンサーは楽器ごとのレーンに広げられています。
1つのパターンに8つのバリエーションを持てて、オーディオや MIDI をドラッグで DAW に移せます。
公式や Plugin Boutique で分かる範囲を、私の Battery 4 も入れて表にしました。
| 項目 | Drumazon 2 | Roland TR-909 | Battery 4 |
|---|---|---|---|
| メーカー | D16 Group | Roland | Native Instruments |
| 中身 | 909の11の音の再現 | 909の音の再現(ACB) | 909を含む多くのドラムのキット |
| パターンを組む機能 | あり(Tap・Randomizer・数百のパターン) | あり(楽器ごとのレーン・8つのバリエーション) | なし(DAW で打ち込む) |
| 音にかけるエフェクト | 2つのバスに歪み・リバーブなど | 楽器ごとのゲインで歪ませる | セルごとにフィルター・コンプなど |
| MIDI を DAW へ | ドラッグで書き出し | ドラッグで書き出し(オーディオも) | DAW 側で打ち込む |
| 通常価格(Plugin Boutique) | ¥20,741 | ¥25,970 | ¥34,680 |
909の音だけが欲しいなら、Drumazon 2 と TR-909 は同じ土俵の製品です。
TR-909 は Roland 本家という安心感があり、Drumazon 2 は エフェクトまで中で仕上げられて、通常価格も少し安いという違いになります。
D16 Group のほかの製品の傾向は、会社のセールページにまとめています。
D16 Groupのセールはいつ?Decimort 2の買い時|ビットクラッシュ好きのボカロPが「Logicの付属で足りる」と考えた理由
四つ打ちのボカロ曲に、909 をどう入れるか
四つ打ちのボカロ曲で909を使ったことは、たぶんこれまで一度もありません。
私自身はハウスやテクノをあまり作らないからです。
それでも、909の四つ打ちの音はかなり好きな感じです。
ボカロ曲にはテクノやハウス寄りの曲も多いので、そういう曲を作る人なら 1本持っておく価値はあると思います。
私もテクノ寄りの曲は、これから作るかもしれません。
そのときに、Battery 4 のキットから探すより、909だけに絞った画面で音を作れるのは魅力です。
キックの音作りにこだわりたい人は、同じ D16 の PunchBox 2 も候補になります。
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まとめ:909の「特化型」を1つ持つなら候補になる
Drumazon 2 は、909の11の音と、パターンを組む機能、仕上げのエフェクトまでを1つにまとめた音源です。
Battery 4 や XO のような幅広い音源を持っていても、909だけに絞った道具は別の使い道があります。
私は1万2000円前後なら、あってもいいと思える値段だと感じました。
テクノやハウス系の四つ打ちを作る人は、値段が下がっているときに考えてみてください。
テクノやハウス系の四つ打ちのボカロ曲に、909の音を入れたい人に。
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909に限らず、いろいろなドラムのキットを1本で鳴らしたい人に。
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