曲を書き出す前に、メーターでは何を見ておけばいいのか。
私の答えは、LUFS と、帯域ごとのバランスの2つです。
その2つを最初に見せてくれたのが、IK Multimedia の T-RackS に入っていたメーターでした。
いちばん最初は、このメーターで音を見ていました。
そのメーターを単体で使えるようにしたのが、今回の Full Metering です。
今の私には要りませんが、メーターをまだ持っていない人には、買ってもいいと思える道具です。
IK Multimedia Full Metering を Plugin Boutique で見る →
Full Metering はどんなプラグインか
Full Metering は、音の大きさや周波数の偏りを、目で見て確かめるためのメーターをまとめたプラグインです。
音を変える道具ではなく、今の音がどうなっているかを数字やグラフで見せてくれます。

入っているのは、ピークや RMS、配信の基準にも使われる LUFS のラウドネスメーターです。
ほかに、周波数ごとの量を見るスペクトラムアナライザー、時間の流れで見るスペクトログラム、左右の位相のずれを見るメーターなどがそろっています。
もともとはマスタリング用のソフト T-RackS に入っているメーターの一式で、T-RackS 5 のころから単体でも買えるようになりました(KVR Audio より)。
今の T-RackS 6 にも、同じ流れのメーター一式が入っています。
T-RackS 6 そのものについては、T-RackS 6 の記事にまとめています。

最初はこのメーターで音を見ていた
私が使っていたのは、昔配られていた T-RackS 5 に入っていたメーターです。
曲を作り始めたばかりのころは、これで音の大きさやバランスを確かめていました。
使ってみた感想は、とても見やすく、使いやすかったです。
特に不満を感じたところはありませんでした。
昔使っていたときも、十分に使いやすいメーターでした。
今は Insight 2 と Tonal Balance Control の組み合わせ
今は、Logic の Stereo Out に iZotope の Insight 2 と Tonal Balance Control を挿して音を見ています。
2つを合わせて使うと、波形がさらに見やすくなったと感じています。

特にいいのが、Tonal Balance Control の帯域ごとの表示です。
低い音から高い音までが目安の帯に収まっているかが、ひと目で分かります。

この2つを使っているので、今の私には Full Metering は要らない、というのが正直なところです。
Insight 2 は Insight 2 の記事、Tonal Balance Control は Tonal Balance Control 3 の記事で紹介しています。
初心者のボカロPが、書き出す前に見ておくところ
メーターにはたくさんの表示がありますが、全部を読めなくても大丈夫です。
私が見ておいた方がいいと思うのは、LUFS と、全体の帯域ごとのバランスの2つだけです。

LUFS は、人の耳が感じる音の大きさを数字にしたものです。
曲全体の大きさを見るときは、Integrated の数字を見ます。
帯域ごとのバランスは、低音だけが出すぎていないか、高音が刺さりすぎていないかを見るためのものです。
その2つを確かめて、全体のバランスが崩れていないかを見ておけば、まずは十分だと思います。
Full Metering なら、LUFS もスペクトラムも1つの画面にそろっています。
私がどんな数字を目安にして仕上げているかは、こちらにまとめています。
この値段で買うか
私は、買ってもいいと思います。
優秀なメーターは、あって損はないからです。
ただ、メーターにしては高いと感じる人もいると思いますし、もっと安いメーターもほかにあります。
なので、この画面の見え方が気に入った人には、買う価値があると考えています。
ほかのメーターと比べたい人は、SSL Meter Pro の記事も参考になると思います。
IK Multimedia のほかの製品のセールの来かたは、IK Multimedia のブラックフライデーの記事にまとめています。
まとめ
Full Metering は、T-RackS に入っているメーターの一式を単体で使えるようにしたプラグインです。
私は最初にこのメーターで音を見ていて、見やすさに不満はありませんでした。
今は Insight 2 と Tonal Balance Control があるので要りませんが、メーターをまだ持っていない人には、買う価値があると思います。
見るところは、LUFS と帯域ごとのバランスの2つからで大丈夫です。
メーターをまだ持っていなくて、この画面が見やすいと感じた人に。
IK Multimedia Full Metering を Plugin Boutique で見る →
LUFS と細かい表示を、自分好みの並びで見たい人に。
iZotope Insight 2 を Plugin Boutique で見る →
帯域ごとのバランスを、目安の帯とひと目で比べたい人に。
iZotope Tonal Balance Control 3 を Plugin Boutique で見る →






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